2016年10月30日日曜日

早くも移籍情報ばかり報道される状況に・・・

F.マリノスはアウェーのサガン戦でまたも引き分け、チーム通算400勝はまたもお預けとなった。前節のガンバ戦同様この試合の2点目はミドルシュートがディフェンダーに当たりコースが変わってしまったもの。マリノスのラインが低いことが研究され相手にとってはミドルを打ちやすくなっているのだろう。0対2から追いついたこと、斎藤の二桁得点を評価したいが、勝ち切れない状況から如何に脱するか、残念ながら悩みは深い。次節最終戦は年間1位がかかるレッズとのアウェー戦。正直勝てる気はしないのだが、たとえ勝ち点1でももぎ取って波乱を起こしてほしい。

リーグタイトルの可能性がなくなったチームでは、移籍情報が盛んに報道されている。フロンターレが斎藤を獲得候補とするという驚きのニュースがあったと思うと、逆にマリノスが大久保獲得に乗り出したとか・・・香川がマリノス入りなんていうのもあったりして・・・来年DAZNマネーが期待できるせいか例年に比べ全般に選手の出入りが激しくなりそうだ。マリノスもガンバ行きが決定的とされるファビオをはじめ中堅どころが他チームから狙われるだろう。自称「社長のプロ」と新任SDが初めて本格的に関わるチーム作り。サポーターにしっかり説明のつかないような補強だけはしないでほしいと強く願う。

11月になるとNCAAバスケットボールチームのシーズンが始まる。今年のDukeは2年ぶりに全米王座獲得が狙えるチームなので、個人的に大いに盛り上がりたい。

2016年10月22日土曜日

ホーム最終戦も勝ち切れず・・・(ガンバ戦)

F.マリノスの今季J1リーグホーム最終戦は今月3度目のガンバ戦。ルヴァンカップの雪辱を果たしたいマリノスは伊藤に代わって富樫がトップに入り、2列目は斎藤・天野・前田で構成。ボランチと最後列は前回対戦と同じメンバーでスタート。

開始からいつもと違ってマリノスがそれなりに攻勢を仕掛けるが、最後のところでシュートに結びつかない状況が続くと、ガンバもマリノスのパスミスを拾いサイドからチャンスを作る。一進一退が続く中、30分過ぎにマリノスが先制する。素早いパス交換から富樫がシーズン5ゴール目を冷静に決めた。しかしこのままハーフタイムを迎えられないのが今年のマリノスで、前半終了間際に中途半端なクリアを拾った井手口に強烈なミドルを叩きこまれてしまう。

後半も前半同様の展開が続いたが、30分にバックパスを斎藤がかっさらい、GKをかわして2点目をゲットする。しかしまたしても井手口にミドルを決められて2対2で終了。ホーム最終戦も勝ち切れなかった。

これで今シーズンの観戦はひとまず終了。合計14試合の結果は4勝8分け2敗(ルヴァンカップの引き分け1試合を含む)。ホームで4勝8分けという数字が何よりもチームの課題を表している。試合終了後の挨拶で長谷川社長は2桁得点を期待できるFWの獲得を上げていた。チャンスは作れるが得点できない現状の攻撃陣であったとしても、かつての堅守マリノスなら1対0で勝ち切れただろうが、堅守とはお世辞にも言えない今の状況を考えると、チャンスを決めきれるFWを取るという方針は良いだろう。アデミウソン・カイケ・マルティノスと「点を取れるFW」とは言いきれないセカンドトップやウィンガーがシーズン開幕後に合流するというお粗末な補強だったこの2年から学んで、同じ轍を踏まないことを期待する。

チームにとってはまだ天皇杯獲得の可能性が残っているので、リーグ残り2試合、特にレッズ戦を勝ちきって11月の天皇杯4回戦アルビレックス戦につなげてほしい。私用でこの試合は観戦できないので、この試合に勝利して是非とも12月24日の準々決勝を観戦する機会を作ってほしい。

読了:
「山女日記」(湊かなえ)

  • 本書でも湊ワールドが展開されるが、ここでは殺人事件も誘拐事件も発生しない。人生の節目で悩みを抱えた女性たちが、目的地の山を目指す中で自ら進むべき途を決めていくというストーリーだ。それぞれの短編の登場人物がお互いに他のエピソードに登場するというのが著者らしいところだ。めずらしく?読み終えてスッキリした。(評価A)



