2017年1月31日火曜日

予想以上の戦力に!?楽しみが増えた!

宮崎キャンプを前にバブンスキーとデゲネクの加入が決まった。また斎藤の残留も決まりそうだ。ヨーロッパの移籍シーズンが終わるので、少なくとも次の移籍シーズン開幕まではこのメンバーで戦うことになる。2人の加入によりヴィエイラ、マルティノス、パクとの5人体制になることで、外国人枠をめぐる競争ができるし、タイでの2試合で自信を深めたであろう若手との競争が激しくなる。これが良い方向に進んでチーム力の飛躍的な向上に繋がることを期待する。ただ、一方では今回加入した2人と斎藤について、夏の移籍の可能性を考えておいてもらいたい。一週間後アルディージャとのトレーニングマッチで活躍するのは誰だろう?

2017年1月27日金曜日

タイキャンプ終了。インターリーグカップは連勝!

F.マリノスのタイキャンプが終了。24日と26日に行われたインターリーグカップ2試合を連勝したことは素直に評価したい。

ベテランの移籍でネガティブな話題が先行した新チームとしては、海外でのキャンプをすることで雑音をある程度防ぎ、練習に専念できたように思う。試合でも1戦目の中島、2戦目の遠藤が結果を出し、富樫もきっちり仕事をした。また、ウーゴ以外の新戦力も試すことができたことで、シーズンへの展望も少し開けてきた。1戦目のセットプレーからの2失点などまだまだ課題は多いが、来週からの宮崎キャンプで連携を深めていって欲しい。

新シーズンの日程が発表された。初戦は榎本、第2節で兵藤、4月8日は俊輔がマリノスと対戦する。小林と小野が所属するサガンとはルヴァンカップでも対戦が決まった。更に「因縁の」ガンバにはファビオも加わった。お互いやりにくさはあるだろうが、マリノスの若手には遠慮することなくぶつかって成長の証を勝利という形で示してもらいたい。開幕まであと4週間!

2017年1月16日月曜日

F.マリノス新チーム始動

チームの発表にイライラさせられた2週間が終わり、新体制発表会を経てチームが始動した。

発表会では、過去に触れる話は一切なし。「翼世代」の新社長が所信表明を行ったが、少なくともサッカーへの関心が薄かった「プロ社長」よりは期待が持てそうだ。統括本部長から3つの方向性が示されたが、「DNAの継承」には引っかかった。チーム生え抜きの3選手(俊輔・榎本・兵藤)が事情はそれぞれあるものの一気に移籍するような状況を招いて、どうやって継承するというのか?松橋HCの就任を指すというのであれば、”So what?”だ。お手並み拝見というところだ。

その後の新背番号の発表で、1・9・10が欠番、11が薄いグレーというのは寂しいものがあった。ウーゴが7番というのはどういうことなのか?1トップは伊藤とケイマンでウーゴはアデミウソン的なストライカーなのか?とすれば9番を獲得するのか?まだ流動的なのだろう。



そして新チーム始動日。朝練に参加したのは伊藤・栗原・マルティノスを除くメンバーで、報道誰ていた通り契約未更改の斎藤も参加した。昨年のチームに比べ若返ったという印象が強く、ひとりボンバーが浮いていた(笑)個人的には喜田・天野・前田が張り切っていたのと、下平が元気そうだったのが良かった。松橋HCがコミュニケーションを積極的に取っていたのも好印象。若手をうまく引っ張っていって欲しい。今週後半からのタイキャンプでしっかり連携を深め開幕を迎えてほしい。

2017年1月12日木曜日

F.マリノスの「迷走」に関する一考察

まだ斎藤の動向に関するサプライズがあるかもしれないが、シーズンオフのマリノスの迷走について、ここまでの経緯を自分なりに整理し、考えを述べたい。

時系列に並べると事態はこんな形で推移してきた:
  • リーグ最終戦前日の小林との契約満了発表
  • 中澤への年棒半減提示と再提示
  • 社長名でのサポーターあてメッセージ発表
  • 監督続投発表と選手の反発
  • 俊輔への永久契約提示のマスコミリーク
  • 年頭社長あいさつのスキップ
  • 一連の移籍発表タイミングの遅さ(すべて事前に報道されていた内容の追認)
  • 俊輔移籍に関する「クラブ」のメッセージ
  • 社長交代発表
まず初めに、今回の動きを「欧州流」対「日本流」という構図に単純化することはできないと考える。昨シーズンのチーム構成および戦績を見たとき、世代交代が必要であることはコンセンサスだったのではないか。したがってクラブがその戦略を遂行するために、たとえ成績が不満なものであっても監督を続投させる方が良いと判断したのであれば、それも良いだろう。また、ベテラン選手との契約更新について厳しい態度で臨む必要もあったのだろう。クラブが前進するためには痛みを伴う改革も已むを得まい。(勿論、ここまではクラブの戦略を是とした上での話で、そのこと自体に疑問がない訳ではない。)組織を預かった経験のあるものであれば必ずと言っていいほど直面する事態だ。それがこれほどまでに大事(おおごと)になったのは何故なのか?

