2007年6月3日日曜日

年金問題

年金問題で改めて思うのは、役人の身内への甘さだ。

今朝のTVでも言われていたし、国会での野党の質問でも出ていたが、不払い問題に対して金融庁が生損保各社に要求している対応と、今回の社保庁への要求とでは明確に後者に甘いと思う

保険会社は仮に契約者からの請求がなくとも、自ら不払いの可能性がありそうと思われるケースは全て対応し、報告させられる。このために、担当部門の社員だけでなく、全国から応援部隊を召集してレ連日深夜まで、土日もなく作業している。褒められたことではないが、全額残業代が請求できるようなものでもない。

今回「消えた」5,000万件のうち、半分弱が「1年以内対応」の対象となるようだが、辻褄あわせでなく、民間がやらされているくらいの調査をするとはとても思えない。おそらく1年後に「やっぱりできませんでした」ということになるのが関の山だろう。その時に「できませんでは済まない!」と言うのは国民であるべきだ。

本件は大いに政争の具とすべし!そうでもしないと本質的な解決などできない。今日はそう思った。

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