2010年1月31日日曜日

体調悪し

 先週末から風邪のようだ。胃の不調が続いている。今日はテニスも休んでしまった。皆勤賞はまた来季の課題になった。
 日本代表の合宿のニュースでは小笠原と平山ばかり名前が出てくる。相変わらずマスメディアは視野狭窄のように思う。火曜日のベネズエラ戦で何が見えるか?あまり期待できないのは監督ゆえ?(今回も合宿に呼びながら出場させない選手続出の予感がする。)
川島-徳永-岩政-今野-長友-稲本-憲剛-乾-石川-金崎-平山なんていうメンバーでやったら何か見えるんだけど、むりだろうな。

読了:
「プライマル・マネジメント」(ポール・ハー)
  • 5つの社会的欲求(協力したい、能力を開発したい、能力を発揮したい、革新したい、自己を守りたい)について組織がインセンティブを与えるメカニズムを持つ事が高業績に繋がるとの理論書。自らも書いているように東洋的な臭いがする。うちの社員でこれらの欲求を強く持っている割合がどれほどなのだろうと考えてしまう。(評価B+)
「ぼくらの頭脳の鍛え方」(立花隆、佐藤優)
  • 西洋のインテリと伍して議論できそうな数少ない著名人である2人が、どのような本を紹介するか楽しみでもあったし、どのくらい自分が読んでいるか確認もしたかった。結果はほとんどオーバーラップなし(せいぜい10冊)。紹介されている本で未読のものについては彼らの紹介で読んだ事にしようと思う。(評価B)
「ストール・ポイント」(マシュー・S・オルソン、デレク・バン・ビーバー)
  • 歴史的なデータを基に、企業の成長がいかにして止まるか。その先復活する企業とそうでない企業を分けるのはどこかを検証した本。"How the Might Fall"にも通じる。問題は成長している中で生まれているというのも同じ結論と言っていいだろう。残念なのはこの本が今翻訳された事。巻末のリストではリーマンブラザースやAIGといった今回の危機の「主役たち」が成長継続となっていた。せめて訳者はリバイスすべきではなかっただろうか?(評価B+)
「人生と仕事について知っておいてほしいこと」(松下幸之助 述 PHP総合研究所編)
  • いつもながら心して読みました。「愛嬌」の重要性、憤慨する人は実力のない人等々響きました。(評価A)
「新参者」(東野圭吾)
  • 「加賀恭一郎もの」は初めてだったが、流石に昨年のミステリーランキング1位だけのことはある。メインの殺人事件を解決するだけでなく、周囲の人間模様・背景が人情味溢れて描写されている。(評価A)
「なぜ、ノウハウ本を実行できないのか」(ケン・ブランチャード、ポール・J・メイヤー、ディック・ルー)
  • 情報過多、ネガティブな意識の排除、フォローアップの必要性。要はやる気があれば何でも出来る。何となくでも自分で身につけてきた習慣はこれらの3条件を満たしている事は再確認した。(評価B)
「忘却の整理学」(外山滋比古)
  • 「思考の整理学」著者による、忘却のすすめ。忘れることの重要性が繰り返し説かれていて覚えやすいという1冊。「田舎の学問より京の昼寝」、「継続はNG」、「忘却が先行」など定説に従っていては創造的な思考ができないという点、真似てみよう。(評価A)
購入:
「オシムの伝言」(千田善)、「論点思考」(内田和成)、「不連続変化の時代」(ジョシュア・クーパー・ラモ)、「2020年 10年後の日本」(田原総一朗編)

