2016年4月10日日曜日

レッズ相手の無失点を良しとしよう!?

J1ファーストステージ第6節は今季2回目の生観戦。去年夏の対戦での快勝を再現!と行きたかったところだが、試合は開始早々飯倉のファインセーブから始まり、最後まで押されっ放しだった。マリノスはボール奪取の位置が低く、カウンターに出ても長い距離を走るという毎度ながらの状況。今節は齋藤が欠場し、遠藤が代わりに出たが、やはり実力差は歴然。カイケやマルちゃんとの連携も今一つで攻撃は単発。点を取れそうな気がほとんどしなかった。守備も結構危ない場面の連発で、前節から「当たっている」飯倉がいなければ失点していただろう。という訳で、今日は勝ち点1を儲けた、と前向きに捉えましょう。

NCAAトーナメントがVillanova大の優勝で終わって数日、Dukeバスケットボールで大きなニュースがあった。NBAドラフト挑戦が予想されていた2年生Grayson Allenが来季もBlue Devilsの一員としてプレーすることが正式に発表されたのだ。シーズン途中のケガで今季大部分を棒に振った4年生Amile Jeffersonも特例措置を申請して来季プレーできる見込みだ。ここに優秀な新人3人が加わるので、2年ぶりの全米王座奪還への期待が益々高まってきた。

読了:
「スティグリッツ教授のこれから始まる『新しい世界経済』の教科書」(ジョセフ・E・スティグリッツ)

  • 先日来日し、安倍首相に消費税引き上げの延期を提言したノーベル賞受賞者スティグリッツ教授が、これ以上の格差拡大を抑え、世界経済が成長軌道を取り戻すにはどうすべきかを説いた1冊。提言は主にアメリカを意識したものではあるが、その内容は、議会における共和党の影響力で政策が思うとおりに進められないアメリカよりも、失速気味のアベノミクスを何とかしたい日本の方が実現可能かも、と思われる。(評価A)

「ハーバードでいちばん人気の国 日本」(佐藤智恵)

  • ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のケースで取り上げられている日本企業および日本経済の事例紹介を通じ、日本の実力はまだまだ捨てたものではない、と著者は説く。確かにHBSだけでなく、我がFuqua School of BusinessやWhartonなどのJapan Trekは人気のようで、日本に対する関心が高いことはうかがわれる。しかしながら取り上げられたケースの中身を見ると、テッセイ(新幹線お掃除劇場)のような新しい事例はあるが、岩崎弥太郎やホンダのアメリカ進出といった過去のケースが多い事を考えると、先が思いやられる。(評価A)

「成長企業の法則」(名和高司)

  • Fortune 500のような世界企業のランキングがある中、著者は売上1兆円以上のグローバル企業(非上場会社、規制業種は除く)を売上高成長率・企業価値成長率・平均利益率の3点で評価しランキングを付けた。ランキング自体もさることながら、様々な事情でランクから漏れた企業も含めた成長戦略(著者はLEAPというフレームワークから分析している)が、日本企業に示唆するところが多いのではないか。個人的には著者が古巣McKinseyへの批判を展開している点も面白かった。(評価A+)
購入:
「スーパーボス」(シドニー・フィンケルシュタイン)、「世界のエリートが学ぶ マクロ経済入門」(デヴィッド・モス)、「<日本哲学>入門講義」(仲正昌樹)、「政治家の見極め方」(御厨貴)、「現代思想史入門」(船木亨)

0 件のコメント: