2016年1月17日日曜日

リオ五輪予選。1位通過確定

オリンピック予選でもあるAFC U-23選手権で日本は初戦の北朝鮮に続きタイに勝利、サウジアラビア戦を残して1位通過を決めた。今回は正直オリンピック出場の可能性は50%程度と思っていたので、ここまでは事前予想以上の良い流れになっている。このチームは守備に関しては安定しているので、課題は攻撃力だった。初戦は植田の1点にとどまったが、2戦目でFWの軸で得ある鈴木武蔵と久保裕也が得点したことが大きい。スピードスターの浅野も動きは良いので、これで南野が絡めれば決勝トーナメントを盤石な体制で迎えられる。今回も鬼門は準々決勝になるだろう。ここのところの嫌なジンクスを突破して、アトランタから続くオリンピック出場を掴んで欲しい。

マリノスが始動して約1週間。藤本と矢島の移籍が決まった一方、ボンバーの契約更改や外国人助っ人の話は未だ聞こえてこない。23日の新体制発表会までには安心させてほしい。できればサプライズも・・・

読了:
「ギリシア人の物語Ⅰ民主政のはじまり」(塩野七生)

  • 「ローマ人の物語」以前のヨーロッパにおいて中心の位置づけにあったギリシア。今回本書を読んで、高校世界史で扱われているのが極めて表層的な「歴史」だという事を改めて痛感。民主政が確立する中で、名前だけは受験用に記憶していた陶片追放がどのように実践されたのか、ペルシア戦役でのマラトンの戦いやサラミス海戦がどのようなものだったのかなどが理解できた。(評価A)
「ウォール街のアルゴリズム戦争」(スコット・パタースン)
  • マイケル・ルイスの「フラッシュ・ボーイズ」で描かれた金融取引の実態。本書はここに至るまでにどのような過程を経たのか、その中での主役でありながら一般的には全く知られていないジョシュア・レヴィンやヘイム・ボディックといった面々がどのような役割を演じたのかが語られている。アルゴリズム/人工知能の今後を考えると、金融取引がどうなってしまうのだろうか、と不安になる。(評価A)

2016年1月9日土曜日

アデミウソンはガンバへ、新戦力は?契約更新は??

アデミウソンは戻ってこなかった。何と新たなレンタル先はガンバ!本人のコメントがなかなか興味深いものではあるが、いずれにしてもマリノスとの契約は延長できなかったという事だ。宇佐美・パトリックとトリオを組むことになるアデミウソンは脅威だ。ガンバは今年も優勝候補に挙がるだろう。一方、これで外国人枠が一つできたマリノスだが、11日の始動を前にするも新戦力の発表はないし、年明けの契約更新情報も4名のみ(栗原と更新できたのが何よりだが・・・)と心許ない事甚だしい。今は待つのみか・・・

読了:
「私たちはどこまで資本主義に従うのか」(ヘンリー・ミンツバーグ)

  • 経営戦略論のGuruの一人である著者による経済社会論。民間セクター(企業)・政府セクターに多元セクター(社会)が加わりバランスの取れた構造が今後の経済社会のあるべき姿であるとの主張だ。日本のように問題を政府に丸投げしがちな状況を顧みると、環境問題・格差などの問題を解決するのにコミュニティーの関与が必要という考え方には一定の理解はできる。(評価A)
「銀河系惑星学の挑戦」(松井孝典)
  • かつての地球物理学から惑星物理学への進歩にアポロ計画が大きな役割を果たしている事、冥王星の準惑星への格下げの背景、太陽系以外の惑星発見の歴史、更にはそこから見えてきたのが太陽系の特殊性であること等、面白い話が盛り沢山の一冊。こうした本を読むと、毎回様々な分野の科学がどこかで繋がっている事、また日本の科学者の貢献の大きさを思い知らされる。(評価A)
「戦略がすべて」(瀧本哲史)
  • ヒットコンテンツの仕掛け、労働市場の現状、「革新」の必要性、更にはネットやリベラルアーツ、教育や政治といった分野における「成功の方程式」を紹介することで、戦略的思考がなければ勝者になれない事が説かれている。題材の選び方からして戦略的な一冊。特に政治を社会を動かすゲームとして捉えるというのは面白い発想だ。(評価A)


