2010年10月17日日曜日

二つの韓国戦(続)

 U-19は逆転されて敗戦、フル代表はスコアレスドローと前回書いた二つの韓国戦で勝利することができなかった。ロンドンオリンピック・ブラジルW杯にとって嫌な結果だ。特にオリンピックについては連続出場が困難になったと思う。ちょっとだけ救いは昨日のJで宇佐美や原口といったU-19世代が活躍したこと。いっそ1月のアジアカップでの代表に入って経験を積んでほしい。

読了:
「戦略は直観に従う」(ウィリアム・ダガン)
  • 最近「フレームワーク」VS「パーソン・スペシフィック」(成功はフレームワークに従うことで達成できるのか、それとも属人的な要素が大きいのか)という二つの見方が気になっている。本書を読むと経営での成功は誰が行ったかによるという点がより重要に思えてくる。ただし、救いは単なる思い付き=戦略的直観ではないということ。(評価A)
「ドラッカーの講義」(P.F.ドラッカー)
  • オリジナルはビデオなどで現存するドラッカーの講義を古いものまで含めて集めたもののようだが、日本語版は90年代以降のものに限って訳出されている。内容はこれまでに刊行されている著作とオーバーラップしているが、生の声の再現ということで、より臨場感があるように思われた。(評価A-)
「BCG流 競争戦略」(デビッド・ローズ、ダニエル・ステルター)
  • 不況下でも競争優位は構築できると帯に書かれているが、これでサマリーできるのではないか。信越化学、日東電工、ユニクロといった常連ばかりでなく、ヤマダ電機が取り上げられているのが珍しかった。戦略の方向性自体はラム・チャランの「徹底のリーダーシップ」に書かれていた内容とオーバーラップする。まずはファイナンシャルポジションを固めるというのは日本企業にはなじみづらいかもしれないが、まさに常道だと思う。(評価A)
「スティーブ・ジョブズの流儀」(リーアンダー・ケイニー)
  • これを読んで、パーソン・スペシフィックの重要性を更に認識した。もうひとつ大切なのはぶれないこと。結果が間違っての撤退はありうるが、中・長期的に成功するにはリーダーが決してぶれてはいけない、少なくとも何をもって競争優位を構築するかという点での考え方がぶれないことが求められるのだと思う。(評価A+)
購入:
「クラウド情報整理術」(村上崇)、「Dropboxポケットガイド」(大河原浩一)、「つながり」(ニコラス・A・クリスタキス)、「群れのルール」(ピーター・ミラー)


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