2010年3月14日日曜日

俊輔復帰

 昨日のような事を「格の違い」というのだろう。俊輔が入っただけでFC東京戦とベルマーレ戦では別のチームのような連携ができていたように見えた。俊輔が持ったところでタメができるので、他の選手のフリーランニングが生きた。これまでのマリノスはただ前に走るだけのチームだったが、昨日は効果的なサイドチェンジもあったし、緩急メリハリが効いていた。また、俊輔がスタメンに入ったためにはじき出された狩野の「意地の一発」と試合後のコメントからは、早くも「俊輔加入の副次的効果」も感じられた。俊輔個人は積極的にシュートも打っていたし、基本はサイドに張って、ピッチを広く使おうという意識が強く感じられた。ただ、後半途中から、運動量が低下し、中でプレーする時間が多くなったのは課題だろう。20日(土)のフロンターレ戦はスタジアムで見るので、もっと色々な点が見えると思う。

読了:
「リスク・リテラシーが身につく統計的思考法」(ゲルト・ギーレンツァー)
  • ベイズ推定の考え方が良く分かる1冊。有名なモンティ・ホール・プロブレムだけでなく、O.J.シンプソンケースなど裁判で如何にいい加減な統計が用いられているかなど、数字に敏感でないとどんなに損をするかが書かれている。ただ、例が医学の話に偏っているという難点もある。(評価B+)
「結果を出すリーダーになる」(スティーブン・R・コヴィー、ロバート・A・ホイットマン、ブレック・イングランド)
  • 今のような予測不能な時代において結果を出すには①最優先課題を実行する、②信頼がもたらすスピードを活用する、③時間と資源を集中する、④不安を和らげるという4つの原則を守る事が必要というのがメッセージ。印象に残ったのはBクラス社員(2-6-2の中間層)の業績を引き上げる効果が思いのほか大きいと言う事。ちょうどシステム導入中でもあり、この点は意識したい。(評価A-)
「センスメーキング・イン・オーガニゼーションズ」(カール・E・ワイク)
  • Amazonの書評は非常に高かったが、難解な1冊。ただ、読み進む中で、何となく理解というか自分でのセンスメーキングが出来たように思う。リーダーとして自分の思いをどのように伝え、部下がmake senseできるようにしていくかが課題。(評価B+)
購入:
「ジェフ・イメルト GEの変わりつづける経営」(デビッド・マギー)、「コトバの戦略的思考」(梶井厚志)、「カスタマー・マニア」(ケン・ブランチャード、ジム・バラード、フレッド・フィンチ)、「社長の教科書」(小宮一慶)、「日本経済復活一番かんたんな方法」(勝間和代、宮崎哲弥、飯田泰之)、「中国名参謀の心得」(守屋洋)、「野村総合研究所はこうして紙を無くした」(野村総合研究所ノンペーパー推進委員会)

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