2016年1月3日日曜日

2016年スタート

今年は「区切りの年」とする。年末にそう決めて年明けを迎えた。元日はガンバの天皇杯連覇をチェック、2日は箱根駅伝往路を気にしつつ日枝神社へ初詣へ出かけ、帰りは武蔵小杉に途中下車し、モールを見て回った。そして3日はワークアウト初めと我ながらなかなか充実した三が日だ。

F.マリノスは年末に2選手獲得を発表。奈良輪の想定外?の移籍で手薄になったサイドバックに金井が復帰。またヴェルディから昨シーズン松本山雅でプレーした前田直輝を獲得、アデミウソン・齋藤の去就が「?」の攻撃陣に刺激を与える存在になってくれそうだ。それにしてもレンタル期限を過ぎたアデミウソンはどうなるのだろう?残留という予想もあるようなので発表が待ち遠しい。

DukeバスケットボールはACC開幕戦アウェーのBoston College戦を81対64で勝利。幸先良いと言えそうだ。4月のReunionの時にはバスケットボールチームメンバーと交流する機会があるようなので、ACC・NCAAでの好結果を楽しみにしている。


購入:
「リーダー論」(高橋みなみ)、「地球の履歴書」(大河内直彦)、「イスラム化するヨーロッパ」(三井美奈)、「大変化 経済学が教える2020年の日本と世界」(竹中平蔵)、「宇宙を動かす力は何か」(松浦壮)

2015年12月29日火曜日

投稿No.400!

気づいたら400本目の投稿ということだった。これが今年最後になるので、いろいろ纏めてみたい。

まず、DukeのFootballから。7勝5敗でレギュラーシーズンを終え、ヤンキースタジアムで行われたPinstripe Bowlでインディアナ大と対戦。延長戦の末44対41で勝利!これが何と1961年以来54年ぶりのボウルゲーム勝利ということだ。最後のインディアナのフィールドゴールが微妙な判定といううのもあり、歴史に残る試合となったのではないだろうか。

Dukeバスケットボールはユタ大に敗れ、久々にAPランキングのトップ10から脱落した。敗戦後初戦のElonには圧勝したが、4年生アミール・ジェファーソンの欠場が響いているようだ。若いチームがどれだけ頑張れるか・・・年明けからはいよいよACCリーグ戦開始だ。

次はF.マリノス。年末になって奈良輪のベルマーレ移籍が発表されてビックリした。天野(貴)と比嘉の契約が解除になった上に奈良輪までいなくなり、補強ポイントが増えてしまった!他のニュースは社長交代で、仕事納めまで獲得の情報もアデミウソンとのレンタル契約の結末も報じられていない。動いてはいるのだろうから、年明けに吉報が届くことを期待する他ない。

澤穂希が引退した。しかも、最後に皇后杯タイトルを自らの決勝点で引き寄せるという凄い事をやってのけた。流石というべきだろう。彼女の引退と聞いてボンバーと俊輔の引退がちょっと現実感を増した。特に春先にNHKの番組で対談した俊輔がどう感じたのか聞いてみたい。

読了:
「フォーカス」(ダニエル・ゴールマン)

  • 「EQ」の著者の最新作。最近の研究を基に集中力・注意力について解説しているが、そこから始まり、自らを知り・他者を知り・大きな文脈を読むことの重要性、更にはリーダーとして必要な集中力についても触れられている。事例のいくつかは他の書籍にオーバーラップするものではあるが、後半(Part 6および7)は示唆に富んでいる。(評価A)

「IoTは日本企業への警告である」(齋藤ウィリアム浩幸)

  • IoTはもはや必ずやってくる未来だ。来たるべきSmartな社会に向けて、「自動運転は普及するのか?」といった愚問を投げかけたり、リスクばかりを過大に取り上げるようなこれまでと同じ対応をしていては日本企業はサバイブできない。果たして何人の経営者が著者のこの警告をキチンと受け止められるだろうか?(評価A+)

「21世紀の不平等」(アンソニー・B・アトキンソン)

  • 「トマ・ピケティの師」という触れ込みの著者が、経済的不平等がどのように拡大してきたかを解説、また、イギリスにフォーカスされてはいるが、不平等を緩和するための施策を様々提案している。ピケティのグローバル課税に比べると、はるかに実現性が高く、また財源的な裏打ちについても試算されている点でも実践的だ。経済格差は欧米に比べ小さい日本だが、いくつかの施策は検討に値するものと思う。(評価A)

購入:「スーパーパワー」(イアン・ブレマー)、「ロボットの脅威」(マーティン・フォード)、「ウォール街のアルゴリズム戦争」(スコット・パタースン)、「企業家としての国家」(マリアナ・マッツカート)

今年読んだのは合計160冊。例年より科学に関する本、歴史に関する本を意識して読んだ1年だった。

映画。今週「クリード チャンプを継ぐ男」を見て今年は合計16本。スターウォーズ・ターミネーター・ジュラシックパークといったヒット作の続編に加え、奥さんがヒアリング・マラソンをやっている関係で、毎月のテキストで取り上げられた作品5本を見たので、近年にない鑑賞本数になった。

来年も読書・映画に加えマリノスとDukeを追いかける日々となりそうだ・・・


2015年12月20日日曜日

MもNもいなかったけど、バルサは強かった(CWC準決勝 広州恒大戦)&スターウォーズエピソード7

どうもメッシとは相性が悪いようだ。9年前はケガでそもそも来日できず、今回は急病で試合直前に欠場となってしまった。大混雑の菊名駅で何気なくスマホでニュースを見たときは一瞬「帰っちゃおうかな」と思った。結局MSNがSだけになってしまったが、それでもバルサはバルサ。やっぱり見たかいがあった。
 ボール支配率75%というスタッツが示すように一方的な試合だったが、バルサは守備の意識が強いチームだと思った。パス回しも無理すべきでないところはピケとマスチェラーノまで戻し展開し直すし、たまにカウンターをくらうと一斉に戻って火を消す。ただ、セットプレーに弱点があるのではと感じたのが前半終了間際、GKのブラボが片手でセーブしたシーンだ。
 攻撃では勿論スアレスの決定力は言うまでもないが、イニエスタとラキティッチが素晴らしかった。1点目はラキティッチのシュートをGKが弾いたところを押し込んだものだし、2点目はスアレスの動きを正確に読んだイニエスタのパス(こういうのをキラーパスというのだろう)がすごかった。最後のPKは「あれ??とっちゃった!!」という判定ではあったが、GKの予測が当たったにも関わらず防げないキックの速さに脱帽。その他にもジョルディ・アルバのありえないスピードなど生ならではの迫力があった。(ちなみにキクマリで見たF.マリノスユース和田の得点がスアレスの2点目にそっくりだった。)
 広州恒大はパウリーニョらブラジル人助っ人に助けられACLを取ったが、結局何もできなかった。サンフレッチェだったら?やはり結果は同じだったろう。残念ながらアジアは世界トップクラスのチームとまだまだ実力差が大きいのを再認識した。

「スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒」を見た。毎度おなじみのA long time ago, in a galaxy far, far awayで始まるオープニングから全く飽きることなく一気に突っ走った感じだ。ストーリーに共通した「親子」というテーマは今回も意外な形で繋がっていて、随所に過去のシリーズを連想させる場面があったり、エピソード6からの30年に何が起こったのかを感じ取れるセリフがあったりとまさに「待ったかいがあった」内容になっている。ラストは次作がどのようなものになるか暗示されており、また楽しみだ。

読了:
「ハイデガー哲学入門『存在と時間』を読む」(仲正昌樹)

