2016年10月22日土曜日

ホーム最終戦も勝ち切れず・・・(ガンバ戦)

F.マリノスの今季J1リーグホーム最終戦は今月3度目のガンバ戦。ルヴァンカップの雪辱を果たしたいマリノスは伊藤に代わって富樫がトップに入り、2列目は斎藤・天野・前田で構成。ボランチと最後列は前回対戦と同じメンバーでスタート。

開始からいつもと違ってマリノスがそれなりに攻勢を仕掛けるが、最後のところでシュートに結びつかない状況が続くと、ガンバもマリノスのパスミスを拾いサイドからチャンスを作る。一進一退が続く中、30分過ぎにマリノスが先制する。素早いパス交換から富樫がシーズン5ゴール目を冷静に決めた。しかしこのままハーフタイムを迎えられないのが今年のマリノスで、前半終了間際に中途半端なクリアを拾った井手口に強烈なミドルを叩きこまれてしまう。

後半も前半同様の展開が続いたが、30分にバックパスを斎藤がかっさらい、GKをかわして2点目をゲットする。しかしまたしても井手口にミドルを決められて2対2で終了。ホーム最終戦も勝ち切れなかった。

これで今シーズンの観戦はひとまず終了。合計14試合の結果は4勝8分け2敗(ルヴァンカップの引き分け1試合を含む)。ホームで4勝8分けという数字が何よりもチームの課題を表している。試合終了後の挨拶で長谷川社長は2桁得点を期待できるFWの獲得を上げていた。チャンスは作れるが得点できない現状の攻撃陣であったとしても、かつての堅守マリノスなら1対0で勝ち切れただろうが、堅守とはお世辞にも言えない今の状況を考えると、チャンスを決めきれるFWを取るという方針は良いだろう。アデミウソン・カイケ・マルティノスと「点を取れるFW」とは言いきれないセカンドトップやウィンガーがシーズン開幕後に合流するというお粗末な補強だったこの2年から学んで、同じ轍を踏まないことを期待する。

チームにとってはまだ天皇杯獲得の可能性が残っているので、リーグ残り2試合、特にレッズ戦を勝ちきって11月の天皇杯4回戦アルビレックス戦につなげてほしい。私用でこの試合は観戦できないので、この試合に勝利して是非とも12月24日の準々決勝を観戦する機会を作ってほしい。

読了:
「山女日記」(湊かなえ)

  • 本書でも湊ワールドが展開されるが、ここでは殺人事件も誘拐事件も発生しない。人生の節目で悩みを抱えた女性たちが、目的地の山を目指す中で自ら進むべき途を決めていくというストーリーだ。それぞれの短編の登場人物がお互いに他のエピソードに登場するというのが著者らしいところだ。めずらしく?読み終えてスッキリした。(評価A)



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