2014年1月12日日曜日

残るはFWの補強?

F.マリノスへの移籍選手が発表され、噂通り、藤本・三門・下平の3選手が加わった。「中堅」と呼べる世代が少ないチームなので、妥当な補強だ。俊輔とドゥトラのバックアップができたのはACLとリーグを並行して戦うには好材料だ。後はFWにもう一本、柱が欲しい。マルキーニョスの得点力を補えるのは誰だろう?それにしても、毎度感じるのだが、F.マリノスはFWが育たないチームだ・・・

読了:
「現場主義の競争戦略」(藤本隆宏)

  • グローバル経済の中で日本企業は従来強みであった現場力をどう生かすべきか。問題は本社にある。本書の良い所は、円高の流れが変わったことで日本企業が復活するという単純な現場礼賛論にも、逆に日本企業はダメだという悲観論にもなっていないことだ。著者の説く通り、組織能力をいかに構築するかというフレームワークから競争戦略を考えるべきだ。(評価A)
「ホワイト企業」(高橋俊介)
  • 「サービス業化」という流れの中で人材育成はどうあるべきか。人に投資する企業(IIP: Investors in People)、働く人にとってグレートな会社(GPTW: Great Place to Work)を目指すにはどうすべきか。著者が沖縄で実践し、経験した内容からの考察なので説得力がある。(評価A)
「数学的決断の技術」(小島寛之)
  • 判断基準とはどのようなものがあるのか、日々無意識に使っているのはそのうち何なのか、決断する時に気を付けるべき落とし穴は何か、本書は数学・統計学・経済学・心理学の応用である「意思決定理論」の優れた入門書だ。機会損失の検討などは日々の仕事の決断で有効だ。本書のアンケート結果では、この種の本を読み過ぎ?の私は判断基準がぶれているらしいが、「常に最適な判断基準を使える」意味と信じることにする。(評価A)
「政治の起源」(フランシス・フクヤマ)
  • 下巻では「法の支配」、「政府の説明責任」が各地域、各国でどのように確立されたのか、また確立されてこなかったのか、が説かれている。本書を読んで、著者の理論が「国家はなぜ衰退するのか」とかなり近いと感じた。政治と経済発展との関係が切り離せないものであることを改めて考えた。(評価A)
「気が遠くなる未来の宇宙のはなし」(佐藤勝彦)
  • シリーズの第三弾。今回は、半端な遠さではない未来に宇宙はどうなるのか、最新理論も踏まえて説明されている。宇宙の膨張がこの先も加速を続けるのかどうか、全て明らかになっているわけではないが、それにしても人類の知性はこんなところまで来ているのか、と改めてその凄さを感じた。(評価A)
購入:
「企業遺伝子の継承」(野口吉昭)、「値上げのためのマーケティング戦略」(菅野誠二)、「Give & Take」(アダム・グラント)


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