- 成績が下がったチームなのに監督の年棒が上がった
- 契約解除されたスタッフの挨拶に対し、ねぎらいの言葉もなく練習を開始した
- 来シーズンの目標・戦い方について質問されしどろもどろになった
- あやふやな状況のままミーティングは打ち切られた
- 俊輔について聞かれた監督が、「彼にとってよりよい状況・環境を願っています」と発言した
- 報道陣への対応を広報に「丸投げ」した
マネジメントに携わる者は誰も、時には自分の意に反する決定を受け入れざるを得ない事がある。また、その判断の背景を言えない事もある。それでも前へ進まなければいけないのであれば、思う通りの結果が得られない時は自らの地位を辞する覚悟を持ち、誠意を尽くしてチームメンバーと話すしかない。また、第三者(マスコミなど)から不正確な事実が回りまわってチームメンバーに届く事態は避けるにはトップ自らが自分の言葉で話すのが「常識」だ。残念ながら今回のマリノスの監督・フロントのコミュニケーションでは事態を却って悪化させるだけだ。
同じ事がファン・サポーターとのコミュニケーションについても言える。監督続投発表における社長のコメントには相変わらず「心」が感じられない。「これからもファン・サポーターの皆さま、ホームタウンの皆さまに愛されるクラブを目指し邁進して参ります」とあるが、小林との契約満了発表からの約3週間やっていることは、結果的に全く逆効果になっている。「強いマリノス」どころか「グランパスの次の」降格候補と揶揄される始末だ。
こうした事態を収めることができるのはトップしかいない。「経営のプロ」のお手並みを拝見したい。