2014年1月18日土曜日

新体制決まる。

今週は本田のACミランでのデビュー&初ゴールが話題をさらっている。代表がブラジル大会で勝つには本田と香川が万全の状態で臨むことが条件の一つであるのは間違いがないので、本田には更に活躍して欲しい。一方の香川も前節は良いプレーをしていたが、今週のチェルシー戦が今後を左右するのではないか。ここで輝ければスタメンを確保できる。注目だ。

F.マリノスはFW2名(伊藤と矢島)の獲得を発表した。伊藤翔については何年か前にFootがグルノーブルを取材したときの印象が残っている。当時は松井のオマケという感じでインタビューを受けていた。ケガの影響などで実績は残せていなかったが、体幹がしっかりしている選手だと感じた。俊輔と組んだらどんな化学反応を起こすだろう。期待しよう。

明日(19日)は新体制発表会ということなので、おそらく補強はこれで終了だろう。ACLとリーグを戦うには選手層を厚くすることが必要だったが、各ポジションとも実力差のないメンバーを複数揃えることができたのではないか。絶対的存在の俊輔にも藤本というバックアップできるメンバーが入ったし、ドゥトラ引退?にも下平が対応できる。トップは新加入の2人に藤田・端戸が切磋琢磨すればマルキの穴を埋めることができるだろう。齋藤がW杯後欧州に移籍しても大丈夫だ。思い起こすと昨年シーズン前には「おっさん軍団」の息切れを心配し、上位争いは難しいと考えていた。今年のメンバーならリーグ制覇は十分可能だ。

読了:
「ヤバい予測学」(エリック・シーゲル)

  • "Predictive Analysis"(原題)とはどのようなものか、その有効性と限界までが実例を持って説明されている。日本では行われていないが、クレジットの信用情報と自動車事故頻度の関係を保険料に反映される例など業務面で身近な例もあった。また、IBMのコンピューター(ワトソン)がいかにクイズ番組「ジョパディー」でチャンピオンを破るに至るかは今後の予測分析の可能性の大きさも感じさせる。タイトルはミスリーディングだが、内容は○。「シグナル&ノイズ」と併せて読むべき本だ。(評価A+)
「企業遺伝子の継承」(野口吉昭)
  • 「企業遺伝子」は著者が十数年来テーマとしてきたコンセプト。本書では日本企業が寿命といわれる30年を超えて繁栄していくために何が必要かという観点から遺伝子論を展開している。カギとしているのが「事業推進の革新」、「組織システムの革新」と「人をあきらめない」ことの3つ。本書を読むと特に最後の点の重要性が理解できる。「企業は人なり」ということだ。(評価A)
「値上げのためのマーケティング戦略」(菅野誠二)
  • アベノミクスによる景気浮揚、円高の終焉による原材料価格の上昇、更に4月からの消費税アップ。こうした環境下、企業が苦心しているのが、いかにダメージを少なく値上げするか、という点であるのは間違いない。本書は日本企業が苦手としている価格戦略を如何に構築し、実践するかの解説書。何箇所か誤植があり、クレディビリティを損なっているのが残念。(評価A-)
購入:
「スリランカの赤い雨」(松井孝典)、「転換期の日本へ」(ジョン・W・ダワー、ガバン・マコーマック)、「会社は意外と合理的」(レイ・フィスマン、ティム・サリバン)、「知の格闘 掟破りの政治学講義」8御厨貴)、「利権の復活」(古賀茂明)

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