2017年6月4日日曜日

神奈川ダービーは快勝。監督の首が繋がった!?(2対0フロンターレ戦)

この一週間の2試合は監督を続投させて良いか決まるぐらいの意味を持っていたと思う。ACLで敗退したアントラーズが監督交代に踏み切ったのに、ベストメンバーの出し惜しみでルヴァンカップ予選敗退の監督が続投するのか?いかに試合内容は良かったと言っても結果が伴っていなければ、こうした意見が出るのは当然だ。そういう意味で個人的にはこのダービーが正念場だったと思う。

結果は2対0での勝利。内容も今季一番だったと思う。サイドを入れ替えた齋藤とマルティノスが効いていたし、喜田に代わり中町が扇原と組んだボランチはデュエルはもう一つでも展開力が高かった。ポゼッションでは下回っていたが、決定的なチャンスは与えず、前半からいつになくチャンスを作っていたので、ひょっとすると勝てる、と思いつつハーフタイムに入った。
すると後半、天野のクロスをファーのマルティノスが折り返し、ウーゴが見事に決めた。その後押し込まれ相手のミスやオフサイドで救われたりする場面があったが、39分に交代直後の富樫がファーストタッチで見事なループシュートを決め2対0で快勝した。

これで全てOKという訳ではない。ビルドアップでのミスからカウンターを食らう悪癖は今節も出ていたし、アディショナルタイムのチャンスを決めきれないのも問題だ。しかし、今節の勝利はこれまでよりも明るいもので、しばらく監督の首は繋がったのだろう。

2017年5月27日土曜日

ウーゴ覚醒?2試合で4得点(カップ戦2対1サガン、リーグ戦3対1エスパルス戦)

先週の最低な試合から1週間。代表ウィーク前の4試合が始まり、F.マリノスはアウェーのカップ戦とリーグ戦を連勝で折り返した。

今週のヒーローはウーゴで良いだろう。水曜日のサガン戦、前半の良い流れが相手の選手交代により断ち切られた中、バブンスキーの頑張りから得たチャンスで冷静に決め先制。更に、同点に追いつかれた後アディショナルタイムで仲川が獲得したPKを決め、チームの3位浮上&プレーオフに近づく勝利に繋げた。

土曜日のエスパルス戦。松原の移籍後初ゴールで先制した前半25分過ぎ、ウーゴは伊藤のアクシデントで急遽ピッチに入る。前半終了までの見せ場は前田のクロスにヘッドで合わせようとした場面のみ。しかし、後半立ち上がり早々に追いつかれた直後、マルティノスの高速クロスにピンポイントで合わせ、リーグ戦では3月4日以来約3か月ぶりのゴールを決め、更にアディショナルタイムには前がかりになったエスパルスの守備陣を切り裂いてダメ押しゴール!これまでの不振が嘘のような決定力を見せた。

エスパルス戦は齋藤が欠場したことで苦戦が予想された。齋藤不在の前線はマルティノスを左にシフトし天野を一列前に上げた布陣でスタート。ベンチには山中に加え中島と仲川というカップ戦で活躍した2人が入った。勝利はしたものの相変わらずビルドアップでのミスが多いし、栗原を入れてからは、「予定通りの」防戦体制でロングボールからの淡泊な攻撃しかできなかった。また齋藤に加え伊藤もケガしたようだし、この勝利が水曜日に控えるカップ戦プレーオフを賭けたサンフレッチェ戦、更には神奈川ダービーのフロンターレ戦にどう繋がるかは正直明確に見えてはこないが、ウーゴの復調がチーム内競争を良い方向に向かわせてくれると信じよう。この2試合は正念場ですよ!


2017年5月20日土曜日

チーム状態は改善するどころか、むしろ悪化(1対1ベガルタ戦)

J1リーグ第12節。先月30日以来の生観戦。最近のチーム状態を表すようにスタンドは空席が目立つ。前節の勝利を梃に日産スタジアムで9戦ぶりのベガルタ戦で連勝を狙うF.マリノスはバブンスキーに代わり前田がトップ下に入りキックオフ。

 まるで3連敗中に逆戻りしたかのようなマリノスはスタートからベガルタにほぼ一方的にボールを支配され、しばしばゴールを脅かされる。相手のシュート技術の乏しさと飯倉のセーブがなければ30分までに試合が決まってしまったのではないだろうか。ミロシュの超ロングシュート?ぐらいしか見せ場のないままアディショナルタイム。それまで良いところのなかった前田がカウンターから右サイドを抜け出しゴール!なんとリードして折り返すことになった。