  • 20世紀最大の哲学者という評価がある一方、ナチスに加担していたことで批判されるハイデガー、その著作である「存在と時間」とはどのような内容なのか。存在するとはどのようなことなのか、デカルトへの批判、から始まり死、良心、時間と解説が進むが、正直消化不良のまま終わった。解説書にしてこの難解さ。恐るべき一冊。(評価B)

「日本の論点2016-17」(大前研一)

  • プレジデント誌連載記事をテーマ別に再集録した日本の論点も3冊目。IS、TPP、大阪都構想住民投票などこの1年余りの時事問題を大前氏はどう読み解いているか。改めて読み直すと、日本に決定的に欠けているのが大戦略というか国家のグランドデザインであるということを毎度の事ながら認識させられる。(評価A)

「ソーシャル物理学」(アレックス・ペントランド)

  • サブタイトルにある「良いアイデアはいかに広がるか」という点で、「職場の人間科学」と似ているなと思ったが、やはり著者同志が繋がっていた。本書の著者ペントランド氏が先駆者ということのようだ。内容は所謂集団の知恵に関するものということで特段の目新しさはなかったが、それよりも「パンくず」のようなデータの蓄積および解析に意味を見出すという研究方法がユニークだった。(評価A)

「輪廻する宇宙」(横山順一)
「宇宙の始まり、そして終わり」(小松英一郎、川端裕人)

  • 2冊とも宇宙がどのように始まったのか、インフレーション理論を中心において解説、更にダークマターやダークエネルギーに関する研究の最先端を紹介している。また、後者は更にこの先宇宙がどうなっていくのかについても触れられている。2冊を比較すると、正直なところ後者の方が読んでいて面白かった。一人が世界最先端の宇宙物理研究施設で活躍している学者で、その対話を通じて小説家が筆を進めるというタッグが上手くいっている為だろう。今後10年以内に更なる発見が予想されるという話を読んでワクワクしてきた。(評価:前者B、後者A)
購入:
「ギリシア人の物語Ⅰ」(塩野七生)、「戦略がすべて」(瀧本哲史)、「銀河系惑星学の挑戦」(松井孝典)

2015年12月13日日曜日

CWCバルサ来日!

アビスパの昇格決定で来シーズンのJ1の編成が確定した。これで井原監督のアビスパとマリノスの対決という楽しみがひとつ増えた。

今週はCWC準決勝で9年ぶりにバルサが見られる!残念ながらネイマールがケガをして準決勝の欠場が決まってしまったが、それでも9年前見られなかったメッシを今度こそ生で見られそうだ。ここ3試合白星なしと少し調子を落としているが、横浜では良い試合を見せてくれると期待する。

読了:
「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」(入山章栄)

  • 3年前の「世界の経営学者はいま何を考えているのか」から始まり、「経営学」の最新トレンドを紹介している著者が、日本に帰国後の経験を踏まえ改めて日本人が理解していない経営学の研究成果を紹介している。「両利きの経営」といった前作でも紹介されている理論や、リアルオプションのように、今のビジネススクールで学べる(であろう)ポピュラーな理論なども紹介されている。今回の方がより経営者・マネジャーを読者として意識しているように思われた。(評価A)
「限界費用ゼロ社会」(ジェレミー・リフキン)
  • IoT、3Dプリンター、クラウド・ファンディングなどの進化により、限界費用が限りなくゼロとなり、様々なモノがほぼタダ(Free)で手に入るようになる社会が到来する。著者の描く未来のキーワードはコモンズであり、シェアである。新たに書き下ろされた章で、中途半端な状態にあるとされた日本に住んでいると、こうした未来の到来は現実味がないというのが正直なところだ。しかし、ドイツがはっきりとそうした社会の到来を国家戦略と位置付けているのと対比されると、日本の将来が不安にならざるを得ない。その意味で恐るべき予言の書といえよう。(評価A+)
購入:
「輪廻する宇宙」(横山順一)、「宇宙の始まり、そして終わり」(小松英一郎、川端裕人)、「IoTは日本企業への警告である」(齋藤ウィリアム浩幸)、「私たちはどこまで資本主義に従うのか」(ヘンリー・ミンツバーグ)、「21世紀の不平等」(アンソニー・B・アトキンソン)

