2012年4月28日土曜日

9連休

今日から9連休。もともと1日・2日と出社するつもりだったので、遠出の計画をしていなかった。新しくできた都内のスポットを回ることにした。

オリンピックは男女サッカーの対戦相手が決定。なでしこは予選から厳しい戦いが予想されるが、今一番勢いがあると思うので、メダルまでたどり着けるのではないか。男子はスペインとの対戦が楽しみだ。シドニー以来の予選リーグ突破が十分可能な組み合わせだと思う。

バルサにはやはり「終わりの始まり」が来たようだ。CLでチェルシーにまさかの敗退を喫したのに続き、ペップの退任も決まった。このオフには選手の流出も含め大きな動きがあるのではないか?

横浜FCが2連勝して「降格圏」を脱出した。カンフル剤が効き始めたようだ。さて、何も手を打っていないF.マリノスはどうかな???

読了:
「指導力」(ジョー・オーエン)

  • 著者はイギリスの人らしい。プロフィールがないが、日本での勤務も含めしっかり経験を積んでいるようだ。(1)対人関係の重視、(2)プロフェッショナリズムと(3)ポジティブ思考の3つがすぐれたリーダーの共通項だというのは、直観的にもMake senseだと思う。事例も豊富だし、掘り出し物だった。新しいオフィスに置いておこう。(評価A)
「影響力」(ジョー・オーエン)
  • 「指導力」と同じ著者による一冊で、こちらは如何に周囲を巻き込んで事を成すかに重点が置かれている。Give to takeのような分かり易い表現も好感。(評価A)
「説得力」(ジェイムズ・ボーグ)
  • ピアソンのシリーズ3冊目。説得力というタイトルだが、対人スキル・コミュニケーションの基礎を解説した一冊。警戒の解き方、秘書を如何に味方にするかなど、営業社員はもちろん対人スキルを必要とされる職種の人には学ぶべき点が大きい。(評価A)
購入:
「実践知」(金井壽宏、細見孝 編)、「組織能力のハイブリッド戦略」(高木晴夫)

2012年4月22日日曜日

いつまで続く泥濘ぞ

F.マリノスは昨日もジュビロに負け。試合後の「負けた気がしない」という談話が却って深刻さをうかがわせる。つに降格圏に転落したにも関わらず、いつまでカンフル剤を打たないで我慢するつもりなのだろう?????次節は今節快勝のヴィッセル戦。・・・勝てそうな気がしない・・・

今朝のクラシコでレアル・マドリーに負けたことで、バルサの4連覇は絶望的になった。チャンピオンズでもチェルシーに苦戦しているが、せめてこちらでは優勝して欲しい。そうすれば今年こそメッシを横浜で見るぞ!

読了:
「なぜ、日本企業は『グローバル化』でつまずくのか」(ドミニク・テュルパン、高津尚志)

  • IMDの学長で日本企業を長年研究してきた著者による本なので、実例に富み、説得力のある議論になっていると思う。企業自身が努力することはもちろんであるが、日本の教育、特に大学教育から変えていかないと、本当の意味で、グローバルな人材を増やすことは難しいのではないかとも思う。(評価A)
「模倣の経営学」(井上達彦)
  • ヤマト運輸の宅急便、セブンイレブン、スターバックスとドトール、トヨタが如何にして他社の事例を学び、自社のビジネスモデルへと昇華させたかをP-VAR(Position-Value,Activity, Resource)というモデルで分析している。重要なのは他社の事例を見るときのこちらの視座ではないだろうか?同じモデルから出発してもスタバとドトールのように出来上がりが異なるというのが象徴だろう。(評価A)
「リーン・ソリューション」(ジェームズ・P・ウォーマック、ダニエル・T・ジョーンズ)
  • サービス業においてもリーン手法が有効であることを解説した一冊。カーディーラーの事例を見ていると、我が社が今リーンを取り入れて拡大していく意義を改めて認識した。ただ、後半は少し冗長だと感じた。(評価A-)
「知識創造経営のプリンシプル」(野中郁次郎、紺野登)
  • 「知識創造企業」から「流れを経営する」までの一連の書を再構成したガイドブック。所謂ポジショニング論やリソースベース論と異なる戦略論(ダイナミック・ケイパビリティと近いように思う)から、組織論までが網羅されており、様々な示唆がある。後半の都市論も面白い。モノづくりに拘泥することの問題もその通りだと思う。(評価A)
「ルーズヴェルト・ゲーム」(池井戸潤)
  • 「下町ロケット」同様に、経営の厳しい現実と「夢」(今回は社会人野球チーム)とのジレンマに遭遇したとき、人はどのように対応するかが良く描かれている。登場する企業も「あそこらへんがモデルかな?」などと考え、楽しみながら読んだ。(評価A)
今週は久々に購入はなし。GWまでに何冊読めるかな?