2016年10月9日日曜日

日本代表イラク戦。ルヴァンカップ準決勝2nd Leg

まずは木曜日の代表戦。結果は勝利だったが、W杯出場のハードルがまた上がってしまったというのが率直な感想だ。ハリルホジッチは結局この日も所属チームで出場機会が限られているベテラン(北京オリンピック組)を頼った。香川に代わって清武が入ったのが唯一の変更で試合開始。イラクがいきなり攻め込んできて、CKからのヘディングシュートがポストを叩くというピンチを迎え、その後も日本はなかなかエンジンがかからなかった。しかし徐々にペースをつかむと清武が良いシュートを放つ。そして先制点。清武はオフサイドを取られても仕方ない位置にいたが、逆に言うと本田のパス出しが一歩遅かったということだ。その後も本田(および岡崎)は良いところなく前半を終える。

後半も同じようなユルーい試合展開だったが、15分につまらないファウルで与えたFKから前半3分同様またも酒井(高)が競り負けて同点ゴールを許してしまう。その後山口が入って少し試合は落ち着いたように見えたが、ゴールは奪えず終盤に。吉田を上げてパワープレーに持ち込むと、その吉田が得たFKから山口が本当に見事なゴールを決め、何とか勝ち点3を確保した。しかし、オーストラリアがサウジと引き分け、UAEがタイに勝ったため、日本は4位に後退することになった。

この試合でよかったのはロンドン組(世代)の清武、原口、山口。逆に監督が期待していたベテラン勢は機能しなかった。火曜日にはもう少し海外組、特に出場時間の短い「レギュラー組」のコンディションが上がることを期待していたが、長友は脳震盪で離脱、岡崎も別メニュー調整という状況だ。この先の闘いを考えると、次のオーストラリア(W杯予選で未勝利の相手)に勝利しないとグループ内での優位は確保できないが、引き分けに持ち込めれば上出来というのが現実だろう。敗戦となれば監督解任が現実味を増す。

ルヴァンカップ準決勝。第1戦のアウェーで榎本の神がかりセーブでスコアレスドローに持ち込んだマリノスは第2戦のホームで勝利を狙った。第1戦ベンチ外だった遠藤と同じく途中出場だったアデミウソンが先発したガンバはこの二人がタクトを振るい攻撃を組み立てる。一方のマリノスもマルティノスが突破するが、決定機は作れない。そんな状況の前半最大のピンチはアデミウソンが抜け出し、榎本をかわしてシュートを放った場面。戻ったパクが何とか体に当てて失点を防ぎスコアレスで後半に。

後半も同じような入りをしたが、マリノスは中町のパスから伊藤がラインの裏に抜け出して冷静にシュート。GKの脇をすり抜けてゴールに決まった。これで「よしっ!」と思ったのも束の間、あっさり遠藤に決められて同点に。その後マリノスは攻勢を強めたが、結局そのまま終了。アウェーゴールの差で15年ぶりの決勝進出を逃した。悔しい結果にはなったし、課題はたくさんあるけれど、俊輔と学を欠き、守備陣でも栗原・ファビオ(今日は負傷から回復してベンチに入った)不在という状況で頑張った選手にはありがとうと言いたい。2週間後ガンバとのリマッチではキッチリ今日の借りを返しましょう!

2016年10月2日日曜日

素直に喜びたいが・・・(ヴァンフォーレ戦)

前節の死闘の後遺症ということではないだろうが、今週のF.マリノスには重いニュースが多かった。俊輔の再離脱、カイケの無期限練習参加禁止処分。ポジティブなニュースは遠藤のU-19代表選出だったが、これもただでさえ薄くなっている選手層を考えると素直に喜びにくかった。

そんな中で迎えたアウェーのヴァンフォーレ戦。ベンチには久々に喜田の名前が!TV観戦できない状況だったので、ハイライトを見たのみだが、いつも以上に斎藤が躍動し、4得点すべてに絡む文句なしのMOM!また喜田も途中出場で復帰を果たした。上位との勝ち点差は埋まらずにステージ6位、年間順位9位のままではあるが、重たいニュースを吹き飛ばすようにアウェーでなかなか勝てなかったヴァンフォーレに圧勝できたのはチームにとって大きい。

これでルヴァンカップは何とか戦えるだろうと思ったのも束の間、マインツ武藤とアウクスブルク宇佐美がケガで代表を辞退し、斎藤が追加招集されてしまった。斎藤が代表戦で活躍するのを期待する反面、カップ戦を考えると厳しくなったなというのが正直な思いだ。ただ、前田・天野・和田・中島といったメンバーにはアピールできるチャンスなので、大いに暴れてほしい。