裏で何が起こっていたのか知らないが、表面に今回のような一連の動きが浮かんでくれば、不安が煽られ、ネガティブな報道がエスカレートしたのは当然のように思う。先を読んで広報戦略をしっかり立てることができていなかったのではないか?また、クラブとして何がしたいのか、監督続投はその中でどういう意味を持つのかといった話がどれだけカギとなるベテラン・中堅選手とできていたのだろうか?更に監督には選手の持つ不満を踏まえ、改善すべき点について合意形成ができていたのだろうか?伝わっているように現場(監督‐選手間)のコミュニケーションが破綻している難しい状況ならばフロントが動いて修復するのが筋だ。言葉がきつくなるかもしれないが、「飾り物の社長」であっても十分できる仕事だ。

全て結果論だが、マリノスの経営陣・フロントがチェンジ・マネジメント(変革管理)に長けていればここまでの状況を招くことはなかっただろう。少なくとも俊輔が懊悩煩悶することはなかったのではと残念に思う。結局F.マリノスは2010年から学ぶことなく今回更に大きな傷跡を残すことになった。このような事態を二度と繰り返さないため、刷新される経営陣・フロントはafter action review(事後検証)をしっかりやって欲しい。新体制発表会でどんな話がされるのか興味深く聞きたい。

2017年1月8日日曜日

結局報道通りの俊輔ジュビロ移籍決定

1月になってようやくF.マリノスの選手動向が正式発表された。勿論サプライズは俊輔と榎本の移籍ではあるが、覚悟していたので「やっぱりか」という感じだ。ただ、俊輔が年棒の低いジュビロを選んだと聞いて改めてF.マリノス経営陣・フロントに対する疑問が膨らんだ。移籍発表のあとでHPに掲載されたステートメントも相変わらず形式的なもので、私には功労者への愛情が微塵も感じられなかった。これではファン・サポーターは納得しないだろう。俊輔が好き>マリノスが好きというサポーターがどれだけいるかわからないが、スタジアムで着られているユニフォームの相当数が10番であることを考えると、年末に神奈川新聞が報じたようにクラブ経営にとって少なからず大きなマイナスになるだろう。社長・統括本部長は来週の新体制発表会で何を語るのだろう?

2017年1月4日水曜日

「エルゴラッソ総集編 横浜F・マリノス365」を読んで・・・

新たな年を迎え、まだ何のアナウンスもされない中、エルゴラ総集編をじっくりと読んだ。スタジアム観戦した試合を、数か月しか経っていないのに懐かしく思い出したが、同時に昨年のF・マリノスは客観的にみるとタイトルを狙える状況ではなかったことを今更ながら再確認した。

何と言ってもケガ人が多すぎた。2ndステージ終盤では2種登録の選手をベンチ入りさせざるを得ない状況に陥ったほどで、元気な選手であっても大変だっただろうことが伺えた。こうしたケガ人の発生とマリノスタウンからの撤退にはやはり因果関係があったのだろう。

そんな中で若手が実戦デビューを果たし、経験を積んだことは一定評価できる。特にリーグ戦終了後、ミニキャンプを経て迎えた天皇杯の2試合は来シーズンに向けて可能性を感じることができた。ただ、以前書いたようにアントラーズとの差は明らかであり、今現在報道されている補強状況を見ると、その差が更に広がることを懸念する。また、アントラーズ同様マリノスが昨シーズン勝てなかったレッズ・FC東京・フロンターレも積極的な補強を行っており、これらチームに勝つには正直まだまだ力不足だと感じる。明日以降新体制発表会までの10日間、選手の移籍情報など多くのサプライズが危惧される中、それでもマリノスが来シーズン上位に食い込むために最低限必要なのは、天野・富樫・前田・遠藤・パク・新井といった今年出場機会を増やしたメンバーがベテランに迫り・追い越し、主力として文句のない働きをすることだ。彼らの奮起に期待する。