 後半も基本は同じ。攻撃が機能しないマリノスはシュートにまで持ち込めず、ベガルタの拙攻に救われ続けるが、やはり1対0のままでは終われなかった。CKに飛び込んできた選手をフリーにし、ゴールを割られてしまう。その後も齋藤が足を痛め交代?と思ったら前田も故障し、こちらが先に交代することに、するとマルティノスが状況を理解していないのか、とっととタッチへ出すべきボールから攻めようとして奪われたり・・・そんな状況にも関わらず3人目の交代枠は使わずにそのまま引き分けた。試合後の挨拶では流石に堪忍袋の緒が切れたサポーターが多く、ブーイングの方が大きかった。レッズが引き分けたこともあり、9位は変わらず。しかし首位ガンバとの勝ち点差は8に開いた。

 ここ2か月間リーグ戦ではいつも相手の方が戦術で上回る試合ばかり見せられている。攻撃も守備も全てがチグハグ。「若いチーム」などという言い訳では説明できない状況だ。
試合後フロンターレ戦着用の25周年記念ユニフォームを受け取り新横浜に向かう途中で聞こえてきた声、「ベガルタ相手でこれじゃ、フロンターレにはボコボコにされちゃう」、「6月4日はビジター側に座ろうかな」・・・リーグ戦3分の1消化時点で早くも下位との差の方が気になるチーム状態では、抜本的な手を打つ必要があるのではないか?


2017年5月14日日曜日

勝ったものの相変わらず内容に乏しいゲーム(1対0ヴァンフォーレ戦)

J1リーグ第11節。ここまで3連敗のF.マリノスはヴァンフォーレとニッパツで対戦。連休明けの日程で疲れが出てスタジアム行きをギブアップ。初めてホームゲームをDAZNで観戦した。
 マリノスは喜田がスタメンに復帰したが、攻撃陣は前節と同じメンバーでキックオフ。立ち上がりは守備重視のヴァンフォーレに対し形が作れず、逆にカウンターからシンプルに2トップを使われペースを握られる。20分ごろから形が良くなり、マルティノスのクロスを伊藤がピタリと合わせゴール!と思ったところオフサイドの判定。リプレーで見ると完全なミスジャッジだった。その後もセットプレーから金井のシュートが枠を捉えたり、齋藤がミドルを放つなどチャンスが増え、ロスタイムにFKからミロシュのヘッドをキーパーが弾いたところを金井が押し込んで先制する。
 後半も同じような展開のゲーム。ただ、ヴァンフォーレの2トップは油断ならない。ミロシュが裏を取られてエリア内であわやPKというシーンを作られるが、今度はミスジャッジで救われた。その後、扇原を入れ天野を前に上げたことで攻撃の形ができ始める。終盤にはヴァンフォーレが1点を取ろうと攻勢に転じたため、逆にマリノスにも決定機が訪れる。カウンターから天野がゴール前でフリーになってシュート!ところが右足で放たれたシュートは枠を外してしまう。その後も喜田のシュートが決まらず、試合を決められない。それでも何とか逃げ切ってやっと勝利を掴んだ。
 久々の勝利を素直に喜びたいところだが、攻撃陣の不振は深刻だ。この試合では金井が積極的にゴール前まで顔を出してアクセントをつけたことが勝因。ただ、齋藤のドリブルは不発。マルティノスも「俺が」の意識が相変わらず強く「シンプル」にプレーできない。バブンスキーは下がってきてしまうのでゴール前は伊藤一人の状態になってしまう。更に交代するメンバーの出来もいまいち。
 勝利という結果で雰囲気だけでも上昇して次戦を迎えてほしい。

PS:DAZNの実況がクラッキーだったので期待したのだが、選手名の間違い(特にマリノスの選手)が多く気になって仕方なかった。残念!

2017年5月7日日曜日

リーグ戦3連敗(0対1サガン戦)

GW最終日、今節最後の試合として組まれたF.マリノス@サガン戦。喜田が負傷ということで扇原と天野のボランチで試合開始。流れを変えたい思いからだろうが、齋藤がタッチライン沿いに張るばかりでなく、中に入ってバブンスキーと入れ替わったりする工夫が見られたが、相変わらず得点の気配がしない前半。扇原の信じ難いチョンボから先制点を与えてしまう。ディフェンスの近くに下がって受けたボールを鎌田にさらわれて独走を許してゴールを決められてしまう。その後も良い位置でFKを得るが壁に当ててしまったのが唯一のチャンスという状態で前半を終える。

後半も流れは変わらず10分が過ぎ、バブンスキーに代えウーゴを投入、2トップにしたあたりから少し攻撃が活性化、更に山中が入ってゴール前にボールを運ぶ回数が増えてくる。しかし、惜しいシュートという意味では40分過ぎの伊藤のポストに嫌われた1本ぐらいで、サガンの方がゴール前の迫力では1枚上だった。これでリーグ戦は3試合無得点で3連敗。負け数の方が多くなり、11位まで後退してしまった。現状のサッカーを続けていては降格争いに巻き込まれかねない。次節ヴァンフォーレ戦は正念場だ・・・


2017年4月30日日曜日

機能しない攻撃をどう立て直すか?(0対1ガンバ戦)

3週間ぶりのリーグ戦ホームゲーム。F.マリノスはガンバに0対1で敗れた。

松原・マルティノス・バブンスキーがスタメンに復帰、トップには伊藤の入った布陣でスタート。前節のリプレーを見るように、齋藤が抑えられ、チャンスが作れない。前後半通じ枠に飛んだシュートはCKからのボンバーのヘッドぐらい。前半はこちらに付き合った感があったガンバだが、後半アデミウソンと長沢を入れてからはチャンスが増え、ついにこちらの右サイドを突破され堂安に決められてしまう。何とかしたいマリノスは最後のセットプレーで飯倉まで上げて同点を狙ったが今節もゴールが遠かった。

ルヴァンカップで流れを掴んだかに見えたが、齋藤・マルティノスの突破頼みを脱することができない・・・10位に後退してしまった・・・ポジションの入れ替えが必要かもしれない・・・

2017年4月23日日曜日

齋藤が抑えられると打つ手なし。(0対2レイソル戦)

J1リーグ第8節。F.マリノスはレイソルとアウェーで対戦。ここ2年はリーグ戦で負けていないが、相性の悪いチームが相手ということで、真の実力が試されたと言うと言い過ぎかもしれないが、重要な1戦であった。

マルティノスが出場停止、松原がケガで欠場、バブンスキーがベンチということで、扇原が今季初スタメン。天野がトップ下、右サイドは新井・前田という布陣でスタート。立ち上がりからレイソルのプレスにてこずり、齋藤も小池のマークが厳しくてチャンスを作れない。せっかく得た良い位置からのFK2回もシュートは枠に飛ばない。そうこうしているうちにフリーのクロスを上げられ、金井のハンドでPK献上。これを決められると、直後にも逆サイドからのクロスを頭で折り返され、中川に決められてしまう。このあとも枠内シュート1本に抑えられて完敗。得失点差もあって9位にまで後退した。

この試合で改めて明らかになったのは、現状のマリノスには「齋藤・マルティノスの『個の力』」以外に戦術がないという事。マルティノスが不在で齋藤が封じ込まれてしまうとゴールの匂いが全くしない。正直選手起用についても「?」ばかりだ。天野がトップ下ならトップはウーゴではなく伊藤だろう。バブンスキーを「切り札」的に使いたいのなら、ウーゴとのセットの方が相手は嫌なはず。

今週はルヴァンカップのアルビレックス戦を挟み、日曜日はガンバ戦。体力的には厳しいが、ホームゲームが続く恵まれた日程だ。もう一度攻撃を立て直して欲しい。

2017年4月17日月曜日

今季アウェー初ゴール!初勝利!!(1対0 サンフレッチェ戦)

25周年記念試合の勝利から1週間、カップ戦からメンバーを「戻して」臨んだアウェーのサンフレッチェ戦。F.マリノスは開始4分の中澤のゴールを守り切りアウェーで初勝利、4位まで順位を上げた。

先制点は天野のFKから、GKとディフェンスの間に絶妙なボールが供給され、マークを外しフリーになった中澤が押し込んだ。外には同じくフリーになった金井もいたことからして、いかにマークが甘かったかがわかる。

この試合ボールポゼッションはややマリノス優位だったが、シュート数はサンフレッチェが約2倍という結果が示す通り、サッカーの質ではマリノスが劣っていた。しばしばこちらの右サイドから良いクロスが供給され、きわどいシュートを打たれる場面もあったが、肝心なところでは集中力が途切れなかった。マリノスは毎度のことながら齋藤とマルティノスの「個の力」頼み。それでも決定機はあったので、そこを決めきれればもっと楽な試合ができた。

次節はレイソル戦。今は質ではなく勝利という結果が出ればOKということにしよう。

2017年4月9日日曜日

25周年記念試合は1か月ぶりの勝利!(2対1 ジュビロ戦)

いろいろな思いが交錯する試合だった。クラブ創設25周年の節目の記念試合というだけではなく、俊輔がアウェーチームの一員として日産スタジアムに立つという意味で、話題となった一戦。4万人には届かなかったが、(勿論今季最高の)38,000人余りが集まった。

