アジア大会での男女アベック優勝は本当に良かった。男子については北朝鮮・韓国をUAEが破ってくれたお蔭もあるが、少なくとも今回の大会を通じ、UAE以外の中東のチームと中国には現時点でも実力差があることを証明できたのではないか。来年のオリンピック予選ではここにオーストラリアが入ってくる。香川抜きでも金崎、権田などのA代表経験者と大迫や宇佐美・小野たちなど有望な選手が増えて選考が難しくなってきたのは嬉しい誤算だ。是非オリンピック出場を途絶えさせることなく勝ち進んでほしいと今から思う。
読了:
「日本経済のウソ」(高橋洋一)
- 日銀による金融政策の問題を説いた本の一冊。残念ながら国民新党を斬れない民主党政権では「まずは財政政策」という昔ながらの財政政策しか期待できない。ただ、中にはまっとうな議員もいるはずなので、こうした本をしっかり勉強して本当の経済対策を打ってほしいものだ。(評価A)
「経済古典は役に立つ」(竹中平蔵)
- 竹中教授が経済史?とは誰もが思う疑問だろう。内容はいつもながら分かり易く、「問題解決のための書」としての古典という明確な位置づけには好感を持った。返す返すも2007年の安倍政権で改革にブレーキを踏んだことが惜しまれる。2007年7月の改造内閣発表翌日に著者に会った時非常に心配していたのを思い出した。(評価A)
購入&読了:
「『話し合い』の技術」(ウィリアム・L・ユーリ、ジーン・M・ブレット、ステファン・B・ゴールドバーグ)
- 名著"Getting to Yes"の著者(ウィリアム・L・ユーリ)たちが1980年代に炭鉱を舞台に問題解決・ネゴシエーションのプラットフォームを創った過程をたどり、紛争解決の方法論を明らかにしている。IRP(利益―権利―権力)のモデルはシンプルだが、紛争解決に際しての有効なガイドになると思う。(評価A)
購入
"Power"(Jeffrey Pfeffer)、「ダメになる会社」(高橋伸夫)、「不合理だからすべてがうまくいく」(ダン・アリエリー)、「強さと脆さ」(ナシーム・ニコラス・タレブ)、「(新版)MBAビジネスプラン」(グロービス経営大学院)