2017年5月20日土曜日

チーム状態は改善するどころか、むしろ悪化(1対1ベガルタ戦)

J1リーグ第12節。先月30日以来の生観戦。最近のチーム状態を表すようにスタンドは空席が目立つ。前節の勝利を梃に日産スタジアムで9戦ぶりのベガルタ戦で連勝を狙うF.マリノスはバブンスキーに代わり前田がトップ下に入りキックオフ。

 まるで3連敗中に逆戻りしたかのようなマリノスはスタートからベガルタにほぼ一方的にボールを支配され、しばしばゴールを脅かされる。相手のシュート技術の乏しさと飯倉のセーブがなければ30分までに試合が決まってしまったのではないだろうか。ミロシュの超ロングシュート?ぐらいしか見せ場のないままアディショナルタイム。それまで良いところのなかった前田がカウンターから右サイドを抜け出しゴール!なんとリードして折り返すことになった。

 後半も基本は同じ。攻撃が機能しないマリノスはシュートにまで持ち込めず、ベガルタの拙攻に救われ続けるが、やはり1対0のままでは終われなかった。CKに飛び込んできた選手をフリーにし、ゴールを割られてしまう。その後も齋藤が足を痛め交代?と思ったら前田も故障し、こちらが先に交代することに、するとマルティノスが状況を理解していないのか、とっととタッチへ出すべきボールから攻めようとして奪われたり・・・そんな状況にも関わらず3人目の交代枠は使わずにそのまま引き分けた。試合後の挨拶では流石に堪忍袋の緒が切れたサポーターが多く、ブーイングの方が大きかった。レッズが引き分けたこともあり、9位は変わらず。しかし首位ガンバとの勝ち点差は8に開いた。

 ここ2か月間リーグ戦ではいつも相手の方が戦術で上回る試合ばかり見せられている。攻撃も守備も全てがチグハグ。「若いチーム」などという言い訳では説明できない状況だ。
試合後フロンターレ戦着用の25周年記念ユニフォームを受け取り新横浜に向かう途中で聞こえてきた声、「ベガルタ相手でこれじゃ、フロンターレにはボコボコにされちゃう」、「6月4日はビジター側に座ろうかな」・・・リーグ戦3分の1消化時点で早くも下位との差の方が気になるチーム状態では、抜本的な手を打つ必要があるのではないか?


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