2015年7月26日日曜日

マリノス浮上せず・・・

F.マリノスはアウェーのサンフレッチェ戦0対2で敗戦、これで8試合勝ちなしとなった。前半はどちらも攻め手を欠き、このまま終了と思われたところでPKを与え失点。後半にも追加点を与えて敗戦。後半ラフィーニャが入って若干の可能性が出たが、結局無得点に終わった。これで2ndステージ16位は変わらず、年間通算順位は8位に後退した。せっかく前節ロスタイムの俊輔のゴールで流れが変わることを期待したのだが、何だかドンドン泥沼に嵌っていく嫌な予感がする・・・次節エスパルス戦もこの分だと厳しそうだ・・・

読了:
「日経スペシャル ガイアの夜明け 挑む100人」(テレビ東京報道局 編)

  • ユニクロ(柳井氏)、トヨタ自動車(豊田氏)、日産自動車(C.ゴーン氏)など著名な企業・経営者から、世間には知られていない地域密着企業やNPOまで、従来の常識への挑戦、危機からの回復などに「挑む」100社・100人のストーリーがコンパクトに纏められている。いずれもかつて番組で取り上げられているので、見た記憶がある人もあり、改めてその発言を読むと、「やるべきことを見極め、愚直に取り組む」という共通項(極めて当たり前だろうが)が見えるし、それが経営の王道なのだろうと再認識する。(評価A)

「プロフェッショナルマネジャー・ノート2」(プレジデント書籍編集部 編)

  • 「プロフェッショナルマネジャー」を読んだのはもう10年以上前。かつて学んだビジネススクールの講堂が「ジェニーン」という名前だったのは、この名経営者にちなんだものだった。今回改めてローソン玉塚氏の解説が加わった「ノート」を読むと、「目標から逆算して考える」、「リーダーシップは歩みながら学ぶ」といった「ジェニーン氏の経営論がいかに実戦的か再確認できる。(評価A)

「こうして、世界は終わる」(ナオミ・オレスケス、エリック・M・コンウェイ)

  • 「24世紀の歴史研究者の視点で西洋文明がどうして2093年に滅んだか分析する。」本書の設定はとてもユニークだ。筆者はこうした設定を使って、地球温暖化への歯止めが一刻も早く実行されなければ、文字通り地球規模の危機は免れない、と警告する。市場に任せる事の危険性について、2093年の危機を乗り越えられたのが中国だった、というアメリカ人にとっては受け入れがたいだろう仮説を置くことで指摘している事は重く受け止められるべきだろう。(評価A+)
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「『歴史認識』とは何か」(大沼保昭)、「ザ・原発所長」(上)(下)(黒木亮)、「権力の終焉」(モイセス・ナイム)、「人工知能」(ジェイムズ・バラット)

2015年7月19日日曜日

厳しい2ndステージ序盤戦。俊輔の初ゴールで上昇気流に乗れ!

F.マリノスのミッドウィーク対レイソル戦は0対1で敗戦。早くも2ndステージ優勝の「ノルマ」が赤信号となった。ハイライトで見る限り試合はモンテディオ戦同様マリノスペース。しかし課題のセットプレーから失点すると、そのまま追いつけずに終了となった。ホームの連戦で勝ち点1、俊輔のプレー時間が長かったことがプラス材料というのは情けない。次節はガンバとのアウェー。予想では俊輔はファビオと組んでボランチとされているが、トップ下に起用してアデミウソンとの距離を近くするのが得点力アップの鍵のように思われる・・・

という中でのガンバ戦。2点ビハインドから後半35分過ぎにアデミウソンのゴールで追い上げ、アディショナル・タイムに俊輔が直接FKから劇的なゴールを決めて追いついた。連敗は免れたが、2ndステージ3試合未勝利は3チームのみということで、厳しい状況は変わらない。次節はレッズの無敗記録を止めたサンフレッチェ戦。昨年までは相性の良かった相手なので、アウェーではあるが一泡吹かせてもらいたい。俊輔の得点がきっかけにあると信じよう!

