2009年6月27日土曜日

スペイン敗れる

コンフェデでスペインがアメリカにまさかの敗北。リーガ終了まもなく、中盤のイニエスタ、M.セナを欠いたとはいえ、まさに「まさか」だ。ただ、アメリカもFIFAランクでは上位の強豪。W杯では第二シードとランクされてもおかしくないチーム。日本代表もこのあたりと常に「良い勝負ができる=アウェーでも引き分けられる」ようにならないとグループリーグ突破は無理だろう。トップシードの国々とやる以上に実質的な強化になるように思う。(興行的には「?」だろうが・・・)
俊輔はエスパニュールに決まり、松井はグルノーブル、稲本はレンヌと移籍先が明確になってきた。今後の焦点は本田だろうが、ここに来て他の代表クラスも海外移籍と言い始めた。W杯本番で個人プレー=売り込みに走られるよりはましなので、決められるなら決めてしまって欲しい。
来週は色々な締め切りが重なって大変な1週間になりそうだ・・・

読了:
「イノベーションの新時代」(C.K.プラハラード、M.S.クリシュナン)
  • イノベーションには「個客経験の共創」と「グローバル資源の活用」が不可欠で、その実現のためにどのような手をうつべきかを説いた本。やや技術面に偏った内容であったが、読み応えは充分。マイクロファイナンスの事例を取り上げているのは「ネクスト・マーケット」の著者ならでは。「ゲームの変革者」と共に戦略構築作業の際に読み直したい。(評価A-)

「コンテキスト思考」(杉野幹人、内藤純)

  • A.T.カーニーのコンサルタントが「自己否定」と言えなくもない「コンテキスト」の重要性を説明。ロジカルシンキングとコンテキストの組み合わせが重要というのはその通りだと思う。問題はコンテキストは共有されているようで、個々人の思考フレームワークのフィルタで様々に解釈されている可能性が高いこと。リーダーはコンテキストを物語の形などで共有するという努力が求められる。(評価B)

「戦う組織の作り方」(渡邉美樹)

  • 実力主義の徹底でいかに「戦う組織」を作ってきたか、その経験談ともいえる1冊。自らがなぜ50歳という「若さ」で会長に退くかの説明を含め面白く読んだ。(出張帰りの新幹線でアルコールの入った状態という悪条件だったが・・・)(評価A-)

「なぜ、エグゼクティブはたやすくバンカーから脱出できるのか」(パコ・ムーロ)

  • タイトルが非常にミスリーディングであるが、内容はこの種のノウハウ本としては良く纏まっている。判断の際の時間のかけ方、リーダーは無誤謬でなければならない、といった点については、なるほどそのような点も留意しなければならないなと感じた。ただ、So What?と言われると苦しい。(評価B-、タイトルはF)

購入

「影響力の武器 実践編」(N.J.ゴールドスタイン、S.J.マーティン、R.B.チャルディーニ)、「パラダイムの魔力」(ジョエル・バーカー)、「現場の『知恵』が働くチーム・イノベーション」(源明典子)、「経営思考の『補助線』」(御立尚資)、「『ハイパフォーマーの問題解決力」を極める」(池上孝一、小島美佳)

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