2016年12月29日木曜日

準決勝の壁は厚かった(0-2アントラーズ)

2016年最後の試合、F.マリノスは天皇杯準決勝アントラーズ戦で0対2で敗戦。3年ぶりの決勝進出とはならなかった。
 前半はマリノスが攻勢をかけ、惜しいチャンスも多かったが、アントラーズの守備は固く、逆に安易なパスミスから柴崎に絶妙なクロスを上げられ土居に決められてしまう。後半18分に俊輔を投入し、FKから金井がゴールを決めたと思われたが、判定はまたもオフサイド。すると再びパスミスから柴崎→遠藤のコンビで追加点を奪われた。終盤に斎藤のシュートなど惜しい場面はあったが、結局マリノスがゴールを上げることはできなかった。
 準々決勝のガンバ戦と今回のアントラーズ戦では今季リーグ戦の消極的・斎藤&マルティノスのスピード頼りとは異なり積極的でしっかり組み立てる場面が増えてきた。また、俊輔は短い時間ながら「モノが違う」プレーを見せた。しかしながら内容は良いがやはりプロは結果が伴わなければ評価されない。なぜ準決勝の壁を破れないのか?最後のシュートチャンスで決めきるために何が必要なのか?アントラーズとの差は何か?等々。富樫・前田・天野・新井といった面々には多くの課題が見えた試合だったろう。俊輔や学の去就が依然不透明な中、来シーズン主力として更に飛躍するためにそうした課題をしっかり克服して欲しい。

読了:
「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ)

  • 人間(ホモ・サピエンス)は如何にして地球を支配するに至ったのか。本書は単なる歴史書を遥かに超えて生物学・政治学・経済学様々な観点からこの問いに答えている。更にサピエンスは今後どこに向かおうとしているのかと読者に問いかける。極めて内容が濃い1冊。(評価A+)

2016年12月25日日曜日

ホーム最終戦を劇的な勝利で飾る(天皇杯準々決勝 ガンバ戦)

天皇杯準々決勝。F.マリノスは今季5回目のガンバ戦。1勝3分けと負けてはいないが、ルヴァンカップで「アウェーゴール差での敗退」の借りを返したい1戦。マリノスのスタメンでは新井がボンバーと組んでCBに入り、喜田がアンカー気味のポジションで天野・前田・斎藤・マルティノスが中盤を形成、トップには富樫が入る。サブにFWはなし、ただ俊輔が久々にベンチ入りした。

試合開始早々に前田がゴール前に迫り、いつになく良い入り方をしたマリノスのペースと言っていい前半。斎藤のボレーなど枠内シュートもあり、得点できそうだったが、今日は無得点で折り返す。
すると、後半ガンバが攻勢に出てきてマリノスはカウンター狙いになる。一進一退という状況が斎藤のドリブルで動くのは後半15分過ぎ。エリア内で切り返した斎藤をガンバCBがレフェリーの目の前でトリッピング!誰が蹴るのか?と思ったら斎藤が自ら決めて先制する。そのすぐ後にも天野がミドルシュートを決めるが、これはオフサイドで取り消されてしまう。

1対0のまま40分を経過し、待ちに待った俊輔投入直前、CKのこぼれ球から今野に押し込まれて同点にされ、今日も90分での決着はできないのか、と思ったが、アディショナルタイム6分も終わろうとしたとき、天野が今度こそというミドルを突き刺して終了!F.マリノスがアントラーズとの準決勝に進んだ。

あと2試合!大阪で勝ち切って3年ぶりのタイトルを勝ち取って欲しい!

読了:
「人工知能が金融を支配する日」(櫻井豊)

  • AIによって金融機関の「専門職」が置き換わる日が遠くない事がよくわかる。日本の会社は毎度のことながら世界の潮流を様子眺めの状況で、支配的な地位は得られないだろう。(評価A)

2016年12月17日土曜日

天皇杯準々決勝まで1週間

天皇杯へ向けたF.マリノス宮崎キャンプが終わった。榎本・小林・伊藤・パクとケガ人に加え体調不良が続出する状況だったが、木曜日の練習試合では俊輔も後半出場しセットプレーでは「流石」の動きをしたようだ。現時点ではまだ先発する可能性は少ないと思うが、ここ一番で「違い」を作って準決勝に導いて欲しい。

キャンプ中は移籍情報も休みかと思っていたが、サンフレッチェが伊藤にオファーしたとのニュースが入ってきた。年末まで時間が限られている中、そろそろ動きが確定してくるだろう。

FCWCではアントラーズが見事決勝進出を果たした。準決勝は押される展開だったが、決めるべき時にしっかり決める力を持っているところがマリノスとの大きな差になっている。この大会で少なくとも4億円の賞金を手にしたアントラーズは更に選手補強に努めるという。今ですらサッカーの質で負けているのに、このままでは追いつくのがさらに困難になる・・・

