2009年6月21日日曜日

あづい

今日は2週間ぶりにテニス。室内は蒸し暑くて汗だく。熱中症になりそうなコンディションだった。俊輔は一両日中に結論が出そう。マリノスは今現在前半途中でレッズとスコアレス。先週は後半風邪が悪化してしんどかったが、何とか回復。今週は中盤に出張なので気合を入れていかないと!

先週の読了:
「新版MBAファイナンス」(グロービス経営大学院)
  • シリーズの最新作(改訂版)で、B-Schoolでのファイナンスの講義(基礎およびコーポレートファイナンス)を思い出し整理するには最適。各章の始めのケース内容をみると日本企業のトップが如何に数字(=財務)に弱いことかと考えさせられる。うちのような外資では結局NPVはなんぼか、ハードルレートをクリアできるのかが判断の決め手となる。これはこれで問題があり、プロジェクトのビジネスケースを作る際に「無理」をして最後のExecutionで首を絞めることが往々にしてある。ただ、そんな場合でも仮説のどこに無理があったか後々検証できる分マシだと思う。いずれにしてもファイナンスの重要性を再認識した。(評価:B)

「財務3表一体理解法」、「財務3表一体分析法」(いずれも国貞克則)

  • 触れ込み通り、P/L、B/S、C/Sの関係をここまで分かりやすく説明した本(前者)はなかったし、分析に際しても絶対値を視覚化する手法は参考になった。特に後者の中で使われている実例を見ると、トヨタの絶対的な大きさが見えたり、マツダと三菱との結果としての体力差が理解できたりして、内容の本筋以外でも楽しめた。視覚化手法は今後業務を進める上で是非とも使ってみたい。(2冊とも評価A)

「戦略の失敗学」(森谷正規)

  • 過去の実例からHD-DVD、花王のFD事業、みずほのシステム統合、ハイパーネットや自民党など幅広い材料を取り上げて失敗の原因を分析するだけでなく、リニアモーターや後期高齢者健康保険など今後予想される失敗を取り上げているのが特徴。ただ、分析の結果とされる12の原因はMECEではないと思われ、解釈の余地が大きい。ブルーオーシャン、リソースベース論、イノベーションのジレンマといった切り口で説明することも可能ではないか。この点、学問と言う点では「失敗」と思われる。(評価C)

購入:

「コンテキスト思考」(杉野幹人、内藤純)、「アインシュタインファクター」(ウィン・ウェンガー、リチャード・ポー)、「なぜ、エグゼクティブはたやすくバンカーから抜け出せるのか」(パコ・ムーロ)、「『戦う組織』の作り方」(渡邉美樹)、「ブラック・スワン」(ナシーム・ニコラス・タレブ)

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