スタジアム正面、いつもは齋藤やボンバーが飾られている位置にラモン・ディアス、木村、井原、松永、水沼というJリーグ発足当時のメンバーの巨大ポスターが掲げられ、キックオフ前には春畑道哉氏が”J's Theme"を生演奏。更に帝劇「レ・ミゼラブル」出演者による「民衆の歌」と記念試合に相応しい演出で盛り上がった。

試合はF.マリノスが2対1で勝利。勝因は何と言っても俊輔対策が効いたことだろう。去年までのマリノスの悪い時=俊輔が後方まで下がってしまい、攻撃が活性化できない状況の再現ビデオを見ていたようだった。それでも時折見せる技は「敵にすると怖い」と十分感じさせるものだったし、結果CKから失点してしまった。

攻撃では天野が惜しいシュートを放ち、ウーゴが絶好機を外すなどここ数試合の状況からは脱却しつつあることを感じた。特に松原の動きが良くなって、右サイドからもマルティノスの「持ちすぎ」の弊害をカバーできるようになってきた。ここにバブンスキーや喜田が絡んで更に活性化することが期待できる。ミッドウィークのカップ戦(ヴィッセル戦)では、更なる底上げに向けて遠藤・中島・仲川・扇原に注目したい。

2017年4月1日土曜日

リーグ再開は最悪の出来で敗戦。今季アウェーは全敗(0対2 セレッソ戦)

2週間ぶりのリーグ戦。中断前の2試合で勝てなかったを流れ止めるためにも、また4月1日は創設記念日でもあるので負けたくないセレッソ戦。F.マリノスはマケドニア代表から戻ったバブンスキーをスタメンから外し前田を起用してキックオフしたが、試合開始10分で中町が左ふくらはぎを痛め喜田に交代するというアクシデントが発生する。前半は昨年の悪い時期のマリノスに戻ったかのようだった。マルティノスも齋藤も相手に研究されて思うように動けないため、チャンスらしいチャンスを作れない。そのままセレッソの決定力の無さに救われスコアレスで折り返す。

後半に入っても状況は改善せず、セレッソにFKからのこぼれ球を決められ先制を許す。更に前がかりになったところ逆襲され献上したPKを決められて万事休す。最後まで決定機が訪れないままルヴァンカップに続き0対2で敗れた。

これで今季リーグ戦・カップ戦アウェーは3戦全敗。しかも得点もゼロという情けない状況だ。セットプレーからの失点はなくならないし、サイドを締められると攻め手がなくなってしまう。開幕2連勝は遠い昔のように思われる・・・半ば固定されたスタメンを変えることも含め早期に手を打つ必要があるのでは?

2017年3月26日日曜日

UAEに勝利。次はタイとのホームゲーム

今週は代表ウィークでF.マリノスの公式戦はなし。但し土曜日にはエスパルスとの練習試合が組まれ、0対1で敗れた。HPによると天野・喜田・富樫が出場していない。結果よりもそちらの方が気がかりだ。

W杯予選、アウェーでUAEと戦った日本代表は久保と今野のゴールで2対0と勝利。オーストラリアがイラクと引き分けたことで、半歩前進というところか。ハリルホジッチがようやく本田先発に踏み切った昨年最後のサウジ戦からの良い流れが途切れなかったのが一番の収穫だろう。しかし代償も大きく、大迫・今野のスタメン2人が負傷のため離脱した状況でタイとの一戦を迎えることになった。日本帰国後の報道で本田がいろいろ言っているようだが、現状では「選んでもらえているだけで感謝すべき」ステータスではないか。「クローザー」として起用されたUAE戦でもプレー判断の遅さやポジション取りの悪さは変わっていない。「代表のレベルが追いついた」のではなく、自身のレベルが落ちたということを認めるべきだし、次のタイ戦次第では「代表強制引退」もありうるだろう。

日本代表といえば、W杯予選の予備登録メンバーリストが公表された。F.マリノスからは齋藤の他に松原と山中が入っている。リーグ戦の状態からは正直「?」であるが、こうした評価に恥じないようチームの勝利に貢献して欲しい。また、他のメンバーには「なぜ俺を選ばない?」と堂々と主張できるようなプレーを期待する。

話変わってDuke Blue DevilsはSouth Carolinaにまさかの逆転負けであっけなくシーズン終了となった。ケガに泣かされたこともあったが、最終的にシーズン前から懸念されていた「真の」Point Guard不在が響いたのかもしれない。残念!

