2010年8月28日土曜日

車がやってきた

 ついに納車になり、さっそくIKEAまで行った。ためし乗りとしては上々。これで日々の行動の仕方(特に週末の過ごし方)が変わってくるだろう。

 パラグアイ、グアテマラと戦う代表メンバーが発表になった。香川のようなW杯サポートメンバーだけでなく、好調なセレッソ乾など楽しみな選手が選ばれたと思う。監督の選出についてはあれこれ言われているが、時間をかけてでもしっかりと4年間任せることのできる人を選んでほしい。そんな時ある意味タイムリーに中澤の「暴露話」が出てきた。おそらくはこれが真実なのだろう。結局、前任者は勝ったことで全てが帳消しにされていたのだと納得した。

読了:
「NASAのチームビルディング」(チャールズ・J・ペレリン)
  • 意思決定が感情的か論理的かという軸と情報が直感的か知覚的かという軸の2軸をベースとしてリーダーシップの構成要素を4つに分類するという手法はどこにでもありそうだが、そのうちのどれか一つが正しいというような事でなく、局面・成長段階でこれらの要素を組み合わせて使うという点がより実践的と思う。(評価A)
「経営の流儀」(嶋口充輝、竹内弘高)
  • 「次世代リーダー育成塾」の講義録。グローバルな競争の中でどのように勝ち抜くかという課題は明確なのに、リーダーとなるべき人材はどんどん小粒になっているという印象を持った。ハーバードで教え始めた竹内教授の言が「嘆き」に聞こえた。(評価B+)
「『Why思考』が仕事を変える」(細谷功)
  • 「WhyなきWhat」の怖さについて、ややエキセントリックな書きぶりではあるが、よく伝わっている。自分の部下を見ていてもアメリカ人の方が「Why」を考え、疑問をぶつけてくるケースが多い。やはり教育の結果なのだろうと思う。(評価B+)
「プラットフォーム戦略」(平野敦士カール、アンドレイ・ハギウ)
  • 世界はどんどんプラットフォーム間の競争になっていると思う。自社がどのようにプラットフォームを利用し、飲み込まれることなく戦うか。あわよくば自らがプラットフォームを創ることができるか。少し先の戦略策定の参考になった。(評価A)
「ドラッカー・ディファレンス」(クレイグ・L・ピアース、ジョゼフ・A・マチャレロ、山脇秀樹)
  • クレアモントビジネススクールでどんな事が教えられていて、ドラッカーの影響がどのようなところに生きているかが理解できる。死して5年。未だドラッカーは健在ということだ。(評価B+)
購入:
「企業成長の理論」(エディス・ペンローズ)、「競争の作法」(齋藤誠)

2010年8月21日土曜日

New PC

 PCが新しくなり、ネットの接続なども大幅にスピードアップした。23インチのディスプレーは液晶TVそのものなので、もう一台TVを買ったのと全く同じようだ。

 日本代表の監督選びとマリノスは相変わらずはっきりしない状態だが、今週からはFootも始まりいよいよ本格的なFootballシーズン到来というところだ。日本人選手では香川がいい状態でシーズンに臨めそう。ぜひ10点以上ゲットしてロンドンオリンピックや2014年ブラジルW杯に繫げてもらいたい。

