今年はスーパーカップ、ACL第一戦とJ開幕前に2試合を戦う。ACLに参加するJチームはここのところ毎年ACL予選リーグ序盤で躓いて、スタートダッシュできないことが多い。F.マリノスが昨年のような好スタートを切るには、キャンプを含むこれから4週間の準備が大きな鍵を握る。過密スケジュールを乗り切るにはベテランを随時休ませるローテーションが不可欠になる。この面からも新入団選手と若手の奮起を期待する。
ヨーロッパの移籍期限が迫り、日本人選手の動向が気になる。本田はとりあえず無難なスタートというところだが、他の選手は心配だ。香川はやはりモイーズに信頼されていないことがチェルシー戦で明らかになった。マンUがチェルシーからマタを獲得したことも逆風だ。噂通りのチーム(インテル?アトレチコ・マドリー?)からオファーが来ているのであれば移籍すべきだろう。一方吉田は負傷者の関係から出場のチャンスが出てきた。しかし、試合勘を取り戻すためにはやはり移籍を考えるべきだろう。
久々デューク・ブルー・デビルズの話。ACCリーグ戦でいきなりアウェー2連敗となってランキングが20位代まで下降したときは「どうなることか?」と心配したが、ここにきて復調の気配。来週は新規加入のピッツバーグ大、シラキューズ大とアウェーが続く。共にランキング校、しかもシラキューズはここまで無敗。厳しい戦いになるが、ここを乗り切れないようではリーグもNCAAトーナメントも上位進出は望めない。ジャバリ・パーカーの爆発に期待する。
読了:
「Give & Take」(アダム・グラント)
- Giver、TakerとMatcher。三つのタイプの中で成功するのも凡庸で終わるのもGiver。では、成功しているGiverはどんな人なのか?「情けは人のためならず」はアメリカであっても一定通用することが証明されているのが本書のユニークなところ。読みながら、自分はGiverだろうか?と自問した。(評価A)
「スリランカの赤い雨」(松井孝典)
- 一昨年スリランカで降った「赤い雨」の謎から始まり、生命の誕生を巡るパンスペルミア説(生命は地球外に起源するという説)とはどのようなものかなど、アストロバイオロジーの最新理論が解説されている。ダーウィンの進化論だけでは説明できない生物の分化に、地球外からもたらされるウィルスが関係しているという考え方は興味深い。でもなぜ日本では「赤い雨」が観測されないのだろう?まだまだ解決すべき課題があるように思う。(評価A+)
「維新の後始末」(野口武彦)
- 幕末から維新までの歴史に比べ取り上げられることが少ない明治初期の日本の有様が、様々なエピソードから浮かび上がる。西南戦争までの約10年における近代国家としての基礎固めがどんなに大変だったか、著者の言うとおり維新が革命であったということが本書を通じ理解できた。(評価A)
「知的創造の作法」(阿刀田高)
- アイディアの集め方、拡げ方、読書の効用など知的創造に重要なスキル・手法がまとまっている。ただ、著者らしく「いかに短編小説を作るか」という観点からのまとめが多いので、どう応用するかは読者次第、という読後感だった。(評価B)
購入:
「U理論入門」(中土井僚)、「並外れたマネジャーになる80対20の法則」(リチャード・コッチ)、「戦略的ストーリー思考入門」(生方正也)、「事業創造のロジック」(根来龍之)