読了:
「佐治敬三と開高健 最強の二人」(北康利)

  • ドラマ「マッサン」でスポットライトがあたったウィスキー業界の王者サントリー。その2代目社長である佐治敬三氏と「スーパー平社員」開高健氏。二人のある意味肉親以上の関係が、サントリーの社史と共に描かれている。読んでいるうちに「やってみなはれ」、「断絶の決定の鎖」というサントリーの企業文化を語る言葉の意味について理解できる。やや鳥居信治郎の話が長いが、なぜ佐治家の養子となったのかを探る上ではやむを得ない所もある。(評価A)

「量子コンピューターが本当にすごい」(竹内薫 丸山篤史)

  • 量子力学の原理を用いたコンピューターとはどのようなものか。本書は一方でコンピューターの歴史を繙き、他方で量子力学の進化を説明することで、その特徴を明らかにしている。チューリング、フォン・ノイマン、アインシュタイン、シュレディンガーなど多くの「天才」たちの研究成果が基になってついに実用化された量子コンピューターは、我々にどのようなメリットをもたらすのだろうか、と考えずにはいられなかった。(評価A)

「政治の眼力」(御厨貴)

  • 第二次安倍政権の内外で存在感を示す政治家および引退した後もその言動が注目される「元」政治家まで、合計25人について、筆者ならではの切り口で評価している。ポスト安倍を狙うであろう自民党の面々だけでなく、連立パートの公明党や民主党などからも選ばれているのが面白い。小泉内閣以降の自民党首相は全員登場するのに、民主党の首相経験者3人が漏れている事自体も筆者の評価なのだろうか。(評価A)

「反資本主義の亡霊」(原田泰)

  • 「資本主義は格差・貧困・戦争をもたらす」という反資本主義論の誤りを、歴史・統計などから丁寧に説いている。また、この流れでトマ・ピケティ「21世紀の資本」についても、資産格差にのみ着目している点で狭すぎる議論と反論を加えている。いわゆる「リフレ派」の立場での議論なので、反論もあるだろうが、アベノミクス以前と以降では間違いなく景気のトレンドが変わってきていることだけでも、筆者の立場は支持できる。(評価A)
購入:
「リーン・スタートアップを駆使する企業」(トレヴァー・オーエンス、オービー・フェルナンデス)、「選択と捨象」(冨山和彦)、「宇宙を創るダークマター」(キャサリン・フリース)、「『昭和天皇実録』の謎を解く」(半藤一利、保坂正康、御厨貴、磯田道史)

2015年7月12日日曜日

2ndステージ開幕。勝ち点2を失った再スタート

F.マリノスの2ndステージ初戦はモンテディオ相手のホームゲーム。ゲーム前にはジェフへの移籍が決まった冨澤を送り出すセレモニーがあり、ちょっとウェットな気分に・・・前半齋藤の得点が入ったあたりでは、楽勝ムードだったのだが、前半終了間際に失点し、結果は1対1のドロー。ステージ優勝を狙うために落としてはならない初戦を落としてしまった。今季初先発の俊輔が入った3列目と前との距離が遠く、次第に効果的なパスが供給されなくなった印象がある。後半はシュートミス(あえて厳しい表現を使う)連発で勝ち越し点を奪えなかった。これで5戦勝利なし。個人的には昨日のような戦い方をするくらいなら、俊輔トップ下、三門と喜田のボランチの方がベターだと思う。次戦レイソル戦ではどんな戦い方になるのだろう。前回書いたノルマ達成には負けられない。。。

読了:
「宇宙はどうして始まったのか」(松原隆彦)

  • 少し前まで、宇宙の始まりはビッグ・バンだと思っていた。だがビッグ・バンをもたらしたものがあるのであれば、それ以前があったはずだ・・・本書は宇宙論の変遷を示すことで、宇宙創成論の変遷について説いている。参加型宇宙とかトップダウン型宇宙(ホーキング)などに加え人間原理のような一見「?」といった宇宙論が紹介されているが、本書のタイトルの疑問は、極めて哲学的でもあるということを再認識できる。(評価A)

「技術大国幻想の終わり」(畑村洋太郎)

  • 戦後の「奇跡の50年」を経て、自ら目標を定めなくてはならなくなって20年。本書では、サムソンやアップルとの比較などの事例を踏まえ、日本企業の技術力過信が現在の低迷の一要因であることを指摘している。また、「価値」の追求にスタンスを変えるべきという第3部の内容は今後の進むべき途を正しく示している。「失敗学」で著名な工学者である著者による「『技術では負けていない!』という思い込みを捨てるべき」という警鐘は重い。(評価A+)

「シフト&ショック」(マーティン・ウルフ)