2017年3月18日土曜日

ホームで痛い引き分け(アルビレックス戦)

J1第4節。代表ウィークによる中断前の1戦。F.マリノスはリーグ戦・ルヴァンカップと2連敗し、悪い流れを断ち切りたいところだった。この試合、前節大事を取った齋藤が復帰、喜田に代わり中町がボランチに加わり、ウーゴがトップで初先発した。

試合開始からマリノスが優勢の展開だが、アルビレックスも研究しているようで、崩しきれない状況が続く。それでも先制はマリノス。それまで相変わらず周囲を使い切れずチャンスをつぶしてきたマルティノスがカットインしミドルシュート。これがきれいに決まった。すると立て続けに決定機が訪れる。齋藤のシュートはGKに防がれ、天野のクロスをフリーでボレーしたウーゴが外してしまう。開幕戦でも同じだったが、こういう決定機で追加点が取れなかった直後、守備の連係ミスから失点してしまう。

後半も流れは同じ、膠着状態が続く中、これはPKでは?これは明らかなハンドでしょ!これもシミュレーションはおかしいだろ!!主審のジャッジがマリノス不利に見えて仕方がない。終盤は前田と遠藤が交代出場した右サイドが再活性化しもう少しというところまで迫ったが、結局スコアが動くことはなかった。試合終了後のブーイングは主審に対するものだったと思うが、最後を決めきれないチームにもサポーターは決して満足していない。「ルヴァンカップ組」が主力を突き上げるパフォーマンスをできなかったことで、若干「負のスパイラル」に入りかかっているように思う。代表ウィークでしっかり立て直し、次節アウェーのセレッソ戦では、カップ戦敗戦のリベンジを果たして欲しい。

話は変わってDuke Blue Devils。リーグ戦5位に終わったチームだったが、ACCトーナメントではLouisville・UNC・Notre Domeを撃破し優勝。Eastの第二シードでNCAAトーナメントに臨んだ。一回戦はTroyに87対65で順当勝ち。次はSouth Carolina戦だ。チームの調子は間違いなく上向きなので、取りこぼすことなく地区決勝で昨年チャンピオンのVillanovaに勝利、Final 4進出、そして2年ぶりの全米王者目指して進撃してもらいたい。


2017年3月11日土曜日

これが今の実力か(0対1 アントラーズ戦)

ACL日程の関係から金曜日ナイトゲームとなったアウェーのアントラーズ戦。F.マリノスは後半38分、右サイドのクロスを鈴木に決められ敗れた。

開幕からの2試合シュート以外絶好調だった齋藤が大事を取って欠場したマリノス。マルティノスが左に回り、右には前田が入り、トップには伊藤が起用された。試合はアントラーズが優勢ながら、伊藤のシュートなどマリノスにもそれなりにチャンスはやってきた。しかし、肝心なところにレオ・シルバが立ちはだかり、真の決定機には至らない状況が続く。このあたり、やはり齋藤の不在が影響していた。そうこうしているうちに徐々に守備の綻びを突かれるようになり、ついには失点して開幕3戦目で敗北となった。

初めてDAZNでフル観戦したこの試合。1点差のゲームではあったが、試合運びのうまさは点差以上に大きかった。まだまだ上位チームとは差があるのだということを謙虚に受け止め、今できる戦術に愚直に取り組んで欲しい。今は継続が力になることを信じよう!次節はアルビレックス戦!

話変わってDukeバスケットボールチームはACCリーグ戦を11勝7敗と近年にない低調な成績で終了した。しかし今週のACCトーナメントでは現時点でランキング上位のLouisvilleとUNCを相次いで破り、Notre Dameと2011年以来の優勝をかけて戦うこととなった。是非この勢いでNCAAトーナメントに臨んで欲しい。

2017年3月5日日曜日

コンサドーレに快勝!3年ぶりの開幕連勝スタート

F.マリノスのリーグ2戦目はニッパツでのコンサドーレ戦。久々にJ1復帰の相手には兵藤・河合という元マリノス組がいること等の話題で年間チケットの入場にも長蛇の列!何とか席を確保して観戦した。
試合は予想に反して前半はコンサドーレが押し気味の展開。セットプレーからのシュートがポストにあたり、飯倉がお手玉のように弾き出すシーンまであった。F.マリノスは富樫の惜しいシュートがあったくらいで、スコアレスで折り返す。
後半は状況が一転する。立ち上がり直後に齋藤のパスをバブンスキーが見事なボレーで決め先制すると、9分には齋藤がドリブル突破からシュート。これはGKに弾かれるが、詰めていた富樫が今季初ゴール。更に28分には交代直後のウーゴ・ヴィエイラが天野の折り返しを決めて3対0に!その後も無難にまとめクリーンシートで開幕連勝を飾った。

今節2試合を残し暫定首位と幸先の良いスタートを切ったが、まだまだ改善余地は残る。金井の負傷で先発した新井は若干弁解の余地はあるが、松原と共に両サイドバックには奮起を促したい。2試合6得点の攻撃陣も、まだまだ惜しい場面を決めきれていない。次節金曜日、アウェーでのアントラーズとの闘いで改めて実力が試されることになるだろう。