2010年1月24日日曜日

リセット

 先々週・先週とイベントが続いて慌しく過ぎた。問題は山積であるが、今週からは少しだけじっくり構えて事にあたりたい。

先週の読了:
「ストーリーテリングが経営を変える」(ジョン・シーリー・ブラウン、スティーブン・デニング、カタリナ・グロー、ローレンス・プルーサク)
  • 現在の自分の課題は「コミュニケーションにおける説得力を如何に高めるか」と感じている。これに取り組むヒントがストーリーテリングにあるのではないかと思い買った。直接すぐに役立つヒントという類のものは無かったが、日頃から題材集めの努力を地道に続ける事が必要だと改めて思う。(評価B)
「型破りのコーチング」(平尾誠二、金井壽宏)
  • スポーツが題材ではあったが、述べられているコーチング・リーダーシップ論は新書と思えないくらい深かった。持論の必要性、「リーダーシップはリーダーとフォロワーの間に漂っている」、リフレクションなどが学ぶべき点だった。それにしても毎度の事ながら、サッカーの日本人監督・コーチからはこういう話が出てこない(少ない)のが寂しい。(評価A)
「aha! Gotcha ゆかいなパラドックス(2)」(マーチン・ガードナー)
  • 統計・時間・タイムマシンの話など、人間の興味の広さ・深さと限界を思う。このシリーズ共通の感想でもある。ただ、流石に少し飽きた。。。(評価B+)
「経営戦略立案シナリオ」(佐藤義典)
  • 内容としては「実戦マーケティング戦略」と被るが、BASiCS各要素の一貫性が重要である事は肝に銘じておきたい。「ダイナミック戦略論」を意識して、今の打ち手と数年後の打ち手がどのように変わるかシナリオとして作っておくと更に完成度の高い戦略になると思う。(評価A)
購入:
「ダイアローグ 対話する組織」(中原淳、長岡健)、「イノセント・ゲリラの祝祭」(上)(下)(海堂尊)、「論理思考は万能ではない」(松丘啓司)、「ザ・コストカッター」(アンドリュー・ワイルマン)
 

2010年1月16日土曜日

京都

 今週は海外のビジター対応に明け暮れた。名古屋・京都・大阪にも同行し、京都の名跡ミニツアーや関空からのフライトなど個人的にも久々(京都は40年ぶり)や初の経験をした。名古屋ではちょうど小沢一郎到着と重なって、危うく予約していた新幹線に乗り遅れるところだった(汗) とりあえずは無事に済んだが、これから宿題をこなすのが大変だ!
 サッカーではバルサが国王杯で敗退したのが一番のサプライズ。アフリカネーションズカップの間にリーグでも波乱があるかもしれない。 日本代表はベネズエラ戦のメンバーが発表されたが、けが人の石川や久々の小笠原が入ったのが驚きであった。なんだか周囲の声(俊輔と競わせるため小笠原を入れるべきとか、ウィングタイプの選手を入れるべきとか・・・)に配慮した選考に思える。また方針がブレたのではないかと感じられる。

読了:
「論語と算盤」(渋沢栄一)
  • 明治を代表するビジネスマンが語る経営哲学書。単に論語だけではなく、実際に自ら海外を見聞して気づいた事など幅広い内容が書かれている。ウィルソン大統領との面談で日本の企業についてコメントがなかったことに反応したエピソードなどは「坂の上の雲」あたりと共通する当時の日本人の気概を感じる。(評価A)
「Twitterの衝撃」(日経BP社編集局編)
  • 「若者もすなるTwitterといふものを年寄もしてみむとてするなり」と考え、ビジネスにどのようなインパクトが出てくるのかという興味から読んだ。リアルタイムでの情報共有がことうちのビジネスとどう繋がるか、まだ良く見えない。とりわけ企業が発信する情報をどれだけ真面目に捉えてもらえるかが課題だろう。なんらかの可能性は感じているが・・・(評価B+)
「日本辺境論」(内田樹)
  • 卑弥呼や聖徳太子の行動から始まって、真名・仮名の考え方まで、日本人は「辺境人」というコンセプトで見ると分かりやすいというのはその通りかもしれない。しかし、益々グローバル化する世界と付き合うには、「何かと比べるという方法論」しかなくても、その基準に従って生きるしかないと思う。自分には「縮みの日本人論」という感じで映った。(評価C+)
購入:
「ぼくらの脳の鍛え方」(立花隆、佐藤優)、「プロフェッショナルたちの脳活用法2」(茂木健一郎)、「なぜノウハウ本を実行できないのか」(ケン・ブランチャード、ポール・J・メイヤー、ディック・ルー)、「ストール・ポイント」(マシュー・S・オルソン、デレク・バン・ビーバー)

2010年1月10日日曜日

平山覚醒?他には?

