2009年2月22日日曜日

クラス会

昨夜は17回目のクラス会。いつになく深刻な集まりだった。卒業後27年ということで、皆それなりに責任あるポジションになったことで、一層深刻度合いが高いのだろう。金融機関、メーカー、役人それぞれ見方は違うが今回の経済危機が皆を直撃しているのを感じた。面白かったのは霞ヶ関の連中。よほど政権交代が嫌なのだろう。「ほとぼりが冷めるまで地方にいたい」というのが本音のようだ。

読了:
「読まない力」(養老孟司)
  • クラス会の往復で読みきった。政治が嫌いと言いながら、結構ポイントをついた文章が並んでいて面白かった。「幸せって何?」という問いかけがちりばめられているという印象を持った。ここでも考える力が減っていることを憂う記述。「一体この国はどうなってしまうのだろう?」

購入:

「起業家の本質」(堀紘一、松下幸之助ほか)、「コンサルティング実践講座」(須藤実和)、「クリエイティブ都市論」(R.フロリダ)

その他:

ダービーでエスパニョールがバルサに勝利。カンプノウでは27年ぶりの勝利だとか。一方レアルは大勝。勝ち点差が7まで縮まった。

今週末は身体を動かそう!再来週にはテニス復活が目標。

2009年2月21日土曜日

クラス会

今日は大学のクラス会。詳細は明日

読了:
「人脈力」(岡島悦子)
  • この人もセレンディピティをちゃんと捕まえた一人。自分のブランドを確立する点は何とか見習いたいものだ。

「さらばアメリカ」(大前研一)

  • 大前氏ならではのアメリカ論。むりやりの人類学に持っていかないところが良い。大前氏も書いているが、生活してみた実感としてアメリカは豊かだった。大学の力についてもAgree。早晩アメリカは復活するのではないかと個人的には思う。それに引き換え日本は・・・

「回復力」(畑村洋太郎)

  • 誰でも鬱になる。失敗したときの対処法として参考になる。

「ビジネス<勝負脳>」(林 成之)

  • 星野ジャパンはなぜ勝てなかったか、なでしことの差を脳医学の観点で考えるというのが面白い。今回のWBCは「サムライジャパン」さて結果は?岡田ジャパンと比べてみよう。

「リーダーシップの本質」(堀 紘一)

  • BCG以降の堀氏の本の中では一番の本ではないか。多くの経営者が側に置いているというのもあながち嘘ではあるまい。リーダーに求められるものが網羅的かつコンパクトに纏まっていると思う。

購入:

「マンデーモーニングリーダーシップ」(D.コットレル)、「ビジネスインテリジェンス」(北岡元)、

「経営者に贈る5つの質問」(P.F.ドラッカー)

2009年2月15日日曜日

2月15日

読了:
「ローマ亡き後の地中海世界」(下)(塩野七生)
  • 西ローマ帝国滅亡から1,000年あまりの地中海における覇権争いというか海賊の歴史といった趣の本。下巻はビザンチン帝国滅亡後におけるトルコ対キリスト教国のパワーゲームが記されている。フランス、スペインに対する記述の「冷たさ」を見るにつけ、著者は「イタリア人」なんだなと妙に納得。一方で各国の活動の遅さは今の我が国に通ずるところがあると感じながら読み終えた。

購入:

「リーダーシップの本質(新版)」(堀 紘一)、「リーダーシップからフォロワーシップへ」(中竹竜二)

「ビジネス<勝負脳>」(林 成之)、「読まない力」(養老孟司)

その他:

遂にバルサの連勝ストップ。でも最後に追いつくのは底力の差だろう。明日のレアルの結果が楽しみになった(意外にお付き合いが良い?)

