2017年4月30日日曜日

機能しない攻撃をどう立て直すか?(0対1ガンバ戦)

3週間ぶりのリーグ戦ホームゲーム。F.マリノスはガンバに0対1で敗れた。

松原・マルティノス・バブンスキーがスタメンに復帰、トップには伊藤の入った布陣でスタート。前節のリプレーを見るように、齋藤が抑えられ、チャンスが作れない。前後半通じ枠に飛んだシュートはCKからのボンバーのヘッドぐらい。前半はこちらに付き合った感があったガンバだが、後半アデミウソンと長沢を入れてからはチャンスが増え、ついにこちらの右サイドを突破され堂安に決められてしまう。何とかしたいマリノスは最後のセットプレーで飯倉まで上げて同点を狙ったが今節もゴールが遠かった。

ルヴァンカップで流れを掴んだかに見えたが、齋藤・マルティノスの突破頼みを脱することができない・・・10位に後退してしまった・・・ポジションの入れ替えが必要かもしれない・・・

2017年4月23日日曜日

齋藤が抑えられると打つ手なし。(0対2レイソル戦)

J1リーグ第8節。F.マリノスはレイソルとアウェーで対戦。ここ2年はリーグ戦で負けていないが、相性の悪いチームが相手ということで、真の実力が試されたと言うと言い過ぎかもしれないが、重要な1戦であった。

マルティノスが出場停止、松原がケガで欠場、バブンスキーがベンチということで、扇原が今季初スタメン。天野がトップ下、右サイドは新井・前田という布陣でスタート。立ち上がりからレイソルのプレスにてこずり、齋藤も小池のマークが厳しくてチャンスを作れない。せっかく得た良い位置からのFK2回もシュートは枠に飛ばない。そうこうしているうちにフリーのクロスを上げられ、金井のハンドでPK献上。これを決められると、直後にも逆サイドからのクロスを頭で折り返され、中川に決められてしまう。このあとも枠内シュート1本に抑えられて完敗。得失点差もあって9位にまで後退した。

この試合で改めて明らかになったのは、現状のマリノスには「齋藤・マルティノスの『個の力』」以外に戦術がないという事。マルティノスが不在で齋藤が封じ込まれてしまうとゴールの匂いが全くしない。正直選手起用についても「?」ばかりだ。天野がトップ下ならトップはウーゴではなく伊藤だろう。バブンスキーを「切り札」的に使いたいのなら、ウーゴとのセットの方が相手は嫌なはず。

今週はルヴァンカップのアルビレックス戦を挟み、日曜日はガンバ戦。体力的には厳しいが、ホームゲームが続く恵まれた日程だ。もう一度攻撃を立て直して欲しい。

2017年4月17日月曜日

今季アウェー初ゴール!初勝利!!(1対0 サンフレッチェ戦)

25周年記念試合の勝利から1週間、カップ戦からメンバーを「戻して」臨んだアウェーのサンフレッチェ戦。F.マリノスは開始4分の中澤のゴールを守り切りアウェーで初勝利、4位まで順位を上げた。

先制点は天野のFKから、GKとディフェンスの間に絶妙なボールが供給され、マークを外しフリーになった中澤が押し込んだ。外には同じくフリーになった金井もいたことからして、いかにマークが甘かったかがわかる。

この試合ボールポゼッションはややマリノス優位だったが、シュート数はサンフレッチェが約2倍という結果が示す通り、サッカーの質ではマリノスが劣っていた。しばしばこちらの右サイドから良いクロスが供給され、きわどいシュートを打たれる場面もあったが、肝心なところでは集中力が途切れなかった。マリノスは毎度のことながら齋藤とマルティノスの「個の力」頼み。それでも決定機はあったので、そこを決めきれればもっと楽な試合ができた。

次節はレイソル戦。今は質ではなく勝利という結果が出ればOKということにしよう。

2017年4月9日日曜日

25周年記念試合は1か月ぶりの勝利!(2対1 ジュビロ戦)

いろいろな思いが交錯する試合だった。クラブ創設25周年の節目の記念試合というだけではなく、俊輔がアウェーチームの一員として日産スタジアムに立つという意味で、話題となった一戦。4万人には届かなかったが、(勿論今季最高の)38,000人余りが集まった。

スタジアム正面、いつもは齋藤やボンバーが飾られている位置にラモン・ディアス、木村、井原、松永、水沼というJリーグ発足当時のメンバーの巨大ポスターが掲げられ、キックオフ前には春畑道哉氏が”J's Theme"を生演奏。更に帝劇「レ・ミゼラブル」出演者による「民衆の歌」と記念試合に相応しい演出で盛り上がった。

試合はF.マリノスが2対1で勝利。勝因は何と言っても俊輔対策が効いたことだろう。去年までのマリノスの悪い時=俊輔が後方まで下がってしまい、攻撃が活性化できない状況の再現ビデオを見ていたようだった。それでも時折見せる技は「敵にすると怖い」と十分感じさせるものだったし、結果CKから失点してしまった。

攻撃では天野が惜しいシュートを放ち、ウーゴが絶好機を外すなどここ数試合の状況からは脱却しつつあることを感じた。特に松原の動きが良くなって、右サイドからもマルティノスの「持ちすぎ」の弊害をカバーできるようになってきた。ここにバブンスキーや喜田が絡んで更に活性化することが期待できる。ミッドウィークのカップ戦(ヴィッセル戦)では、更なる底上げに向けて遠藤・中島・仲川・扇原に注目したい。

2017年4月1日土曜日

リーグ再開は最悪の出来で敗戦。今季アウェーは全敗(0対2 セレッソ戦)

2週間ぶりのリーグ戦。中断前の2試合で勝てなかったを流れ止めるためにも、また4月1日は創設記念日でもあるので負けたくないセレッソ戦。F.マリノスはマケドニア代表から戻ったバブンスキーをスタメンから外し前田を起用してキックオフしたが、試合開始10分で中町が左ふくらはぎを痛め喜田に交代するというアクシデントが発生する。前半は昨年の悪い時期のマリノスに戻ったかのようだった。マルティノスも齋藤も相手に研究されて思うように動けないため、チャンスらしいチャンスを作れない。そのままセレッソの決定力の無さに救われスコアレスで折り返す。

後半に入っても状況は改善せず、セレッソにFKからのこぼれ球を決められ先制を許す。更に前がかりになったところ逆襲され献上したPKを決められて万事休す。最後まで決定機が訪れないままルヴァンカップに続き0対2で敗れた。

これで今季リーグ戦・カップ戦アウェーは3戦全敗。しかも得点もゼロという情けない状況だ。セットプレーからの失点はなくならないし、サイドを締められると攻め手がなくなってしまう。開幕2連勝は遠い昔のように思われる・・・半ば固定されたスタメンを変えることも含め早期に手を打つ必要があるのでは?