2010年9月12日日曜日

海外組頑張る。国内は?

 香川がブンデスリーガ初得点、長友も活躍し、矢野もデビューした。真価が問われるのはこれからであるのは間違いないが、海外組には頑張ってほしい。国内は酷暑のせいか大味な試合が多いように思われる。特に、フロンターレやエスパルスなど水曜日にナビスコカップを戦ったチームはコンディションが悪かった。やはり秋春制が必要?と感じる。ところで、サッカー批評の稲本はこの点に関する議論を含め「慧眼」というタイトルが相応しい内容の話をしている。いい指導者になりそうだ。
 今朝一番驚いたのはバルサが昇格組に敗れたこと。ボール支配率が70%を超えていたとしても、勝負は別なのだと思い知らされるようなゲームだった。

読了:
「ハーバードの『世界を動かす授業』」(リチャード・ヴィートー)
  • 世界経済をどう読み解くか、ハーバードのAMPで行われている講座の集約。マクロ経済の宿命なのかもしれないが、どうしても政府の役割に関する内容が多くなっている。政府の経済政策が国の「発展段階」とフィットしているかどうかがポイントというのが結論。日本に関する記述は正確だと思う。(評価A-)
「ビジネスで一番、大切なこと」(ヤンミ・ムン)
  • 今年読んだマーケティングの本ではNo.1かもしれない。商品の供給者がサプライヤーロジックで細かな改善に取り組むあまり、結局何も差別化できない商品ばかり増える。リバース・ブランド、ブレークアウェー・ブランドやホスタイル・ブランドなどの考え方は参考とすべきだ。(評価A+)
「街場のメディア論」(内田樹)
  • メディアの問題点に関する著者の意見には賛成するところが多いが、基本的に「反自由主義」的な考え方には賛同しない。ビジネス化=悪、競争=悪といったステレオティピカルな視点が多かったのがマイナス。(評価B)
「成長戦略とM&Aの未来」(ジェラルド・アドルフ、ジャスティン・ペティート、マイケル・シスク)
  • 「序文」で明らかにされているように、日本人読者向けに書き下ろした内容が追加されている。そのこと自体、いかに日本の企業経営が「ガラパゴス化」しているかを示しているのではないかと思う。円高を背景に海外企業の買収が進んでいると聞くが、ここにある「マーガニック戦略」なしでは、バブルのころ同様の失敗を繰り返すのではないか?(評価A)
「コトラーのマーケティング3.0」(フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ、イワン・セティアワン)
  • 「価値主導のマーケティング」(著者が言うところのマーケティング3.0)がいかなるものか解説されている。生産者対消費者という構図から脱却し、共に社会にプラスとなる価値を創造していきましょう、ということなのだろう。最近のピーター・センゲの本を読んでいるような感じもした。正直なところ、まだSo What?という思い。(評価B+)
購入:
「マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選3 採用は2秒で決まる!」、「ゲーム理論で不幸な未来が変わる!」(ブルース・ブエノ・デ・メスキータ)

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