2009年2月14日土曜日

スコアレスドロー

オーストラリア戦は結局スコアレスドロー。見ていて非常に歯がゆい試合だった。決定的なチャンスを作らせなかった事を持って「半歩前進」と見る向きが多いようだが、私には内容でも完敗に思えた。結局個々の選手の力は相手の方が勝っていたし、厳しい試合の経験の差は埋められようも無いくらい深かった。
気になったのは選手の走力の無さ。フォワード陣のゴール前への走り方・入り方はあれで良いのか?質・量共に合格は田中のみと思われる。その他中盤からの押し上げもオシム時代から後退している。本当にW杯ベスト4を目指すのなら、30%の走力向上が必要だろう。

今週後半の読書記録
読了:
「資本主義はなぜ自壊したのか」(中谷巌)
  • 「改革派からの転向の書」としてもてはやされているようだが、グローバリズムにこれほどまでに組み込まれた日本について、「アメリカとは文化が違うから自由資本主義はNGです。ブータンやキューバは幸せです」などと言ったとしても何の解決にもならない。目指すべき方向についても「エッ?」せめて北欧の良いところを見習い「高負担・高福祉」を目指しましょう位「転向」して欲しかった。霞ヶ関に擦り寄って政府の審議委員になりたいのだろうか?と真意を疑いたくなった。

「正しく決める力」(三谷宏治)

  • 三谷さん、相変わらず切れ味抜群です。ACの頃、「Macを10倍売るにはどうするか」など三谷教室で考えたことがかなり身になったのを思い出す。サバイバルゲームの効用は私もやってみて大いに共感!正しい質問をすることについては、どんどんやっていこうと思う。

その他:

久々にマッサージに行った。左足を庇ったため、逆に右足に疲労が溜まっていて、痛かった(涙)。

2009年2月11日水曜日

今日はオーストラリア戦

最低でも引き分けが監督留任の条件だろう。相手のコンディション不良に頼らざるを得ないのは真に情けない。今のフル代表にはそのくらいの危機感を持っている。今晩そんな危惧を吹き飛ばして欲しい。

読了:
「現場力復権」(遠藤功)
  • 3部作に続く「現場力」もの。現場、見える化など上辺だけ繕った企業の続出に「元祖」が待ったをかけたという趣の本と言えるのではないか。10年以上前、一緒に仕事をしたときから遠藤さんの姿勢は変わっていない。そういえば遠藤さんはよくジーコの本を引き合いに出していたのを思い出した。

「幕末史」(半藤一利)

  • ペリー来訪から西南戦争までの約25年のハイライトが纏まった本だと思う。改めて見てもそれぞれの立場で、若い登場人物たちがもがきながら突っ走った様子は面白い。半藤氏は登場人物たち自身何のための倒幕→新政府樹立かという理由・ビジョンが描けていなかった、というのを基本としているよう感じられた。一人そうしたことを意識したのが大久保利通だったのだろう。数多くの作家がそれぞれの視点から作品を書けるということ一つをとっても、今に至る日本史の一大ターニングポイントであったのだと、今更考えた。

購入:

「回復力」(畑村洋太郎)、「人脈力」(岡島悦子)、「さらばアメリカ」(大前研一)

その他:

明日からは杖なしで出勤できそうだ。この何日間は大きな社会勉強であった。何より分かったのが、都心のターミナルと呼ばれる駅のバリアが如何に高いかだ。新宿も渋谷もとにかくエレベータの数は少ないし、乗り換えが不便。あくまでも「健常者」の目線で設計されている。グランドデザインはこんな所でも欠落している。高齢化社会進展と共にこれらのバリアが街の衰退に繋がるのではないだろうか?

2009年2月9日月曜日

2月9日

相変わらず松葉杖での出勤。階段を下りるのはまだ怖い。

読了:
「クオリア立国論」(茂木健一郎)
  • クオリアを大事にすることが差別化に繋がるということのようだ。ミシュランも色々言われるが一応星獲得のレストラン数は東京が世界一とも聞く。フランス人との共通点、欧米人とのクオリアの捉え方の違いなど個々のエピソードはそれなりに面白かったが・・・
「ダメな議論」(飯田泰之)
  • 一見非の打ち所のない議論でも一皮剥けると「トンデモ論」。5つのチェック方法は参考になる。「見てきたような嘘をつく」ことの無い様、自らの言説にはきちんと責任を持ちたいと思わせる。

「経営者の品格」(プレジデント編)

  • 繰り返し出てくるのは松下、盛田、本田の3人。その他(土光さんなど)は限られるばかり。古い雑誌記事の抜粋ではあるが、結局のところ現在の経営者にこの人たちに匹敵する大物がいなくなったということなのだろう。

その他:

バルサは10連勝!でも追うレアルも7連勝と必死に食い下がる。どちらが先に躓くか?次節あたりひと波乱?

