2014年6月21日土曜日

進歩なく8年前を再現することになるのか???

日本代表はギリシャとスコアレスドローで2戦終了も勝ち点1のみ。初戦逆転負けから第二戦スコアレスドローというここまでの流れは8年前のドイツ大会とオーバーラップする。開幕前のテストマッチに勝利したときに遠藤が危惧していた通りになってしまった。

試合後にマスコミが一斉に書いているが、昨日のギリシャ戦は消化不良の度合いが酷い。F.マリノス推しからすれば「切り札」、「ジョーカー」であったはずの齋藤はなぜ使われなかったのか?一人少ない状態が続き終盤疲労の溜まった相手が嫌がるのは齋藤のようなすばしっこい選手のはず。それがザッケローニは青山を考えていたという。ザンビア戦の夢の再来を期待したのか??新聞報道によれば入れてもドリブルするスペースがなかったということらしいし、攻撃陣の人数を増やす考えはなかったとも報じられている。ではいつ使うのか???

ここまでの2試合に関してはこのほかにも、遠藤を途中投入する意味はあったのか?柿谷はファーストチョイスではなかったのか??パワープレー???などザッケローニの采配について「?」だらけだ。中田英寿氏がNumber誌で、藤田俊哉氏がTVで語っていた通り「違和感」という表現が相応しい。このままでは、コロンビア戦に勝つのはほぼ不可能だ。TVでラモスが「日本代表の誇りを見せろ!」と言っていたが、自分たちの闘いは今後の日本サッカー盛衰のカギを握るのだ、という気概を持って戦ってほしい。

他の組では番狂わせが続き、スペイン・イングランドの敗退が決まった。本番前日本に敗れたコスタリカがウルグアイに続きイタリアも撃破している。この先もヨーロッパ勢は苦戦しそうだ。

読了:
「失敗しないとわかっていたら、どんなことをしてみたい?」(ジョン・C・マクスウェル)

  • 世界No.1メンターの最新作。英語のタイトルにある通り、「人生における最大の学びは我々の失敗から得る」のだということが多くの事例から説かれている。最後に成功する人になるためには、謙虚であること、現実をみること、逆境を恐れないことなどなどが必要という。学ぶ姿勢がなければ失敗を繰り返すだけ、意識して一歩ずつ理想の自分に近づきたい。(評価A)

「史上最大の決断」(野中郁次郎、荻野進介)

  • Dデイからちょうど70年。史上最大の作戦と言われたノルマンディー上陸作戦はどう計画され、どのように実行されたのか。アイゼンハワーが最高司令官に選ばれたのはなぜか、連合軍とドイツ軍の組織・意思決定の相違、チャーチル・レーニンなど政治家の関わり方、現場リーダーの実践知など様々な観点から説かれている。「失敗の本質」などと同様に企業経営においても参考となる点が多い。(評価A+)

「図解でわかる!『戦略実行』読本」(クリス・マチェズニ―、ショーン・コヴィー、ジム・ヒューリング)

  • 「戦略を、実行できる組織、実行できない組織。」の内容に関する実戦のための手引書。前著の要点が数ページ単位でまとめられ、実行のためのテンプレートが示されている。戦略実行PDCAサイクルにおける目の付け所が分かるが、結局一番重要なのは、第4の規律で示される「アカウンタビリティのリズムを生み出す」ことではないか。(評価A)

「チームが機能するとはどういうことか」(エイミー・C・エドモンソン)

  • 「知識経済において組織はいかに学習し、改革し、競争するか」(英語の副題)を考える時、学習と実行を同時にできるようなチームを如何に構築していくかが重要。このプロセスは”チーミング”という「進行形」が相応しい。本書の説く率直に意見を言う、協働する、試みる、省察するという4つを意識してチーム運営に取り組むことを意識したい。(評価A)


購入:
「天体衝突」(松井孝典)、「生命誕生」(中沢弘基)、「社会保障亡国論」(鈴木亘)

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