2015年12月5日土曜日

リーグチャンピオンシップ

Jリーグチャンピオンシップはサンフレッチェの優勝で決着した。準決勝で延長を戦ったガンバに対し日程的に優位だったサンフレッチェだが、アウェーの初戦は1点ビハインドでアディショナルタイムに突入。しかしそこから奇跡のような逆転で勝利を掴んだ。第二戦も今野に先制を許し、なかなかチャンスが作れなかったが、第一戦で決勝点を挙げた柏のクロスから浅野がヘディングシュートを決めて引き分けに持ち込んだ。
 
いろいろと議論のあったチャンピオンシップだったが、準決勝も含め3試合とも良いゲームだった。いずれの試合も交代選手が決勝点に絡む活躍を見せたのが印象に残った。今回残った3チームのサッカーの質ではやはりサンフレッチェが頭ひとつ抜けていたし、一番チャンピオンに相応しかった。ちなみに、マリノスとの対戦成績でも1勝1敗のレッズ、2分けのガンバ、2敗のサンフレッチェという結果だ。来年はマリノスがここに残ってシャーレを掲げられる事を夢見よう。


読了:
「戦略思考トレーニング 経済クイズ王」(鈴木貴博)

  • 戦略思考トレーニングも4冊目。今回は何気なく見ている日経の記事をどう読むか、それによってコンサルタントがどのように経済のトレンドを見ているか、という観点からのクイズ50問が出題されている。富士重工が収益率ではトヨタをはるかに上回っている、とか吉野家の仮想敵はコンビニであるといった日本企業のクイズからベトナムのコーヒーがどこで使われているかといったグローバルなクイズまで、解説を読んで「なるほど」という題材が多い。日経新聞は侮れないという事も再認識。(評価A)
「ハウス・オブ・デット」(アティフ・ミアン、アミール・サフィ)
  • リーマンショックという名前がついていることからも分かるように、2008年の経済危機は金融機関の問題というのが定説。しかし、本書の著者たちは、かつての世界危機の前には家計債務の負担が重くなり、個人消費が減少するという前触れがあったことを指摘し、今回の対策で家計債務への対応が不十分だったと批判する。サマーズやクルーグマンらが評価するという本書の示唆は、特にいアメリカにおける今後の不況対策にどう生かされるだろうか、と興味深い。(評価A+)
「BOLD突き抜ける力」(ピーター・H・ディアマンディス、スティーブン・コトラー)
  • 自らも起業家の著者(ディアマンディス)が「エクスポネンシャル起業家」とは誰か、イーロン・マスク、リチャード・ブランソン、ジェフ・ベゾス、ラリー・ペイジから何を学べるか、そうした起業家を助けるシステム(例えばクラウド・ファンディング)をどう活かしたら良いか、といったノウハウを1冊に取りまとめた。先日の日本版フォーブスで日本の起業家ランキングを見て、日本でも多くの起業家が出ていることを知ったが、本書を読むと、「エクスポネンシャル起業家」と呼べるのは何人いるだろうか、と少し寂しく感じたが、解説を読んで「日本人もちゃんと頑張っているじゃないか」と安心した。(評価A)
「メイカーズ進化論」(小笠原治)
  • 「BOLD」と続けて読んだことで、日本におけるメイカーズの現状が良く理解できた。日本の起業家もクラウド・ファンディングを活用している例があったり、大企業とのパートナーシップが一部だが始まっていること。更には大企業で「埋もれかかった」技術がメイカーズにより日の眼をみた例も紹介している。と同時に、毎度のことであるが、欧米のコンセプトの「誤訳」がまた潜在的な問題となりそうなことに危惧した。著者はIoTを「モノのインターネット」と和訳したことに警鐘を鳴らすが、本書を読んで納得。(評価A)