F.マリノスは日曜日にベガルタとのホームゲーム。しかしもっと大きなニュースは俊輔の動向だ。22日のナビスコ杯グランパス戦あたりで復帰という話がでてきた。次回生観戦は25日のベルマーレ戦なので、そこで今季リーグ戦初登場が見られそうだ。
読了:
「フューチャー・オブ・マインド」(ミチオ・カク)
- 「ひもの場の理論」創始者のひとり(理論物理学者)である著者が、テレパシー、念力、夢、意識と精神疾患、人工知能など「心」を巡る様々な観点での最新理論を紹介する一冊。500ページ近い書物だが、映画に言及する箇所が多かったりするので読んでいて全く飽きなかった。また、人間の探求心に毎度の事ながら感心させられた。著者が心を宇宙と並ぶ大きな謎として取り上げているのにも十分肯ける。(評価A+)
「AIの衝撃」(小林雅一)
- 「フューチャー・オブ・マインド」でも言及されていたAI。本書ではAIがディープ・ラーニングと呼ばれる技術により急速に進化していて、人間から仕事を奪い合う状況になるという「衝撃」に加え、Googleなどの企業との対比で日本企業のAIへの取り組みの違いと遅れが指摘されている。経済へのインパクトはこちらの方が大きいが、既存の大企業では機敏な方向転換は難しいだろう。(評価A+)
「日本戦後史論」(内田樹、臼井聡)
- 哲学者である内田氏と「永続敗戦論」著者の白井氏が、現政権やその根本にある反知性主義に批判的な立場から日本戦後史の問題点を説いている。読んでいて違和感を感じるところも多いが、敗戦を終戦と言い換え、戦時中も政権を担っていた立場の人間により復興してきた日本の特異性が、現時点でも隣国との関係を拗らせる要因であることはその通りだと思う。フランスやドイツとの対比で考えるという視点は有効だろう。(評価B)
購入:
「イノベーションの誤解」(鷲田祐一)、「MBAマネジメント・ブックⅡ」(グロービス経営大学院 編)、「今こそアーレントを読み直す」(仲正昌樹)
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