  • ファイナンシャル・タイムズ(FT)の論説主幹である筆者が、リーマンショックとそれに続く欧州金融危機の根本原因を解説、今後に備えるために何が必要かを説いた一冊。グローバルエコノミーにおける「世界的な過剰貯蓄」、「グローバル・インバランスの拡大」とそれを促した自由化・テクノロジー・高齢化といったトレンドまで捉えることが重要だということが理解できる。今まさに進行中のGrexit(ギリシャのEuro圏離脱)を考える上でも、本書のEuro危機分析は極めて有効だ。(評価A+)
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「マスタリー」(ロバート・グリーン)、「プロフェッショナルマネジャー・ノート2」(プレジデント書籍編集部 編)、「こうして、世界は終わる」(ナオミ・オレスケス、エリック・M・コンウェイ)、「量子コンピューターが本当にすごい」(竹内薫)、「反資本主義の亡霊」(原田泰)、「政治の眼力」(御厨貴)、「ガイアの夜明け 挑む100人」(テレビ東京報道局 編)

2015年7月5日日曜日

なでしこ決勝へ。2ndステージに向けて。Gotham(ゴッサム)

なでしこジャパンはW杯カナダ大会準決勝イングランド戦をあまりに劇的なオウンゴールで勝利、2大会連続の決勝進出を決めた。日本時間月曜朝の決勝戦は前回同様アメリカ戦。ここまで唯一全勝で勝ち進んだ日本だが、アメリカとの実力差はかなりあると言わざるを得ない。更に日程的にも中3日の日本は不利だ。そのあたりを承知してか、佐々木監督のコメントもこれまでよりややソフトになっている。正直今大会は組み合わせに恵まれていたが、それでも決勝まで進んできた事は評価できる。なでしこにはいのない戦いをやって欲しいし、誰より澤には是非ピッチで試合終了のホイッスルを聞いてほしい。

来週土曜日から2ndステージが始まる。1stステージは一度も上位を窺うことなく、最終的にレッズと勝ち点15という大差をつけられて6位で終了した。アデミウソンという武器を得たこと、三門・喜田の台頭でケガ人だらけの状態を何とかしのいだ、というのはポジティブに捉えたいところではある。しかし、1stステージ1位~5位のレッズ、サンフレッチェ、FC東京、ガンバ、フロンターレに3敗2分、しかもホームで2敗2分という状況が示すように、上位との差は大きかったと言わざるを得ない。
 
2ndステージに向けては、攻撃陣は言うまでもなく、守備でも解決すべき課題が多い。まず、戻ってくる俊輔をどう使うのか。速攻重視の戦法ではトップ下で起用することは可能だろうか?守備力にある程度目を瞑って一列下げて使うのか?1stステージではアデミウソンと俊輔がピッチで共演した時間はほとんどなかったが、ここが機能すれば得点力が大きく増す。 
 一方守備では何と言ってもセットプレーの失点をいかに減らすかだ。単にポジショニングをどうするかではなく、ガンバ戦のように、与えてはいけないエリアでFKを与えないためにどうするか、までしっかり考えて欲しい。栗原が戻るので、アンカーにファビオか冨澤を置いて、4-1-4-1という形で俊輔を活かすというのはどうだろう?
 上位との勝ち点差を考えると、通算の勝ち点1位はすでにほぼ不可能だろう。2ndステージ優勝というのが目指すべき目標となる。そのためには7月の5試合で3勝2分がノルマだ。ガンバとサンフレッチェとのアウェー戦は厳しいが、敗戦は許されないという位の意気込みで戦ってもらいたい。まずはモンテディオ戦で圧勝するところを見たい!

このところAXNで放映中の「ゴッサム(Gotham)」にはまっている。バットマン誕生のはるか前のゴッサムシティが舞台で、若き日のゴードン署長が主人公という設定に、ダークナイトシリーズ大好きの身としては見ないわけにはいかなかった。実際に見はじめると、ゴードンとブルース・ウェインだけでなく、ペンギン、キャット・ウーマン、エニグマ、さらにはハービー・デントといった「悪役」たちも結構意外な姿で登場する。ブルースの両親は何故殺されたのか?果たして真相は明らかになるのだろうか?毎週楽しみだ!