 You Tubeでイエメン戦の平山のゴールを見た。少なくともアジア相手であれば使える選手であるとアピールできたのではないか。これで渡辺や他のFWの闘志に火がつくのを期待したい。Numberの統計によると、過去(98年以降)のW杯予選でグループ内のFIFAランキング最下位チームが勝ち抜くには、3試合で5点は取らないとダメとあった。日韓大会の日本も5点取っている。そういうチームになってきているかがこれからの5ヶ月間チェックポイントになる。
 関連して、「0勝3敗」という"非公式ガイドブック"は面白い。杉山茂樹氏始めとする論客が岡田退陣論を展開している。ちゃんと擁護論も載せているのが良いところ。世界のサッカーを見れば見るほど、今の日本のサッカーが規格外と見える、というのは厳しい。

読了:
「ウーマン・エコノミー」(マイケル・J・シルバースタイン、ケイト・セイヤー)
  • 「なぜ高くても買ってしまうのか」、「なぜ安くしても売れないのか」に続く"第3弾”で、これまで2冊と同様、インタビューした消費者のエピソードをふんだんに取りいれ、マーケティング戦略構築のヒントを提供している。ウーマンエコノミーの「重点分野」(食・フィットネス・美容・アパレル・金融サービス)、その中で勝ち抜くための4R(Recognize, Research,Respond, Refine)の実践などわが社にも影響大と感じた。今回は特にBCGコンサルタントらしくない1冊だと思う。(評価A)
「ほんもの」(ジェームス・H・ギルモア、B・ジョセフ・パインⅡ)
  • 「経験経済」の著者の1冊ということで注目して読んだ。人工的に手を加えたものであっても「ほんもの」ということがあり得るかといった哲学的な側面もあり、結構深い1冊。翻訳はあまりよくないので余計に考えないといけなかった。結局、一流と二流を分けるのは、バリュープロポジションとデリバリーのためのオペレーションの一貫性であるように思う。「にせもの」を「ほんもの」と訴えるのも、その逆もどちらにもこの方程式があてはまるようだ。(評価A)
「競争力の原点」(遠藤功)
  • 現場力、見える化のGuruの最新本。これからの日本企業は規模(体格)のナンバーワンを目指すのではなく、品質(体質)のナンバーワンを目指すべしというのが一貫したメッセージである。今の日本の経営者を見ると、「どんどんM&Aをやって世界一を目指す」というような逸材がいないし、日本人は残念ながらグローバル化していない(むしろガラパゴス化している)ので、結局この方向が正しいのかもしれない。ただ、一点気になったが、日本の自動車産業に関する「インドのメーカーとは違う道を歩め」とのアドバイスが、「日本車は安かろう・悪かろうで最後は我々が勝つ」と思っていたBig3の辿った道にオーバーラップするように感じられた事だ。(評価B+)

2010年1月4日月曜日

Man U Defeated

 FAカップで早くもマンUがリーズに敗れた。リーズが3部にいるというのも昔を知る身からは信じられないが、断片的に見た昨夜の試合では名門の意地のようなものが感じられた。それにしてもレアルマドリーもスコアレスドローだったし、やはり年明け初戦は難しいのだろう。

読了:
「『決定力不足』でもゴールは奪える」(杉山茂樹)
  • 昨年の「4-1-2-3」の続編ともいえる一冊。岡田ジャパンがやろうとしているサッカーがいかに欧州の「フットボール」と異なるか、決定力不足・司令塔といった日本式サッカー用語の問題点を舌鋒鋭く説いている。オランダ戦のあと監督が「俊輔の裏をつけば良い」と言っていた点にも通じている。「辺境の国」ニッポンが世界に追いつくためにはまだまだ外国人、それもヨーロッパの監督を呼ぶ必要がある点同感である。(評価A)
購入:
「aha! Gotcha ゆかいなパラドックス(2)」(マーチン・ガードナー)、「インセンティブ」(タイラー・コーエン)

その他
 明日からいよいよ2010年度が始まる。異次元の働きで頑張ろう!

2010年1月3日日曜日

2010スタート

 「異次元の走り」 昨日の東洋大学柏原竜二の山登りを見ていて思った。往路2位との差が3分半で区間記録第2位との差が4分以上で、結局この貯金で復路も逃げ切った。結局は「個」の力がものをいう。今年は個人的にも仕事で「異次元の力」を発揮したい。それが組織全体を引っ張る事になる!
 今朝エスパニョールはロスタイムの失点でバレンシアに敗れた。俊輔は相変わらずで今日も結果は出せなかった。両チームの差はやはり個の力の差。ビジャと俊輔の差と言っても過言ではない。
 
 今日購入した「決定力不足でもゴールは奪える」は期待できそう!

購入:
「決定力不足でもゴールは奪える」(杉山茂樹)、「新参者」(東野圭吾)