2009年6月7日日曜日

バルサ3冠、UK&France Trip、W杯出場決定


2週間ぶりの投稿である。この間UKとフランスへの観光があったため、今も若干の時差ぼけ状態。
28日の朝(現地時間は27日)、バルサがUEFAチャンピオンズリーグに勝って3冠を達成。旅支度をしながらだったため、じっくり見るというわけにはいかなかったが、後の解説を見ると完勝といって良いだろう。ロンドンのホテルについてBBCを見ると延々バルセロナからの生中継で凱旋の様子を見ることができた。
旅行はロンドン・パリ・ノルマンディおよびロワールの「おいしいところ、特に世界遺産てんこ盛りツアー」だったので移動が多かったが、奥さんは写真が沢山とれたのでご機嫌。こちらも世界史の復習ができた。英語が使えると便利だというのを改めて感じたのと、帰国後成田からの高速が妙に空いていて、経済状態を反映しているように思われた。
(写真はロワールのシャンボール城での1枚)

そして昨晩の日本VSウズベキスタン戦。あの酷い主審の下でも勝てたのが唯一の収穫という位、内容はお世辞にも良かったとは言えない試合だった。押し込まれたときに中盤でルーズボールを拾えなかったのが問題で、守備を意識し過ぎて守備的なMF(遠藤と長谷部)に俊輔まで戻ってしまったことが原因だったように思う。スポーツナビの観戦記にもあったが、俊輔の出来はよくなかった。最初に俊輔OUT・阿部INで遠藤を一枚前に出すということでも良かったのではないか。まあ結果としてプラス2試合(カタール戦、オーストラリア戦)を本番への準備試合とすることができたので、若手(選ばれているメンバーという条件付ではあるが)の底上げを図るのが良いのではないか。(特にカタール戦)

読了:
「世界経済はこう変わる」(神谷秀樹、小幡績)


  • 財政出動は余計に経済を悪化させる、倫理なき金融機関は退出させよ、経営と金融の原点に帰れ、等々まるで終末論のような一冊。何となく日本経営礼賛にも通ずる対談は「?」であった。規制緩和の行き過ぎがあったアメリカと、依然として規制でがんじがらめの日本とでは論じる土台が違う。コンプライアンス不況、消費者過剰保護の原因を取り除くことが日本経済復活の処方箋であるべきだと思う。(評価D)

「ピタゴラス流経営術」(加藤廣)



  • 「信長の棺」等の作者による経営論ということで期待したが、見事な期待はずれ。考え方は京セラのアメーバ経営やブラウン・アセア・ボブリのアバカス経営の焼き直しにしか思えないし、やたら脱線が多くて、本論はせいぜい30ページがいいところの駄作。やはり同氏は歴史小説を書いていていただければよい。(評価F)

「リーダーシップ:アメリカ海軍士官候補生読本」(アメリカ海軍協会。武田文男・野中郁次郎共訳)



  • 「一人の人間がほかの人間の心からの服従、信頼、尊敬、忠実な協力をえるようなやり方で、人間の思考、計画、行為を指揮できかつそのような栄誉を与えうる技術(アート)、科学(サイエンス)ないし天分」というリーダーシップの定義は経営にも使える。「上司が家庭に訪問したときの心得」までが描かれており、海軍という「カルト」独自の観点も多いが、リーダーシップ論のテキストとしてはかなり高い水準のものだと思う。日本に同様のものはある?知りたいものだ。(評価B)

「経営の神は細部に宿る」(清水勝彦)



  • 「木も見て森も見る」ことの重要性を説いた一冊。アメリカのビジネススクールで教鞭をとる著者(しかも元戦略コンサルタント)が書いているところに価値がある。「小さなことは気にしない」一辺倒ではなく、ノイズとシンプトム(兆し)を見分ける能力が求められるということだろう。自らの戒めとしておきたい。(評価A)

購入:


「最強国家ニッポンの設計図」(大前研一)、「アニマルスピリット」(ジョージ・A・アカロフ、ロバート・J・シラー)、「新版MBAファイナンス」(グロービス経営大学院)

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