2017年2月26日日曜日

開幕戦勝利(レッズ戦3対2)&歌舞伎鑑賞

昨日は忙しい一日だった。J1開幕戦終了直後にスタジアムを出て歌舞伎座に直行、猿若祭二月大歌舞伎を鑑賞した。こんなことが可能になったのはレッズ戦のキックオフが12時半と早かったためで、DAZN効果?のようだ。

レッズ戦は劇的な勝利。バブンスキーの先制点が早く決まり、その後も押し込まれる時間帯はあったが、飯倉の出来が良く1対0で折り返す。後半は齋藤がビッグチャンスを逃した直後立て続けにラファエル・シルバに決められて逆転されるが、交代出場のウーゴ・ヴィエイラと前田が決めて再逆転。リーグ通算400勝を開幕戦で飾れた。

決定的なチャンスはこの他にもあったが決められなかったこと、飯倉に救われたがレッズにも決定機を与えたこと・・・まだ課題はあるが、3人の新助っ人が機能したことで上位チームと戦えると証明できたのではないか。新アンセムも良いし、新チャントもハマった。次節はコンサドーレ戦。連勝スタートを決めよう!

夜の歌舞伎公演、実は59歳にして初めての体験。勘九郎の二人の子供が初舞台で桃太郎を演じるという話題もあり、客席は満員。内容もさることながら、舞台設定・セリフの言い回し等々、「これが歌舞伎か」と全てが新鮮だった。

2017年2月12日日曜日

背番号10が意外な形で復活

ペンディングとなっていた齋藤学との契約が締結され、背番号が10に変更となった。予想していない形での10番復活となったが、報道を見る限り、学の今シーズンへのコミットメントが現れたものだと考えられる。トップ下候補のバブンスキーではなく学が10番を背負うことはチーム(少なくとも日本人選手)にポジティブなインパクトを与えたのではないだろうか。

チームは宮崎キャンプを終了した。アルディージャとFC東京との2試合で勝利を飾ることができず、6失点(特に主力不在のFC東京に4失点)は、練習試合とはいえ褒められたものではない。あと2週間でどう修正できるか?攻撃陣ではウーゴ・ヴィエイラの出来が気がかりだが、一方で伊藤と富樫が奮起しているので心配は無用かも。今週は練習見学に行ってみよう。

久々にBlue Devilsについて。昨年末から2月にかけコーチKの不在やらAllenの謹慎処分やらゴタゴタし、ACCリーグ戦で4敗を喫したDuke。プレシーズンNo.1評価はどこへ行ったのか?一時はあわやトップ25陥落というところまで落ちたが、ここにきてようやく復調の気配。先週はホームでUNCに勝利したが、Clemsonには2点差の辛勝。まだまだ辛抱は続くが、3月のトーナメントで爆発することを期待している。

2017年2月3日金曜日

J1開幕まであと3週間。改めて冷静に戦力を評価してみた

F.マリノスの宮崎キャンプは順調に進んでいるようだ。1か月前の状況と大きく異なりCFGのチーム作りへの評価と共に期待も高まってきている。ただ、もう一度冷静になってみよう。

まずは攻撃陣。昨年のメンバーから俊輔・兵藤・ファビオ・カイケが抜けたことで、単純計算で昨シーズンから13得点マイナスになる。これは全得点の24.5%=ほぼ4分の1に相当する。昨年以上の成績を望むのなら少なくともこの13点をカバーしなければならない。10得点を上げた斎藤にプラスαを期待できないと仮定すると伊藤・富樫(ともに昨年5得点)、マルティノス(昨年4得点)、前田(昨年2得点)、天野・遠藤・仲川(昨年得点なし)、ヴィエイラ・バブンスキー(新加入)でこれを埋めなくてはならない。正直ヴィエイラの爆発頼みか?

一方の守備陣。昨年は38失点と「堅守」と言いづらい状況、ACL出場圏内を狙うなら30点以内(-8点)に抑えるのが最低条件だろう。昨年の悪かった時期のようにズルズルとラインが下がり、MFとの空いたスペースを支配されるような状態では厳しい。栗原の完全復活、パク・新井の奮起、デゲネクの活躍により、いい意味で中澤のフル出場記録がストップされる事になれば-8点達成も可能ではないか?