読了:
「ハーバード流最後までブレない交渉術」(ウィリアム・ユーリー)

  • 交渉術の古典"Getting to Yes"の共著者であるユーリー氏が、これまで欠けていたピースとして、「自分との交渉」=ぶれない自分でいるという事の重要性について説いている。自分の奥底にある願望を知り、インナー・バトナを養う。人生に対するイメージをリフレーミングし、ゾーンにとどまる。相手を尊重し、与え合う。自分にYesというための6つのステップが経営・政治などの局面でどう活かされるか実例も多く、参考となる。(評価A)

「新1分間マネジャー」(ケン・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン)

  • 社会人になって間もないころ読んだ「1分間マネジャー」が34年ぶりに改訂された。1分間目標設定、1分間称賛はオリジナル通りだが、これまで1分間叱責としていたところが、1分間修正に変わったという。80年代と現在とではマネジャーと部下の関係が変化してきたことを反映している。ただ、本書を読むと、マネジメントの基本的な原理はその当時も今も変わっていないということに改めて気づかされる。(評価A)

「1分間意思決定」(スペンサー・ジョンソン)

  • やるか、やらないかの2つに選択肢を絞り込むことで、決断しやすくなる。「チーズはどこへ消えた」の著者でもあるジョンソン氏は、ストーリーを通じて、自分なりの意思決定のマップ策定が重要であることを説く。本書で印象に残ったのは、自分に正直か、直観を信じているか、自分の価値を信じているか、という自分に対する3つのと問いかけだ。交渉術でもそうだったが、自分自身をしっかり持つことが如何に重要であるかの証拠だろう。(評価A)

「捏造の科学者」(毎日新聞科学環境部 須田桃子)

  • 昨年大きな騒動を巻き起こした「STAP細胞事件」について、当初の記者会見から11月までの経緯を取材メモから改めて整理している。須田氏と養老氏との対談(「文系の壁」)を読んで、やはり読もうと思い本書を購入した。本書を読むと、このような事件が起こる背景や、極めて日本的、それも「日本の官僚的」な組織の対応が問題の徒な長期化・複雑化をもたらした様子も理解できる。本書を読んで、結局STAP細胞はなかったのだということが納得できた。(評価A+)

2015年6月28日日曜日

1stステージは6位で終了。なでしこベスト4!

J1ファーストステージ。F.マリノスの最終戦はアウェーでヴィッセルと対戦し、1対1で引き分け、6位で前半戦終了となった。ハイライトだけでしか見ていないが、相変わらず効果的な攻撃はできていないように思われた。後半33分から俊輔が登場し、アディショナル・タイムにFKの見せ場を作ったのはセカンドステージに向け明るい材料だ。11日のモンテディオ戦は今年4試合目の観戦。ファーストステージ開幕はフロンターレにボコボコにされたし、モンテディオにはアウェーで敗れている。是非今回は快勝して良いスタートを決めたい。

女子W杯カナダ大会。なでしこジャパンは岩淵の決勝点でオーストラリアに勝利、2大会連続のベスト4を決めた。オランダ戦もオーストラリア戦も1点差勝利だが、決勝トーナメントに入り、チームの連動性が高まってきているのが頼もしい。準決勝はイングランドが相手になる。前回予選リーグで負けた相手であり、勿論難敵だが、決勝進出・さらには連覇も十分期待できる。


読了:
「ラプラスの魔女」(東野圭吾)
  • 竜巻で母親を亡くした脳神経外科の娘と父親が手術を担当した無理心中の生き残りの青年。二人が持つ極めて特殊な能力が事件を起こし、解決してゆく。その中で、7年前の事件の真相が明らかになると・・・「そこまではありえないだろう!」と突っ込みを入れたくなるような前提の小説ではあるが、著者のデビュー30周年記念作品に相応しい読み応えのある作品になっている。(評価A)
「21世紀の日本最強論」(文芸春秋編)
  • GDPに代わる指標でみると日本は世界有数の豊かな国であり、近年のノーベル賞受賞者数の増大や都市の安全などまだまだ捨てたものではない。「日本最強論」というタイトルではあるが、本書の肝は、未だに残る弱点(イノベーションを奨励する経営環境の脆弱さ、ブラック企業が発生する構造的な問題など)を意識し、克服すべきという第二章にある。いわゆる「第三の矢」が着目すべき政策課題だろう。(評価A)
「文系の壁」(養老孟司)
  • 「バカの壁」等の著者が、4人の理系出身者との対談を通じ、「理論と言葉」、「バーチャル・リアリティ」、「『唯脳論』と社会」、「STAP細胞『事件』とジャーナリズム」というテーマを論じる。文系の方がデジタルとか細胞が持つ記憶とか本書を読見進めるうちに様々な新鮮な知的刺激を受けることができた。「なめらかな社会とその敵」と「捏造の科学者」の2冊は是非購入しようと思った。(評価A)
「MBAビジネスデザイン」(早稲田大学ビジネススクール)
  • ビジネススクールの講義を基に、WBSの講師陣(McKinseyやBCGのAlumniを含む)が事例討議なども含めビジネスデザインについて解説。「俺の・・・」チェーンを事例としたビジネスモデル論、B-to-B組織営業のコンサルティング例からM&A、ゲマワット教授のCAGEやAAAといったフレームワークを含むグローバル戦略論まで解説が分かり易いのが特徴。日本のビジネススクールのクオリティを示すと言えるだろう。(評価A)
「世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠」(ジョセフ・E・スティグリッツ)
  • 所謂リーマン・ショックへの対応策はどこが問題なのか、ピケティの示したアメリカの資産格差拡大はどのような社会問題に影響しているか。著者は、「えせ資本主義」が今やアメリカを最早世界でも有数の不平等国としてしまっている、と指摘する。本書を通じ、経済問題は政治問題でもあるということを改めて確認できる。面白かったのは著者がスタート直後のアベノミクスを評価していること。現時点での評価を聞いてみたいと思った。(評価A+)
「禁断の魔術」(東野圭吾)
  • ガリレオシリーズ最新作。元々は作品集「禁断の魔術」収録の中編。文庫化に際し、事件の詳細な背景等が加えられて厚みが増している。湯川の高校の後輩が自らの周囲で起きた事件の復讐を計画し、湯川に指導を受けた技術を武器として利用しようとする。後輩を信じたい湯川がどのような行動をとるのか?「シリーズ最高のガリレオ」と著者が断言する苦悩に満ちた湯川が良い。(評価A+)

購入:
「捏造の科学者」(須田桃子)、「シフト&ショック」(マーティン・ウルフ)、「宇宙はどうして始まったのか」(松原隆彦)、「技術大国幻想の終わり」(畑村洋太郎)、「ハーバード流最後までブレない交渉術」(ウィリアム・ユーリー)、「新1分間マネジャー」(ケン・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン)、「1分間意思決定」(スペンサー・ジョンソン)、「佐治敬三と開高健 最強のふたり」(北康利)


2015年6月20日土曜日

W杯予選はいつもこんなもの!?アントラーズ戦

火曜日のW杯予選シンガポール戦はスコアレスドローに終わった。圧倒的に攻めていても点が取れずジリジリする。前回・前々回と全く同じ動きだったが、ただ一つ違ったのは、何が何でも勝つという執念の差だろうか・・・色々な人が指摘している事だが、サイドからの崩しの工夫がなく、本田と香川で中央突破ばかり狙ったこと、香川がディフェンスの間に入りギャップが作れていてもボランチ2人から縦に入らなかったこと、結局イラク戦と同じメンバーとなってやはり固定化されてしまったこと等々、結局ハリルホジッチになっても日本代表の悪癖は直っていなかったということだろう。今後の戦い方・選手起用を考え直す必要を迫られる結果となったのではないか。

F.マリノスは1stステージホーム最終戦のアントラーズ戦で2009年以来のホームでの勝利を狙ったが、0対3で完敗。6位に後退した。これで6試合負けなしもストップ。まだまだ課題が多いということを体感して最終節、更には2ndステージに向かってほしい。

読了:
「新しいグローバルビジネスの教科書」(山田英二)

  • グローバル化とは何かという解説から始まり、グローバルビジネスの変遷、更には今後日本企業が取るべき途は何かまで、まさに「教科書」と言える内容の1冊。「オープン化」、「モジュール化」が進む中で「閉じたクラスタ」で生きてきた日本企業が苦戦しているのはある意味必然でもある。GEのリバースエンジニアリングの取り組み、ヤクルトの「土着化」モデルなど学ぶべき先進事例から学ぶ企業が何社あるだろうか?(評価A)

「リーダーシップの名著を読む」(日本経済新聞社 編)

