2012年3月31日土曜日

今日もスコアレスドロー

F.マリノスは今夜もアントラーズとスコアレスドロー。今シーズン1点も取れていないアントラーズにシュート数で負けており、勝てそうな感じのしない戦いだった。おまけに、ドゥトラが登録のミスで出場できなかったらしく、いかにマネジメントがプアか証明してしまっている。重症だ・・・

読了:
「幸福の習慣」(トム・ラス、ジム・ハーター)

  • ギャラップ社の調査で明らかになった、「幸福な人はこんな生活を送っている」という結果が書かれているが、日本のランクが非常に低いことが示すのは、必ずしもここに書かれている通りに生活しても日本人は幸福を感じないということではないか?いずれにしても調査結果はわかるが、Strength Finderとの関連を期待していたため、So what?という本だった。(評価B)
「経営戦略の授業」(名和高司)
  • 日本企業であってもグローバルで戦えている例(ユニクロ、シマノ、無印良品)などを踏まえ、スマートXリーンという戦略論を展開している。自社のケイパビリティを分析するのにバタフライ・モデルは参考になるのではないか。(評価A)
「『成功』と『興味』の法則」(マーカス・バッキンガム)
  • 自分の強みを本当に活かして仕事をしている人は10人に2人だという。本書を読んで、改めて昨年Strenght Finderでチェックした自分のStrengthを確認し、少し方向が見えてきたように思われる。「幸福の習慣」よりは得るモノは多かった。(評価A)
「解決する脳の力」(林成之)
  • 脳のくせを踏まえて行動するというのは、実践が難しいが、本書を読んだ後、改めてこの著者の「脳に悪い7つの習慣」にあったチェックリストを読み返した。やっていないことが半分くらいあって反省した。(評価A)
「リーダーは弱みを見せろ」(鈴木雅則)
  • GE、グーグルでHRにいた著者だけに内容が実践的だ。「自分を知る」というのが第一ステップにあげられているが、これが日本人には一番難しい。360度評価ではないが、部下に評価してもらうのが良いのだろう。リーダーシップ開発の教科書として使える一冊だと思う。(評価A) 
購入:
「響き合うリーダーシップ」(マックス・デプリ―)、「ザ・ミッション」(Dr.ジョン・F・ディマルティーニ)、「人を魅了する」(ガイ・カワサキ)、「新訳 事業の定義」(デレク・F・エーベル)、「循環思考」(横山禎徳)、「財務省のマインドコントロール」(江田憲司)、「アウトクラッシュ」(深町秋生)

2012年3月25日日曜日

早くも泥沼リノス?

F.マリノスはこれまでも(昨年のレイソルのような)昇格チームに星を落とすことが多かったが、昨日のサガン戦は悲惨だった。後半しか見ていないが、何をやりたいのかが見えないし、つまらない。サガンの方が戦術も明確で、どちらが昇格チームか?と思うほどだった。俊輔は明らかにイラついていて、レッドカードを出されても仕方ないようなファウルをしていた。試合後のコメントを聞いても今のチーム状態の悪さしか感じられない。

ただ、この状況は昨シーズンオフからの混迷を考えれば予想できたことだ。明確なビジョンなきまま「ACL」という目標だけが独り歩き。前田ら前線の選手の補強に失敗し、結局マルキーニョスに落ち着いたが、未だリーグ戦出場すらしていない。長谷川や渡邉、水沼らが溌剌とプレーしているのを見ると複雑な思いだ。更にここにきてドゥトラの復帰だという。フロントは何をしたいのだろう?次節のアントラーズ戦で結果が出ないようであれば、少なくとも監督の責任論を免れない状況になるだろう!手を打つなら早い方が良い。正直、一度ゼロクリアにした方が良いのではないかと、昨日の試合を見て考えた・・・

読了:
「2日で人生が変わる『箱』の法則」(アービンジャー・インスティテュート)

  • 「自分の小さな『箱』から脱出する方法」の続編。前作でカリスマ経営者として登場したルーがどのよう「箱」から脱出できたのかが明かされている。自分から『箱』の外に出て相手と向かうというのは実際に行うのが非常に難しいが、相手の立場になって考えるよう愚直に実践しようと思う。(評価A-)
「リーダーシップ論 第二版」(ジョン・P・コッタ―)
  • 初版も読んだが、改めて読み返すと新たな気づきがある。序章の10の教訓がそれだ。リーダーシップへの依存が益々高まっていること、ボス・マネジメントの重要性などは重く受け止めて仕事に生かさなければと思う。(評価A+)
「予測力」(ケビン・メイニー、ヴィヴィエック・ラナディヴェ)
  • NHLの偉大なプレーヤー、ウェイン・グレツキーが「パックの向かう先に動く」という話は以前から聞いた事があったし、経営においてもそのような直観力が重要だという事もわかる。また、どんなにデータがあっても、それを分析しただけでは予測はできないということもわかる。So What?というのが読後の感想だった。(評価B)
購入:
"The Advantage" (Patrick Lencioni)、「経営戦略の授業」(名和高司)、「解決する脳の力」(林成之)、「リーダーは弱みを見せろ」(鈴木雅則)

2012年3月18日日曜日

オリンピック出場決定/デューク終戦/J1早くも波乱?

U22のロンドンオンピック出場が決まった。一時はプレーオフも覚悟したが、最後2試合でやるべきことをやった事が結果となった。前回までと大きく違ったのは、この世代の「主力」となるべき人材(特に攻撃陣)が海外に行っていたり、フル代表との掛け持ちになったことだ。この傾向はますます強くなると思うし、強くなってもらわないと日本サッカー全体のレベルアップができないというジレンマがある。まだまだ先の話になるが、U22世代のメンバーをどう組んでいくかは2016年以降に大きな課題になったと思う。
一方ロンドン大会のメンバー18人をどう選ぶかも難しい。オーバーエイジ枠をどうするか、Jとの調整や海外組の招請など、こちらは嬉しい楽しみだ。個人的にはバックスに闘莉王か中澤、MFとFWどちらかでもう一人オーバーエイジ(遠藤はW杯予選に専念してほしいので阿部、細貝、鈴木啓太あたり)が必要だと思う。攻撃陣では宮市と宇佐美が見たい・・・

NCAAバスケットボールがスタート。デューク・ブルー・デビルズは一回戦でまさかの敗退。今シーズンが1週間早く終わってしまった。シーズン終盤での失速の原因をしっかり反省し、来シーズンに生かして欲しい。

J1は2節終了時点でレイソル、ガンバというACL組に勝ち星がなく、ベガルタ、ヴィッセル、フロンターレとFC東京が2連勝といういささか波乱の幕開けになった。わがF.マリノスにはいい流れが来ていないようだ。

読了:
「会社人生は『評判』で決まる」(相原孝夫)

  • いるんです。うちにも。評価は高いのに、周りに評判の悪い社員。問題なのはそうした自覚がないこと。書店で本書を見つけて読んでもらえると良いのだが・・・それでも自己評価は変わらないのだろう・・・評価・昇進を決める立場からすると肚に落ちる内容だ。(評価A)
「第3の案」(スティーブン・R・コヴィー、フレック・イングランド)
  • 米国のように自己主張をしなければいけない社会においては、本書のような考え方は有効だろうが、私には「?」だった。常にとは言わないが、仕事を効果的に進めていくためには第三の案を考えていくことは選択肢に入れてきているからだ。ちょっと残念な一冊になった。(評価B)
「戦略実行」(マーク・モーガン、レイモンド・E・レビット、ウィリアム・マレク)
  • Executionの重要性について多くのページを割いている点で他の「戦略本」と良い意味で異なっている。また、戦略策定上のフレームワーク(思い、風土、ビジョン)とプロジェクト統率上のフレームワーク(協働、統合、移行)のうち、最後の「移行」が重要だということは、過去のプロジェクト経験から、その通りだと思う。(評価A)
購入:
「幸福の習慣」(トム・ラス、ジム・ハーター)、「『興味』と『成功』の法則」(マーカス・バッキンガム)

2012年3月11日日曜日

1年目の3.11

丁度1年前、地震の直後はオフィスのPCで、本社のボスに「地震が来た」とメールしていた。うるう年のため日曜日になった「1年目の3.11」もPCに向かっている。

「震災を経て、この国をどうしていくのか」というビジョンも何も示されないまま1年が過ぎた。このままで衰退をたどる可能性は日に日に高くなっている。次の総選挙が最後のチャンスだろう。今度こそ正しい選択をしなければ・・・

購入:
「リーダーシップ論 第2版」(J.P.コッタ―)、「予測力」(ケビン・メイニー、ヴィヴィエック・ラナディヴェ)

2012年3月10日土曜日

最終予選組み合わせ決定

昨日W杯最終予選の組み合わせが決まった。オーストラリア、イラク、ヨルダン、オマーンが相手だ。日本戦になるとプラスαの力がでる韓国よりは、オーストラリアの方がややましだし、前回当たりたくないと書いたウズベキスタンとカタールがA組になったことで、私も対戦相手は恵まれたと思う。それに、日程上も有利だという。6月の3試合で勝ち点7を取れれば、今回も最終戦を待たずに出場決定となるはずだ。宇都宮徹壱氏がコラムで書いているように、これもアジアカップで優勝した「ご褒美」(=ザッケローニの隠れたファインプレー)ということだろう。問題は初戦がぶっつけ本番となることだが、個々の選手がこれから約3か月所属チームで技量を高めることで解決できるはずだ。欧州組は時差ボケの心配がないので、この前のような事は心配しなくても良い。