確かにF.マリノスの戦力は予想以上に充実してきたが、昨年の上位チーム(ACL組)だけでなく、FC東京・サンフレッチェ・ヴィッセルも補強に成功している。また、セレッソも清武の電撃復帰で台風の目になる可能性が出てきた。これらを踏まえると、現時点で楽観的に考える事はできないというのが結論になる。

その他:

  • 岡野俊一郎氏が亡くなられた。東大OBの大先輩であり、私がサッカー好きになる大きな切っ掛けだった「ダイヤモンドサッカー」の解説をされていた。メキシコオリンピックでは長沼監督とのコンビで日本の銅メダル獲得を果たされたこと一つ取っても日本サッカーの大恩人の一人といえる。ご冥福をお祈りします。

2017年1月31日火曜日

予想以上の戦力に!?楽しみが増えた!

宮崎キャンプを前にバブンスキーとデゲネクの加入が決まった。また斎藤の残留も決まりそうだ。ヨーロッパの移籍シーズンが終わるので、少なくとも次の移籍シーズン開幕まではこのメンバーで戦うことになる。2人の加入によりヴィエイラ、マルティノス、パクとの5人体制になることで、外国人枠をめぐる競争ができるし、タイでの2試合で自信を深めたであろう若手との競争が激しくなる。これが良い方向に進んでチーム力の飛躍的な向上に繋がることを期待する。ただ、一方では今回加入した2人と斎藤について、夏の移籍の可能性を考えておいてもらいたい。一週間後アルディージャとのトレーニングマッチで活躍するのは誰だろう?

2017年1月27日金曜日

タイキャンプ終了。インターリーグカップは連勝!

F.マリノスのタイキャンプが終了。24日と26日に行われたインターリーグカップ2試合を連勝したことは素直に評価したい。

ベテランの移籍でネガティブな話題が先行した新チームとしては、海外でのキャンプをすることで雑音をある程度防ぎ、練習に専念できたように思う。試合でも1戦目の中島、2戦目の遠藤が結果を出し、富樫もきっちり仕事をした。また、ウーゴ以外の新戦力も試すことができたことで、シーズンへの展望も少し開けてきた。1戦目のセットプレーからの2失点などまだまだ課題は多いが、来週からの宮崎キャンプで連携を深めていって欲しい。

新シーズンの日程が発表された。初戦は榎本、第2節で兵藤、4月8日は俊輔がマリノスと対戦する。小林と小野が所属するサガンとはルヴァンカップでも対戦が決まった。更に「因縁の」ガンバにはファビオも加わった。お互いやりにくさはあるだろうが、マリノスの若手には遠慮することなくぶつかって成長の証を勝利という形で示してもらいたい。開幕まであと4週間!

2017年1月16日月曜日

F.マリノス新チーム始動

チームの発表にイライラさせられた2週間が終わり、新体制発表会を経てチームが始動した。

発表会では、過去に触れる話は一切なし。「翼世代」の新社長が所信表明を行ったが、少なくともサッカーへの関心が薄かった「プロ社長」よりは期待が持てそうだ。統括本部長から3つの方向性が示されたが、「DNAの継承」には引っかかった。チーム生え抜きの3選手(俊輔・榎本・兵藤)が事情はそれぞれあるものの一気に移籍するような状況を招いて、どうやって継承するというのか?松橋HCの就任を指すというのであれば、”So what?”だ。お手並み拝見というところだ。

その後の新背番号の発表で、1・9・10が欠番、11が薄いグレーというのは寂しいものがあった。ウーゴが7番というのはどういうことなのか?1トップは伊藤とケイマンでウーゴはアデミウソン的なストライカーなのか?とすれば9番を獲得するのか?まだ流動的なのだろう。



そして新チーム始動日。朝練に参加したのは伊藤・栗原・マルティノスを除くメンバーで、報道誰ていた通り契約未更改の斎藤も参加した。昨年のチームに比べ若返ったという印象が強く、ひとりボンバーが浮いていた(笑)個人的には喜田・天野・前田が張り切っていたのと、下平が元気そうだったのが良かった。松橋HCがコミュニケーションを積極的に取っていたのも好印象。若手をうまく引っ張っていって欲しい。今週後半からのタイキャンプでしっかり連携を深め開幕を迎えてほしい。