読了:
「ランチェスター思考Ⅱ」(福田秀人)
  • 現場リーダーがいかに判断して課題に対応すべきかよくまとまっている。しかし結局のところ準拠している米軍の指揮官マニュアルが素晴らしいのであって、必ずしも「ランチェスター法則」とつながっているのかは疑問。(評価B+)
「大前研一の新しい資本主義の論点」
  • 最近のHBRにおける経済論文のダイジェスト版。研究者の関心が日本を通り越してアジアやアフリカに向かっているのがよくわかる。そういえば最近ダイヤモンドHBRがかつて掲載した論文のダイジェストばかりになってきているのも、日本人向けの論文が少なくなっている為なのかと思う。(評価A-)
「売り方は類人猿が知っている」(ルディー和子)
  • 行動経済学の本のようでもあり、心理学の本のようにも思え、またマーケティングの本でもあるという「不思議」な一冊。人間の心理を読み解いていくと合理的てないところが沢山あり、それは類人猿と変わらないということなのだろう。読み物としては面白い。(評価B+)
「スイッチ!」(チップ・ハース、ダン・ハース)
  • ハース兄弟による「アイデアのちから」に続く一冊。Change Managementをいかに成功させるか。BHAGを設定したり、例外に注目したり、行動分析をもとに考えたり・・・考え方・解決に向けた切り口はよく整理されている。何かの折には使ってみたい「テクニック」だ。(評価A)
購入:
「経営の流儀」(竹内弘高、嶋口充輝 編)、「『WHY思考』が仕事を変える」(細谷功)、「ドラッカー最後の言葉」(ピーター・F・ドラッカー)、「ドラッカー・ディファレンス」(クレイグ・L・ピアース、ジョゼフ・A・マチャレロ、山脇秀樹)、「プラットフォーム戦略」(平野敦士カール、アンドレイ・ハギウ)

2010年8月15日日曜日

PC購入

 昨日パソコンを買った。明日届くので休みの予定を変更して午後はずっとセットアップすることになる。説明を聞いてセットアップに数時間かかるのにビックリ。今使っているのは2003年頃の購入なので、全くそんなことは無かった。ITの発達がこんなところに却って不都合をもたらしているのだろう。

 マリノスは俊輔の1ゴール1アシストでエスパルスに勝利。アウェーの連勝で弾みをつけて今週の2戦で爆発して欲しい。プレミアも始まりいよいよ本格的なサッカーシーズンが到来。それにしても今朝のNHKニュースでのプレミアの取り上げ方はいただけなかった。ドログバ、アネルカ、ランパードといったチェルシーの面々を紹介するのに「W杯で活躍した」などという間抜けなコメントが付け加わっていて「『NHKとしての番宣です』と正直に言えよ」と突っ込みたかった。

追記
購入:
「売り方は類人猿が知っている」(ルディー和子)、「NASAのチームビルディング」(チャールズ・J・ペレリン)

2010年8月13日金曜日

夏休み後半

 今日と月曜日に休暇を取った。ここのところできなかった事を消化したい。今日は朝早くから「インセプション」を見たが、発想もストーリー展開も大満足だった。クリストファー・ノーランは前作の「ダーク・ナイト」に匹敵する"Good Job!”をやってのけたと思う。2作とも自身が見た映画のベスト5には入る。

読了:
「日本の成長戦略」(堀鉱一)
  • ちょうど同時期に大前の「民の見えざる手」が出たので良い比較になった。こちらの方がよりソフトというか「日本のよさを大切にしましょう」的だが、両者とも現状の教育・マスコミや政治家・官僚によるアンシャン・レジームへの批判は共通している。民主党への具体的提言という観点では「民の見えざる手」に軍配を上げたい。(評価A-)
「失敗の技術 マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選2」
  • 今回の方が確率論・政策論や法律論などをスコープにしている分ややアカデミックではあるが、いずれにしても面白かった。毎度日本のジャーナリズムの貧困さ(とりわけ教養の浅さ)を感じずにはいられない。(評価A+)
「戦略的思考をどう実践するか」(アビナッシュ・ディキシット、バリー・ネイルバフ)
  • "Thinking Strategically"(Dukeの時原書で読んだ)の「改訂版」という出発点もあり、ゲーム理論の解説として非常によくまとまっている。MBAコースのテキストとして最適ではないか。改めて戦略的思考の実践の難しさを実感した。(評価A+)
購入:
「大前研一の新しい資本主義の論点」、「スイッチ!」(チップ・ハース、ダン・ハース)

2010年8月8日日曜日

テニス復活・車

 腰の打撲のため4回休んでいたわりには体は動いた。でも終わってからあちこちが痛い。やはりブランクの影響は大きい。
 昨日は車の契約を終えた。今月末納車予定なので補助金はギリギリセーフ?アウト?いずれにしてもマイカーがやってくるのはアメリカにいた時以来(14年ぶり)。生活のパターンが変わるかもしれない。ついでという訳ではないが、PC・プリンタ等も買い替え予定。出費が嵩む夏である。

 マリノスは松田の久々ゴールで何とか勝利。でも前半の決定機を決めきれないようでは上位を狙うのは難しい。俊輔は時折決定的なパスを見せるがやはり全盛時とは程遠い動きだ。あれならむしろ若手を使ったほうが良いのではないか?