フィンランド戦は戦前予想が良い方に大外れ!でも勝ちがオーストラリア戦にそのまま繋がるとは考えられない。日本が有利な点はチーム練習の多さ。これで豪州とはやっと互角と見るべきだろう。W杯出場を第一とするなら、まずは負けない試合ができるか?正に試金石!

2009年2月7日土曜日

松葉杖つき通勤

読了:(記入漏れ)
「行動科学分析マネジメント」(舞田、杉山)
  • ケースはちょっと安っぽかったが、考え方は良く伝わってきた。日常のマネジメントにどう活用するか考える価値あり。

購入:

「資本主義はなぜ自壊したのか」(中谷巌)、「ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ」(池田洋一郎)

その他:

松葉杖をつきながら通勤して感じたのは、「バリアフリー」がうわべだけであることだ。多くの駅には確かにエレベータが設置されてはいるが、ホームが狭くてラッシュ時などは人の波でそこまでたどり着けないような所もあるし、後から文字通り「とってつけた」為に非常に不便な位置にあったりする。結局遠回りせざるを得ないのが実情。

もう一点、優先席ですら中々席を譲ってもらえない現実。目が合うといきなり「寝たふり」モードに入る人(どちらかというと比較的若年の男性)がなんと多いことか!昨日の京王線は結局空いた席に自らすすんで座るしかなかった。また、全席優先の市営地下鉄では譲ってもらえたのだが、その若者は「どうぞ」ではなく、「座りますか?」疑問形かよ!前回怪我をしたとき(7年前)の方がまだましだった。それでも譲ってくれる人はまだいるので、そのときには、きちんと「ありがとうございます!」と言おう。

2009年2月3日火曜日

2月第一弾

今月は早々に肉離れを起こし、安静でスタート。情けない・・・
お陰で?読みかけの本が良いペースで片付いた。

読了:
「ジェネラル・ルージュの凱旋」(海堂 尊)
  • 白鳥があまり出てこない第三弾。ナイチンゲールの沈黙との時間的なオーバーラップというのは斬新な手法。内容は最早ミステリーというよりは社会派エンターテインメントと言うべきもの。今の医療現場の実情が良く出ている(のだろう)。解説にもあったが、映画・TVとも田口・白鳥のイメージと違う配役だと改めて思う。(もっともボーンコレクターでライムが黒人になった例もあるか。)

「レバレッジ・マネジメント」(本田直之)

  • 意外に共感できる「経営のポイント集」だった。

「マネー力」(大前研一)

  • マネーに関する昨年の記事再録という色合いは強いが、読み終えて早速投資一覧を更新した。さて、今年の原資はどこに投資するか・・・

「世界潮流の読み方」(ビル・エモット)

  • 英「エコノミスト」的な世界の見方。小泉純一郎の評価が高いのが典型。ポスト小泉3首相の哲学の無さというか官僚による操られ方を見ると、著者の読みと反してこの先日本の没落が見えてならない。

「できそこないの男たち」(福岡伸一)

  • 「生物と無生物とのあいだ」も面白かったが、この本も性決定のメカニズムを素人にもかなり分かりやすく説明しており負けていなかった。ただ、最後に出てくるハーバードの教授のエピソードは正直なくて良かった。

その他:

バルサも少し疲れ気味のようだ。次節はCB3人不在をどう埋めるか。それでもメッシ・エトー・アンリに加えボージャンの調子が上がってきたので、この際超超攻撃的布陣で乗り切って欲しい。

明日は日本対フィンランド。湘南に練習試合で負けている相手だが、快勝といけるか?結局1点差の勝ち→消化不良でサポーターブーイング→岡田の言い訳的なエンディングではないか?オーストラリア戦では俊輔とヤットのマークが間違いなくきつくなり、10月のウズベキスタン戦と同様の戦いになると思われる。また引き分け以下ということなら、いよいよ監督交代しないと二位通過も危うくなる!明日の戦い方で11日の結果も更に良く見えてくるだろう。