2012年4月15日日曜日

今節も勝ちきれず・・・

昨日のアルディージャ戦、リーグでは開幕戦以来の得点が入ったが、結局追いつかれ引き分け。F.マリノスは順位こそ15位だが、コンサドーレと共に未勝利。(ただ、皮肉にもそのコンサドーレはナビスコ杯でF.マリノスに勝っている。)アントラーズ、ガンバ、アルビレックスのように今節初勝利と行かなかっただけでなく、相変わらず先が見えない。小野は得点こそ取ったが、決定的なチャンスでラストパスをミス。頼みの俊輔さえ相手に動きを読まれてボールを失うことも多く、この状態なら思い切って狩野で行った方が良いかも。今年は5月末まで中断がないので、このままだと中断後はJ2降格を覚悟いないといけなくなりそうだ。

読了:
「循環思考」(横山禎徳)

  • 問題の裏返しを「答え」とする愚を戒めるというのはその通り。ただ、システム思考をなぜ循環思考と敢えて言い換えているのかはよく理解できなかった。後半の好循環を生み出す社会システムデザインの話は面白かったが、現実の政治・官僚支配の実態からは遠すぎるように思われた。それこそ「維新の会」が国政の中心にならないと、「好循環」を生み出す機運もできないだろう。(評価B+)
「『新訳』事業の定義」(デレク・F・エーベル)
  • 戦略を考える際に自社の事業をどのように定義するかは重要だ。本書は戦略論の「古典」と言えるもので、ポーターの「競争の戦略」のように、内容は今でも十分参考になる。ただ、本書に取り上げられている会社は、「そんな会社があったんだ!」と思うようなものが多く、そのことで時代を感じた。(評価A)
「ザ・ミッション」(Dr.ジョン・F・ディマルティーニ)
  • 自分の価値観を知ること、何かが欠落していると感じるのは、その価値観を重要視していればこそだ。というのは言われてみるとその通りだと改めて感じた。ただ、本書にあるようなワークやアファメーションを試すかと聞かれると、Noと答えることになるだろう・・・(評価B)
「リーダーの決断 参謀の決断」(童門冬二)
  • 歴史(といってもほとんど戦国時代から幕末にかけての時代だが)における様々な決断について、その時点でのオプションと選択の結果を解説するという手法がユニークだった。著者の解説に「?」と思うところもあるが、本書を通じ、筋を読むことと、コミュニケーションの重要性が決断そのものと同様に重要なのだと思う。(評価A-)
「リーダーの値打ち」(山本一郎)
  • 副題の「日本ではなぜバカだけが出世するのか?」を面白いと思って読んだ。そのこと自体は「ピーターの法則」そのものだが、やはり日本の組織の在り様が時代遅れになっていることは事実だと思う。日本がまだ競争力を持つと思っていたコンテンツ業界ですら、例外ではないという事は衝撃だった。(評価A-)
購入:
「模倣の経営学」(井上達彦)、「タイム・マネジメント4.0」(竹村富士徳)、「世界史」(上)(下)(ウィリアム・H・マクニール)、「隠れていた宇宙」(上)(下)(ブライアン・グリーン)、「説得力」(ジェームズ・ボーク)、「影響力」(ジョー・オーエン)、「マネジャーのための経営モデルハンドブック」(マーセル・ヴァン・アッセン、ガーベン・ヴァン・デン・バーグ、ポール・ピーテルスマ)