2017年1月12日木曜日

F.マリノスの「迷走」に関する一考察

まだ斎藤の動向に関するサプライズがあるかもしれないが、シーズンオフのマリノスの迷走について、ここまでの経緯を自分なりに整理し、考えを述べたい。

時系列に並べると事態はこんな形で推移してきた:
  • リーグ最終戦前日の小林との契約満了発表
  • 中澤への年棒半減提示と再提示
  • 社長名でのサポーターあてメッセージ発表
  • 監督続投発表と選手の反発
  • 俊輔への永久契約提示のマスコミリーク
  • 年頭社長あいさつのスキップ
  • 一連の移籍発表タイミングの遅さ(すべて事前に報道されていた内容の追認)
  • 俊輔移籍に関する「クラブ」のメッセージ
  • 社長交代発表
まず初めに、今回の動きを「欧州流」対「日本流」という構図に単純化することはできないと考える。昨シーズンのチーム構成および戦績を見たとき、世代交代が必要であることはコンセンサスだったのではないか。したがってクラブがその戦略を遂行するために、たとえ成績が不満なものであっても監督を続投させる方が良いと判断したのであれば、それも良いだろう。また、ベテラン選手との契約更新について厳しい態度で臨む必要もあったのだろう。クラブが前進するためには痛みを伴う改革も已むを得まい。(勿論、ここまではクラブの戦略を是とした上での話で、そのこと自体に疑問がない訳ではない。)組織を預かった経験のあるものであれば必ずと言っていいほど直面する事態だ。それがこれほどまでに大事(おおごと)になったのは何故なのか?

裏で何が起こっていたのか知らないが、表面に今回のような一連の動きが浮かんでくれば、不安が煽られ、ネガティブな報道がエスカレートしたのは当然のように思う。先を読んで広報戦略をしっかり立てることができていなかったのではないか?また、クラブとして何がしたいのか、監督続投はその中でどういう意味を持つのかといった話がどれだけカギとなるベテラン・中堅選手とできていたのだろうか?更に監督には選手の持つ不満を踏まえ、改善すべき点について合意形成ができていたのだろうか?伝わっているように現場(監督‐選手間)のコミュニケーションが破綻している難しい状況ならばフロントが動いて修復するのが筋だ。言葉がきつくなるかもしれないが、「飾り物の社長」であっても十分できる仕事だ。

全て結果論だが、マリノスの経営陣・フロントがチェンジ・マネジメント(変革管理)に長けていればここまでの状況を招くことはなかっただろう。少なくとも俊輔が懊悩煩悶することはなかったのではと残念に思う。結局F.マリノスは2010年から学ぶことなく今回更に大きな傷跡を残すことになった。このような事態を二度と繰り返さないため、刷新される経営陣・フロントはafter action review(事後検証)をしっかりやって欲しい。新体制発表会でどんな話がされるのか興味深く聞きたい。

2017年1月8日日曜日

結局報道通りの俊輔ジュビロ移籍決定

1月になってようやくF.マリノスの選手動向が正式発表された。勿論サプライズは俊輔と榎本の移籍ではあるが、覚悟していたので「やっぱりか」という感じだ。ただ、俊輔が年棒の低いジュビロを選んだと聞いて改めてF.マリノス経営陣・フロントに対する疑問が膨らんだ。移籍発表のあとでHPに掲載されたステートメントも相変わらず形式的なもので、私には功労者への愛情が微塵も感じられなかった。これではファン・サポーターは納得しないだろう。俊輔が好き>マリノスが好きというサポーターがどれだけいるかわからないが、スタジアムで着られているユニフォームの相当数が10番であることを考えると、年末に神奈川新聞が報じたようにクラブ経営にとって少なからず大きなマイナスになるだろう。社長・統括本部長は来週の新体制発表会で何を語るのだろう?

2017年1月4日水曜日

「エルゴラッソ総集編 横浜F・マリノス365」を読んで・・・

新たな年を迎え、まだ何のアナウンスもされない中、エルゴラ総集編をじっくりと読んだ。スタジアム観戦した試合を、数か月しか経っていないのに懐かしく思い出したが、同時に昨年のF・マリノスは客観的にみるとタイトルを狙える状況ではなかったことを今更ながら再確認した。

何と言ってもケガ人が多すぎた。2ndステージ終盤では2種登録の選手をベンチ入りさせざるを得ない状況に陥ったほどで、元気な選手であっても大変だっただろうことが伺えた。こうしたケガ人の発生とマリノスタウンからの撤退にはやはり因果関係があったのだろう。

そんな中で若手が実戦デビューを果たし、経験を積んだことは一定評価できる。特にリーグ戦終了後、ミニキャンプを経て迎えた天皇杯の2試合は来シーズンに向けて可能性を感じることができた。ただ、以前書いたようにアントラーズとの差は明らかであり、今現在報道されている補強状況を見ると、その差が更に広がることを懸念する。また、アントラーズ同様マリノスが昨シーズン勝てなかったレッズ・FC東京・フロンターレも積極的な補強を行っており、これらチームに勝つには正直まだまだ力不足だと感じる。明日以降新体制発表会までの10日間、選手の移籍情報など多くのサプライズが危惧される中、それでもマリノスが来シーズン上位に食い込むために最低限必要なのは、天野・富樫・前田・遠藤・パク・新井といった今年出場機会を増やしたメンバーがベテランに迫り・追い越し、主力として文句のない働きをすることだ。彼らの奮起に期待する。