読了:
「経営戦略ワークブック」(河瀬誠)
  • 前作の「戦略思考コンプリートブック」もそうだが、様々な経営理論が良く整理されており、実践に役立つと思う。来年度の計画策定には間に合わなかったが、年内に一度戦略ワークショップを行って少し先のビジョン・戦略を構築しようと改めて思う。(評価A)
「ビジネス構造化経営理論」(武井淳)
  • 600ページ以上の大作だが、500ページを越えても用語の定義が出てくるというのはどういうこと?と思う。何とか戦略の打ち手を「経営」という観点から全体最適化したいのだろうが、逆にここまでの「構造化」が必要だろうか???用語も紛らわしいものが多いので、かえって消化不良を起こすのみだと考える。ひとりよがりの理論といわざるを得ない。(評価B-)
購入:
「日本の成長戦略」(堀鉱一)、「戦略的思考をどう実践するか」(アビナッシュ・ディキシット、バリー・ネイルバフ)、「ランチェスター思考Ⅱ」(福田秀人)、「マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER傑作選2 失敗の技術」

2010年8月1日日曜日

怒涛の一週間が終わっても・・・

 先週は本社からの来客対応が来年度予算作成などの作業にプラスされ、フル回転の一週間だった。今週もその余波が予想されるが、あとひとふん張り。再来週は少し休もう!? 

 マリノスはグランパスに完敗。ここぞという時に決めたのは結局グランパスの外国人二人。マリノスもグランパスも日本人選手はいざシュートという時になると吹かしたり、正面にいったりするばかり。終了間際の俊輔のフリーキックすら楢崎にはコースがバレバレ。 日本(人)の決定力不足は続く・・・
 

読了:
「仕事で成長したい5%の日本人へ」(今北純一)
  • 著者が自らどのように自己の価値を高めたか、特に欧米人とのインタラクションをどう勝ち抜いたかといった「(ドヤ顔ならぬ)ドヤ本」といった面が強かったのが残念。ただ、外資に勤める身にとっては、それなりに参考になる点も多い。重要なのは自分の軸を如何に確立し、しっかりと保持する事ではないだろうか。(評価B+)
「リーダーのための中国古典」、「中国古典に学ぶ人を惹きつけるリーダーの条件」(共に守屋洋)
  • 前者の中に述べられているように、現代のリーダーシップ論の多くが中国古典の中で既に取り上げられているということが良く分かる。皆を前に一言言うことを前提にするなら前者の方が良いし、理論を多少なりとも体系だてて見るには後者が良い。いずれにしてもどちらか一冊で充分。私は前者の方が良かった。(評価A-とB+)
「ビジョナリーカンパニー③衰退の五段階」(ジェームズ・C・コリンズ)
  • 原書を読んでいたので、改めて読み直したというところだが、やはり感じるのは、「いかなる企業も永久に成長し続ける事などできない」との前提で驕りを避け、地道に経営する事の必要性だ。その上で(多少矛盾するが)どこまでリスクを取って成長のドライブを掛けるかということなのだろう。経営者の真価はそうした所に現れると思う。(評価A+)
「究極の鍛錬」(ジョフ・コルヴァン)
  • グラッドウェルの「天才!」とオーバーラップする内容だが、こちらの方が少し実践的。著者が言う通りビジネスの世界で「究極」の5条件を満たす鍛錬を行うことは難しいが、かつての日本企業はこれに近い社員教育(OJT)を行っていたと思う。ただ、後継者・ハイポテンシャルの育成という限られて面ではあるが、今では外資の方がそうした点を意識してやっているのではないか?(評価B+)