2010年3月21日日曜日

マリノスVSフロンターレ

 二年ぶりにJを生で見た。強風でゴールキックが明後日の方角に飛んでしまうような状況の中、マリノスの良さばかりが目立った試合になった。ベルマーレ戦でもそう思ったが、俊輔のところで良い意味のチェンジオブペースができて、周りの良さが引き立った。運動量も多くなかったし、ミスも多かったが、決めるところは決めるので、安心できた。クラブW杯で見たマンUの時のクリスティァーノ・ロナウドが俊輔と同じようなポジションで「待機」していたのを思い出した。これが欧州のポジショニングなのではないか。それにしても、昨年は山瀬・兵藤・狩野と並ぶとパス交換ばかりで点を取る臭いがしなかったのに、3人同時に起用して4点取れた(おまけにバーやポストに嫌われたシュートも他にあった)のは俊輔効果?和司効果?このままのサッカーが続けられれば、かなり良い線までいけると確信した。(逆にフロンターレとガンバを心配できる余裕ができている!)

読了:
「第5の競争軸」(ピーター・D・ピーターセン)
  • サステナビリティが第5の競争軸になるという事だが、正直その他の4つの軸がMECEになっていないと思われ、読んでいる間中気持ちの悪さが付きまとっていた。この種の本を読むたびに感じるのは日本企業の意思決定の遅さとガラパゴス化への危機感。うちでも本社とのやり取りを通じて感じるのは、日本以外はマーケットも企業も真にグローバル化しているということ。日本だけが特殊だと言うだけでは最早取り残されるばかり。Japan PassingどころかJapan Nothingになるだろう。(評価B)
「野村総合研究所はこうして紙をなくした」(野村総合研究所ノンペーパー推進委員会)
  • うちも業務でペーパーレス化に取り組んでいて苦労しているので、参考になるところが多かった。第一に感じたのは紙がなくなるのはあくまでチェンジマネジメント(業務変革)の結果だという事。これまでの仕事の仕方が変わらないとシステム導入は余計な作業を増やすだけだ。羨ましかったのは現場が問題意識を共有し、自らも解決案を提言していること。こうした状況に如何に近づける事ができるだろうか?(評価A)
「ビジネス・ツイッター」(シェル・イスラエル)
  • ツイッターの可能性が良く理解できた。企業はこれまで基本的に1対多のコミュニケーションしかして来なかった。ツイッターはある意味初めて企業と個人がオープンの場で1対1(one-to-one)のコミュニケーションをするという世界だと思う。アカウンタビリティの弱い企業がこれにより淘汰されてしまう脅威すら感じた。逆にオピニオンリーダー(=ソサエティメディア)との関係をどう構築できるかがマーケティング・顧客サービス部門の課題と認識した。(評価A)
「ジェフ・イメルト GEの変わりつづける経営」(デビッド・マギー)
  • ジェフ・イメルトはジャック・ウェルチほどメディアに登場する事がないし、出てきてもM&Aやスピンオフの時ばかりなので、どういう人物かいまひとつ分からなかったが、この本を読むとひょっとするとウェルチよりも大物ではないかと思えた。少なくとも懐の深さでは勝っているようだ。また、この本を通じ改めてGEの人材輩出の仕組みのすごさを感じた。(評価A-)
購入:
「「その科学が成功を決める」(リチャード・ワイズマン)、「エセ理詰め経営の嘘」(伊丹敬之)、「バルサ対マンU 『世界最高の一戦』を読み解く」(杉山茂樹)

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