今日からJ1が開幕するし、来週水曜日はオリンピック予選最終戦だ。全ての勢いを最終予選に向けて繫げていって欲しいものだ。

読了:
「官報複合体」(牧野洋)

  • 本書を読んで改めて「日本の報道は信じまい」と思う。「第4の権力」として三権をチェックすべきジャーナリズムが政府のスポークスパーソンになっている実態は深刻だ。ただ、本書は対比するアメリカの現状説明の分量が多いので、ちょっと「くどい」という印象を受けた。その点だけが残念。(評価A)
「国家の『罪と罰』」(佐藤優)
  • 「サピオ」の連載記事の時と違い、テーマ別に並べてみるといかに日本政府には戦略がないか、そのことで周辺の諸国(中国、南北朝鮮、ロシア)との交渉でどれだけ損をしているかが窺える。ちょうどロシアの大統領選直後に読んだので、これからのプーチンの出方に注目したいと思う。(評価A)
「国家の恥」(上杉隆)
  • 「一億総洗脳化の真実」というサブタイトルが示すように、3.11後の「記者クラブ」がいかにウソ・ごまかしをばら撒いてきたか、また、全く反省していないかが細かく記されている。また、世論操作とも思えるニュースの偏向報道(グルジア紛争を覆い隠すオリンピック報道)など、「官報複合体」が如何に害毒を及ぼしているかが良く分かる。(評価A)
「サイエンス入門Ⅰ」(リチャード・ムラー)
  • "Physics and technology for Future Presidents"という原題が示すように、物理・技術の最先端理論が分かり易く解説されている。前著「今この世界を生きているあなたのためのサイエンス」よりも理論の解説に重点が置かれているが、これも面白い。放射能、地震、津波など新聞報道に騙されないようにするためにも有効。「Ⅱ」が待ち遠しい。(評価A+)
購入:
「2日で人生が変わる『箱』の法則」(アービンジャー・インスティテュート)

2012年3月4日日曜日

最終予選への不安

ウズベキスタン戦は最後までゴールが遠かった。それどころか川島がいなかったら終盤更に失点していたかもしれないぐらい「最悪」の試合だった。欧州組は動きが悪く、連動していなかった。一方ウズベキスタンは主力を欠いていると感じさせないほどのゲームだったので、最終予選で一緒になるとやばいと思った。

9日の最終予選組み合わせでは韓国に抜かれて第二シードとなるので、日程は少し厳しくなるかもしれない。イランとは別組になるだろうが、残りの中東勢も手ごわそうだ。特にカタールは将来の開催国としての威信をかけてなりふり構わず初出場を狙ってくるだろうから、避けたいところだ。

6月に向けてだが、Aマッチが組めないし、欧州組の試合勘が「?」という中で、誰を呼ぶかが課題だ。オリンピック予選も終わっているので、清武、酒井(宏)あたりはフル代表招集が可能だし、その他のメンバーはJで調子の良い順に使うという事も考慮すべきだろう。

読了:
「眠れなくなる宇宙の話」、「ますます眠れなくなる宇宙の話」(ともに佐藤勝彦)
  • 古代から人類は宇宙というものをどう捉えてきたのかが中心の「上巻」、最新の宇宙論から地球外生命体存在の可能性を考える「下巻」。共に非常に面白かった。宇宙に関する理論や研究が加速度的に進展していることを改めて知り、日本人の貢献を誇りに思った。(評価A)
「新聞・テレビはなぜ平気で『ウソ』をつくのか」(上杉隆)
  • 「記者クラブ」に守られた日本の「ジャーナリスト」は如何に世論を誘導するのか、が良く分かる。官報複合体の実態、新聞記者の質の悪さを再認識した。日本の新聞を100%信じてはいないつもりだが、その割合はこれからもっと低くしよう。(評価A)
「日本経済の真相」(高橋洋一)
  • これもある意味「官制報道」のウソを正そうという試みの1冊だ。財務省の手の内を知る著者だけに、資産を考えると財政の状況は言われるほど酷いものではないという点など説得力がある。ただ、「上げ潮政策による税収増」だけで現状の財政状況を抜本的に改善できるかは若干疑問だ。(評価A-)
「IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ」(冨山和彦、経営共創基盤)
  • ファイナンス面からの経営分析でなく、戦略面に重きが置かれている分「実践的」な経営分析本だ。事業の置かれている環境、勝ち抜くためのKFSなどをしっかり理解していくことで、より正解に近い経営分析ができるのだと納得した。(評価A+)
購入:
「会社人生は『評判』で決まる」(相原孝夫)、「戦略実行」(マーク・モーガン、レイモンド・E・レビット、ウィリアム・マレク)

その他:
デューク・ブルー・デビルズは日本時間今朝のUNC戦で敗れ、ACCレギュラーシーズンを2位で終了。これでNCAAトーナメントの第一シードはなくなったと思う。ただ、来週のトーナメントで勝つことで第二シードは確保してほしい。それにしても、もうシーズン終盤か・・・