購入:
「人工知能が金融を支配する日」(櫻井豊)

2016年12月10日土曜日

天皇杯チケット購入&年間チケット更新

相変わらずネガティブなニュースの多いF.マリノス。水曜日の練習で見当たらなかったファビオの一時帰国で驚かされ、(同じく練習のミニゲームで軽快に動いていた)俊輔の契約がらみでの統括本部長の発言と当の俊輔の「聞いてないよ」に「またか!」とあきれかえり、Kリーグ得点王や扇原、更には泉澤が獲得ターゲットになっているというニュースに「何がしたいのだろう?」と首を傾げたりとついつい反応してしまった。そうそう、1月に行われるタイでの試合にJチャンピオンのアントラーズと共にマリノスが出場するという話もあったな。。。

まだまだ先が不透明な状況ではあるが、天皇杯準々決勝のチケットを購入し、先延ばしにしていた年間チケット更新の手続きもした。まずは宮崎キャンプでしっかり練習してガンバとの最終決戦に臨んでもらいたい。来シーズンのことは・・・今は考えすぎないようにしよう・・・

読了:
「サファイヤ」、「高校入試」、「Nのために」(湊かなえ)

購入:
「インターネットの次に来るもの」(ケヴィン・ケリー)、「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ)、「進化は万能である」(マット・リドラー)、「いま世界の哲学者が考えていること」(岡本裕一朗)、「ビッグ・ピボット」(アンドリュー・S・ウィンストン)

2016年12月5日月曜日

カナロコの記事の感想・・・

カナロコの記事をYahoo Newsで読んだ。サポーターの視点から見たクラブの問題点がどの記事より一番きちんとまとめられている。CFGとの提携が決まった時、少なくとも私は先々大きなプラスをもたらすものと期待した。しかしながら、現状を見るとマイナスの影響ばかりクローズアップされている。

20年近く外資系企業で働いてきた経験からすると、問題の根幹は日本サイドに明確な戦略がないか、あってもそれを適切にシェアできていないことにあると思う。一般的な認識とは逆に、多くの「ちゃんとした」グローバル企業の本社は現地のやりたいことを尊重するし、成功できるようサポートしたいと考えている。こちら側がきちんとロードマップを示し、(ここは難しいところだが、)理路整然と伝達することができれば日本サイドのやりたいことを実行することは可能だ。説明しても「何を言っているのかわからない→本社の言うことを聞け」となるのは、日本側の能力が不足していてロジックが破綻しているためだ。

もう一つ。マリノスサポーターへの批判のロジックである「海外のチームがドライ」だというのも必ずしも正しくはない。ローマのトッティ、ユベントスのデル・ピエロ、マンUのギグス、バルサのプジョルといった面々はクラブのレジェンドとしてリスペクトされ、特に後者2人は最後までチームにとどまったままキャリアを終えている。俊輔とボンバーはマリノスに彼らと同等の貢献をしていると多くのサポーターは考えているのだ。これも、クラブの戦略と同様「話せば分かる」レベルの話だろう。

今年初めの就任時、「社長のプロ」だと高らかに自らを称した人であれば、私の戯言など百も承知だろう。是非とも常にトップ3入りできるチーム、ファン・サポーターに愛されるチームを作るための戦略およびロードマップを明らかにして欲しい。

2016年12月4日日曜日

CSが終わり、益々にぎやかになるオフシーズン・・・

J1リーグのチャンピオンシップ(CS)決勝はアントラーズの勝利で終了した。レギュラーシーズンで勝ち点差15あったレッズは、第一戦アウェーでの勝利に加え先制点という2つのアドバンテージを生かせなかった。ここ一番に勝ち切れないのは監督の問題なのだろう。ただ、こうした場に出られることすら望めないF.マリノスの現状を見ると羨ましいばかりだ。

そのレッズが榎本にオファーを出したことがまたまた報道された。更にアビスパが栗原にオファーしたことも明らかになった。カイケは事実上の戦力外通告だし、ファビオの退団も決定的?とされる。レンタル中の選手(北谷以外)はどうなるのか?その他選手の契約更改状況はどうなのか???天皇杯の士気にかかわるのは理解しつつも、そろそろ何かオープンにできないのだろうか?

Duke Blue Devilsはここまで8勝1敗。Maine大との試合で2人のFreshmen、TatumとBoldenがケガから復帰、待望のデビューを果たした。Gilesはまだ回復途上だが、6-7人でRotationをせざるを得なかった緊急事態は脱した。6度目のNCAAタイトルに向け突き進んでほしい。