2012年11月4日日曜日

映画「ARGO」ほか

 昨日映画「ARGO」を見た。1979年にイランで起きた「アメリカ大使館占拠事件」の裏にあった実話がベースの映画で、結果が分かっているのに最後の30分はワクワク、ドキドキした。ベン・アフレックは監督としてもなかなかのやり手だ。エンドロールでジミー・カーター元大統領のコメントがあって、またびっくりした。ついでながら、映画を見ているうちに、92年の夏、イランに出張したときのことを思い出した。あの時も空港で緊張したなー。

 今週末からNCAAバスケットボールのシーズンが始まる。デューク大学はプレシーズンのランキングで8位。一昨年のアーヴィング、去年のリバースのようなスーパー1年生はいないが、ガード陣が頑張れば、昨年を上回ることも可能だろう。久々にFinal4で見たい!

読了:
「知的生産の技術」(梅棹忠夫)

  • 1969年初版の超ロングセラー。京大式カードで有名な1冊だが、知識の整理方法、手紙の書き方(フォーマッティング)など今でも学ぶべき点が多い。今のクラウドサービスがまさに本書の考え方に則っているようで大変興味深かった。ワープロが出現しなかったら、今頃日本語はオール「仮名文字」になっていたのかな?などど考えながら読んだ。(評価A)
「がけっぷち上等!」(早草紀子)
  • 「なでしこジャパン」を長年追いかけてきたカメラウーマンが書いた一冊。「なでしこ」の成長やその過程での葛藤が描かれている。と同時に、著者のジャーナリストとしての成長記としても読めた。(評価A)
「MAKERS」(クリス・アンダーソン)
  • 「ロングテール」、「フリー」の著者の最新作。日本が「お得意」としてきた「モノづくり」にも、ロングテール、フリー、シェアといったコンセプトが押し寄せ、大きな変化が起こっていること、従来の製造業のコンセプトを完全否定するような形のMakersが登場していることが理解できる。ちょうど、TVでも日本の大企業から技術者がスピンオフし、本書にでてくるようなMakersになっていることが紹介されていた。注目すべき流れだ!(評価A+)
「オープン・サービス・イノベーション」(ヘンリー・チェスブロウ)
  • 本書もサービス業に起こっている新潮流を解説しているが、今一つピンとこなかった。ただし、「MAKERS」で描かれたオープン化がサービス業にも起こっているのは間違いないだろうし、従来の日本企業のような「自前主義」ではこの先グローバル競争に勝ち残れないのは確実だ。(評価B)
「禁断の魔術」(東野圭吾)
  • 「ガリレオ」シリーズの最新作。今回も湯川教授が大活躍。「真夏の方程式」とは違った意味で師弟の絆のようなものが描かれていたり、双子の間のテレパシーやコールド・リーディングが事件にかかわったりして、純粋に面白かった。(評価A)
購入:
「ヤル気の科学」(イアン・エアーズ)、「スティーブ・ジョブズ 英語で味わう魂の名言」(桑原晃弥)、「考え抜く社員を増やせ!」(柴田昌治)、「大きく、しぶとく、考え抜く。」(原田泳幸)、「リーダーを目指す人の心得」(コリン・パウエル、トニー・コルツ)

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