2014年6月15日日曜日

ワールドカップ開幕!日本の初戦は逆転負け

W杯ブラジル大会が開幕した。2日目にして早くも優勝候補2チームの明暗が分かれた。地元ブラジルはクロアチアに勝利。(西村主審の判定が一部物議を醸している。しかし、今朝ジムのトレッドミルに乗りながら改めてスロー再生を見たが、ロブレンがフレッジを掴んでいたのは見るとはっきり分かった。)一方で前回優勝のスペインはオランダに大敗。暫定ではあるがグループ最下位でのスタートになった。この結果、ブラジルとスペインがベスト16で当たる可能性が高まった。

日本はコートジボワールに逆転負け。前半本田のゴールで先制するも、後半同じような形から立て続けに左サイドを突破され2失点。全体につまらないミスが多く、中盤でボールを奪われてゴール前に攻め込まれる場面が多く、ザッケローニの狙った主導権を握る戦いには程遠い状況だった。次はコロンビアに0対3で敗れたギリシャとの「最下位決定戦」。正に「絶対に負けられない戦い」に追い込まれた。更に吉田と森重がカードをもらったことで、次戦のFBをどう組むかという新たな課題が生まれた。今日機能しなかった攻撃陣、特に香川には「喝!」だ。奮起して欲しい。

(読了)
「変わった世界 変わらない日本」(野口悠紀雄)

  • レーガン・サッチャー登場以後世界、特にアメリカとイギリスがどのようにして経済を立て直したか、それに対比して日本がその期間本質的な改革ができていないことを説いた一冊。アベノミクスの評価など著者の意見に賛成できない部分はあるが、日本経済が変わるべき方向については、その通りと同意する。抜本的な改革なしでは中長期的な沈没が避けられない。(評価A)
「インサイドボックス 究極の創造的思考法」(ジェイコブ・ゴールデンバーグ、ドリュー・ボイド)
  • イノベーションを起こすには”Out-of-box Thinking"ではなく、制約の中で著者たちの説く5つのテクニック(引き算、分割、掛け算、一石二鳥、関数)を活用することが有効だということが、自分自身の経験からも納得できた。"Out-of-box"と思っていたのは、実は引き算や一石二鳥などのテクニックだった!より重要なのは、固定観念を排除することなのだろう。「目から鱗」の一冊だった。(評価A+)
「『戦略』大全」(マックス・マキューン)
  • 戦略を立案し実行す各プロセスにおいてどのような問いかけを行い、どのように進めていくか、戦略論のGuruたちの理論・フレームワークはどのように役立つのかが戦略ツールキットと共に纏められている。経営戦略策定に携わるにあたりかなり有効なハンドブックになっている。イギリスの本(ファイナンシャルタイムズ社ビジネスシリーズ)なので、日本ではあまり知られていない学者も紹介されている。(評価A)
「戦国時代の組織戦略」(堺屋太一)
  • 信長、秀吉が戦国時代を勝ち抜くために、拡大する組織をいかに取りまとめようとしたか、そのポイントおよび限界についてコンパクトに纏められている。信長の兵農分離や秀吉にとっての補佐役(秀長)が果たした役割はいままでの歴史書と異なる著者一流の視点であり、面白く読んだ。黒田官兵衛のような参謀はいかに使うべきかといった観点は企業経営でも大いに参考になるだろう。(評価A)
「信じよ!」(イビチャ・オシム)
  • ブラジルW杯に臨む日本代表の強み弱みを中心に、日本サッカーがこの先どう進むべきかなどオシム氏独自の説が展開されている。現代表メンバーに対する辛口の評価が興味深かった。今更ながらオシム氏率いる代表がW杯に出場していたらどのようなメンバーを選び、どのようなサッカーが見られただろうかと思わざるを得なかった。ギリギリでコートジボアール戦前に読み終わることができた。(評価A)
(購入)
「『本質直観』のすすめ」(水越康介)、「非線形科学 同期する世界」(蔵本由紀)、「数学は世界をこう見る」(小島寛之)、「歴史家が見る現代世界」(入江昭)

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