  • 取り上げられているのはコッタ―、D・カーネギー、S・コヴィーなどそうそうたるGuruによる名著11冊。10冊は読んでいたが、改めて識者の手による解説を読むとそれぞれのバリューを再認識する。逆にこれだけ様々な角度で議論できるほどリーダーシップをモノにするのが難しいという事だ。(評価A)

「新1分間リーダーシップ」(ケン・ブランチャード、パトリシア・ジガーミ、ドリア・ジガーミ)

  • 「1分間マネジャー」シリーズの最新刊。状況対応型リーダーシップⅡという理論の進化を踏まえ改訂されている。自分でも目標設定の際に言っているSMARTはかつてSpecific-Measurable-Attainable-Relevant-Time boundという5つだったが、MがMotivatingにTがTrackableに変わり、動機づけがより強調されているのが興味深かった。(評価A)

「リーダーシップの哲学」(一條和生)

  • 典型的な日本企業から外資系まで12名のリーダーへのインタビューで語られるそれぞれが歩んできたリーダーシップ・ジャーニー、それを踏まえて浮かび上がるのは、「あなたらしいリーダーシップ」を育まなければならないという一見当たり前な結論だ。しかし、12名のリーダーのストーリーを読むと、その意味が良く理解できる。知識創造論とリーダーシップ論を研究してきた著者ならではの「哲学書」だ。(評価A)
購入:
「21世紀の日本最強論」(文芸春秋編)、「世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠」(ジョセフ・E・スティグリッツ)、「MBAビジネスデザイン」(早稲田大学ビジネススクール)、「文系の罠」(養老孟司)

2015年6月13日土曜日

日本4対1でイラクに快勝・・・KAMAKURA

木曜日は久々のA代表戦。ロシアW杯第二次予選初戦を控えてのイラク戦は、前半10分までに獲得した2点で勝負あり。結局4対0で勝ったが、喜んでばかりはいられないのではないか。攻撃陣についてはスタメンの4人(岡崎・本田・宇佐美・香川)は連携できていたし、柴崎との相性も良さそうだが、途中交代で入ったメンバーは強引な突破ばかりで、イラクに試合の主導権を渡してしまった。もっとヤバいのがGKだ。CBとの連携もダメだし、判断ミスもあり、試合勘の欠如はどうしようもないと感じた。シンガポール戦は西川か権田で行くべきだし、最終予選まで展望すると、この状態ならそもそも招集すべきではないだろう。

金曜日は休暇を取って久々に鎌倉へ小トリップ。由比ヶ浜駅近くの店で美味しいお蕎麦を食べ、長谷寺のアジサイを見てきた。朝の「めざましTV」で紹介されていた店を確認しつつ歩き回ったので、結構良い運動になった。奥さんとは「また来よう」という事になりました。

読了:
「メンバーの才能を開花させる技法」(リズ・ワイズマン、グレッグ・マキューン)

  • メインの著者(ワイズマン氏)は「Thinkers 50」に選ばれるGuru、共著者(マキューン氏)は今年上期のベストセラー「エッセンシャル思考」著者でもある。「才能のマグネット」、「解放者」、「挑戦者」、「議論の推進者」、「投資家」という「増幅型リーダー」の要素を「消耗型リーダー」との対比で説明しているので、あるべきリーダーの姿が明確になっている。自分の現状を振り返ると、最近特に消耗型に傾斜している事を自覚した。(評価A)
「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる」(エマニュエル・トッド)
  • 先日読んだ「逆流するグローバリズム」でもEU危機の根本原因の一つとされていたドイツについて、その台頭・突出に懸念を持つ著者のインタビュー再録からなる世界事情の解説書。EU内で一人勝ちするドイツと本来対抗勢力として機能すべきフランスの体たらく。ピケティへの評価やギリシャ危機の解決はデフォルトによるべきといった著者の金融嫌い・金持ち嫌いがフランスの知識人らしい。(評価A)
「入門 組織開発」(中村和彦)
  • プロセス・コンサルテーションとかAI(Appreciative Inquiry)といったツールに関する解説書はあるが、本書のような組織開発の解説書は著者の指摘するように少ない。本書では組織開発の進化やGEなどの組織開発先進企業での取り組みと、実践するためにツールをどう使っていくかが述べられている。新書という限界があるので、入門書と割り切っているが、参考となる部分が大きかった。(評価A)
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「ラプラスの魔女」(東野圭吾)、「禁断の魔術」(東野圭吾)