2010年9月26日日曜日

体調管理

 ここのところ急に涼しくなったせいで、風邪を引いたようだ。何となく熱っぽいし、咳が出る。テニスをやったのも裏目に出た。これ以上悪化しないよう気を付けよう。

J1はグランパスがやや独走状態。追いかけるチームの方が痛い取りこぼしで勝ち点差が開きつつある。マリノスも昨日の敗戦が終戦?ベガルタにはうまく試合をはこばれてしまったようだ。

読了:
「ゲーム理論で不幸な未来が変わる」(ブルーノ・ブエノ・デ・メスキータ)
  • 著者は「21世紀のノストラダムス」と呼ばれているそうだが、ゲーム理論は経営もさることながら、政治の世界では使える領域が広いことがよくわかる。日本でもこの種の分析はしているであろうが・・・今回の尖閣諸島問題はどう判断されたのだろうか????(評価A)
「カイシャ維新」(冨山和彦)
  • 何よりの驚きはこの本が「朝日新聞出版」から刊行されていることだ。そのぐらい内容は朝日っぽくない。日本経済の復活にはM&Aの活用が必要とは個人的にも思っているが、そのために「カイシャの掟」を壊す必要があるので、実際には困難が伴うと思う。(評価A+)
「考える力をつくるノート」(茂木健一郎ほか)
  • いろいろなベストセラーを生んでいる著名人による「講義集」。改めて並べてみると、皆が言っていることに大きな違いなどないということが改めてわかる。(評価A)

2010年9月18日土曜日

大学でお買物

 今日は10数年ぶりに大学のキャンパスに行った。TVで見て気に入ったUT(University of Tokyo)ロゴのキーホルダーを買い(おまけにストラップも購入)、教室のある建物をぐるっと廻り、学食で食事と懐かしさ一杯の一日だった。奥さんも昔通っていた和紙人形教室があった谷中の店でグッズを買い込み満足したようだ。久々に歩き疲れたが充実。

 帰ってきてほんの一瞬マリノスのゲームを見た。結果はオーライ。得点シーンもそうだったが、俊輔の好調が維持されているように思われるプレーが少ない時間の中でも見られたので、更に上位進出も可能と期待する。他ではFC東京の不調が目につく。監督交代が必要な程悪い状態と見える。

読了:
「ビジネススクールで身につける 仮説思考と分析力」(生方正也)
  • 仮説思考と分析力という別の本がかける2つの能力(著者が書いているようにMBA課程やコンサルで徹底的に学ばされる能力)だが、表裏一体であるという整理の仕方に同感。ただし、サントリーの「伊右衛門」やブックオフなどの実例から考えると、本当にセンスの良いストーリーが書けるような仮説でないと成功は難しいと思う。(評価A)
「マルコム・グラッドウェルThe New Yorker傑作選3 採用は2秒で決まる」
  • 今回も一気に読んだ。大器晩成を可能とするもの(パトロンの存在)や、「第一感」、「War for Talent」の問題点などなど、なるほどと思わせる事が満載。3冊通して感じるのは、通説を盲目的に信じてはならないということ。建設的な批判精神が必要だということ。(評価A+)
購入:
「考える力をつけるノート」(茂木健一郎ほか)、「ウェイ・マネジメント」(グロービス)、「カイシャ維新」(冨山和彦)、「コーチング・リーダーシップ」(伊東守、鈴木義幸、金井壽宏)、「十字軍物語1」(塩野七生)

2010年9月12日日曜日

海外組頑張る。国内は?

 香川がブンデスリーガ初得点、長友も活躍し、矢野もデビューした。真価が問われるのはこれからであるのは間違いないが、海外組には頑張ってほしい。国内は酷暑のせいか大味な試合が多いように思われる。特に、フロンターレやエスパルスなど水曜日にナビスコカップを戦ったチームはコンディションが悪かった。やはり秋春制が必要?と感じる。ところで、サッカー批評の稲本はこの点に関する議論を含め「慧眼」というタイトルが相応しい内容の話をしている。いい指導者になりそうだ。
 今朝一番驚いたのはバルサが昇格組に敗れたこと。ボール支配率が70%を超えていたとしても、勝負は別なのだと思い知らされるようなゲームだった。