2012年4月7日土曜日

公式戦0勝4分3敗

先ほどアルビレックスとの試合が終わり、またスコアレス・ドローに終わった。「前節よりはまし」という人がいるかもしれないが、プロは結果が全てだ。まして、去年からACL出場が公約だったチームにとって、この状況は許されない!フロントも含む人心一新を希望するのみ。

読了:

「アウトクラッシュ」(深町秋生)

  • 「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズの第二弾。主人公は今回海外からやってきた暗殺者と対決する中で、「なぜ夫が殺されたか」について、また一歩真相に近づいた。次に何が起こるのか、キャリア署長との関係はどうなるか?(評価A)


"The Advantage"(Patrick Lencioni)

  • いつもストーリー仕立てでマネジメントのあり方を解説する著者が、(今のところ)唯一そのスタイルを取らずに、「健全な組織」とはなにかを解説している一冊。マネジメント・チームがチームとしてワークし、全社員が分かる明確な方針を打ち出すこと、またその方針が企業文化と根付くような人事のありようなど、「当たり前だけど実践するのが難しい」課題に、どのような形で取り組むかが分かり易く説明されている。変革のマネジメントに有効な一冊。(評価A)
「響き合うリーダーシップ」(マックス・デブリ―)
  • ハーマン・ミラー社CEOだった著者が語るリーダーシップ論。アメリカ企業らしい倫理観がしっかりと社内に根付いている一方で、日本企業のように現場力を大切にしている点がユニークだと思う。そういう会社だから高価だけどすわり心地のよいビジネスチェアーを生み出せているのだろう。ただ、この手法は、CEO直属部下はじめ幹部にまでしっかり方針が浸透しなければ、大きな組織では実践が困難ではないか?(評価A-)
「人を魅了する」(ガイ・カワサキ)
  • 表紙の謳い文句には、「一流の職業人であるための技術」とあるが、一流のマーケター・リーダー用のノウハウと思われる。「自分をどうすればマーケティングできるか?」という課題を考えるとき、もっとも効果を発揮する本であると思う。(評価A)
「財務省のマインド・コントロール」(江田憲司)
  • 個人的には、前半の「財務省はいかに嫌なところで、どうやって政治を牛耳っているか」という部分より、最後の政策提言のところが面白かった。ある意味では「みんなの党」のマニフェストともいえるような内容で、個人的には賛同するところが多い。大阪維新の会と政策的には一番近いし、自民・民主が再編する際には一つの極になりうるポジションだと思う。(評価A+)
「震える牛」(相場英雄)
  • 「平成版『砂の器』」と言えるかどうかはともかく、非常に面白かった。ミステリーではあるが、経済小説がメインの著者だけに、描かれている各社の戦略は極めてリアルだと思う。現実の世界では、こんなことが起こったら恐らくパニックだろう・・・そうならないことを祈る。(評価A+)
購入:
「リーダーの決断 参謀の決断」(童門冬二)、「リーダーの値打ち」(山本一郎)、「なぜ日本企業は『グローバル化』でつまずくのか」(ドミニク・テュルパン)、「知識創造経営のプリンシプル」(野中郁次郎、紺野登)、「リーン・ソリューション」(ジェームズ・P・ウォーマック、ダニエル・T・ジョーンズ)、「指導力」(ジョー・オーエン)、「ガイドツアー複雑系の世界」(メラニー・ミッチェル)