読了:
「ハーバードの『世界を動かす授業』」(リチャード・ヴィートー)
  • 世界経済をどう読み解くか、ハーバードのAMPで行われている講座の集約。マクロ経済の宿命なのかもしれないが、どうしても政府の役割に関する内容が多くなっている。政府の経済政策が国の「発展段階」とフィットしているかどうかがポイントというのが結論。日本に関する記述は正確だと思う。(評価A-)
「ビジネスで一番、大切なこと」(ヤンミ・ムン)
  • 今年読んだマーケティングの本ではNo.1かもしれない。商品の供給者がサプライヤーロジックで細かな改善に取り組むあまり、結局何も差別化できない商品ばかり増える。リバース・ブランド、ブレークアウェー・ブランドやホスタイル・ブランドなどの考え方は参考とすべきだ。(評価A+)
「街場のメディア論」(内田樹)
  • メディアの問題点に関する著者の意見には賛成するところが多いが、基本的に「反自由主義」的な考え方には賛同しない。ビジネス化=悪、競争=悪といったステレオティピカルな視点が多かったのがマイナス。(評価B)
「成長戦略とM&Aの未来」(ジェラルド・アドルフ、ジャスティン・ペティート、マイケル・シスク)
  • 「序文」で明らかにされているように、日本人読者向けに書き下ろした内容が追加されている。そのこと自体、いかに日本の企業経営が「ガラパゴス化」しているかを示しているのではないかと思う。円高を背景に海外企業の買収が進んでいると聞くが、ここにある「マーガニック戦略」なしでは、バブルのころ同様の失敗を繰り返すのではないか?(評価A)
「コトラーのマーケティング3.0」(フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ、イワン・セティアワン)
  • 「価値主導のマーケティング」(著者が言うところのマーケティング3.0)がいかなるものか解説されている。生産者対消費者という構図から脱却し、共に社会にプラスとなる価値を創造していきましょう、ということなのだろう。最近のピーター・センゲの本を読んでいるような感じもした。正直なところ、まだSo What?という思い。(評価B+)
購入:
「マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選3 採用は2秒で決まる!」、「ゲーム理論で不幸な未来が変わる!」(ブルース・ブエノ・デ・メスキータ)

2010年9月4日土曜日

日本1:パラグアイ0

 W杯後初めてのA代表の試合は香川のゴールにより勝利。結果はオーライだが、連携はいまひとつというだったように思う。中澤がMVPと言えるくらい攻め込まれる場面が多かった。怪我で途中交代となったが、栗原も使える目途がたったのは収穫。全般にサッカー自体の質はW杯よりも高いものだったので、今後に期待したい。

 我が家に車がやってきて2週目。表は暑いが汗の量は減った。やはりメリットが大きかったと思う。奥さんの車庫入れも上手になってきた。

読了:
「競争の作法」(齋藤誠)
  • 2002年から2007年までの「戦後最長の景気回復」が実態の伴っていないものであったことを統計資料により「証明」している。少数派であることを誇りとしている(開き直っている?)態度は立派。競争や自由主義に対する評価もされている点で好感をもった。(評価A-)
「ドラッカー最後の言葉」(ピーター・F・ドラッカー)
  • 「ドラッカーの遺言」として最初に出版された時にも読んだはずだが、改めて読んでみると、日本がこの通りに動いていたらどんなに良かったろう、と思わずにはいられなかった。自分だけは流されずに自らを磨こうと思う。(評価A)
「企業成長の理論」(エディス・ペンローズ)
  • 「ダイナミックケイパビリティ戦略論」に大きな影響を与えているペンローズの代表作。難解!経営者が成長にどれだけの資源を投入できるかに重きが置かれすぎているように思う。(評価B)
購入:
「ハーバードの『世界を動かす授業』」(リチャード・ヴィートー)、「ビジネスで一番、大切なこと」(ヤンミ・ムン)、「仮説思考と分析力」(生方正也)、「街場のメディア論」(内田樹)、「コトラーのマーケティング3.0」(フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ、イワン・セティアワン)、「成長戦略とM&Aの未来」(ジェラルド・アドルフ、ジャスティン・ぺティート)