2011年2月20日日曜日

大学卒業30周年記念クラス会

昨晩は大学のクラス会で痛飲。今も少し頭が痛い。今回は過去最高の出席率で合計29名が集まった。この年齢になってくると、たとえ東大卒であっても、出世街道をひた走る奴がいる一方で、片道切符を渡されて長年勤めた会社(主に銀行)を離れる奴に分かれてくる。それでも昨夜のような集まりでは自分の置かれているポジションに関係なく、素直に仲間が偉くなってくれるのを楽しみにしている。今年は他にも語学研修から20周年、MBA取得から15周年と色々な節目がある。こうした社外の仲間を大切にしようと改めて思う。

読了:
「BCG流 経営者はこう育てる」(菅野寛)
  • 著者が優れた経営者になるための条件に挙げる「意志」、「勇気」、「インサイト」、「しつこさ」、「ソフトな統率力」を自分はどれだけ持っているだろう?科学系スキル(マネジメント知識、ロジカルシンキング)に比べるとまだまだ要開発だ。以前読んだ時より自分に置き換えて考えている分、自分自身の地位が経営者に近くなったのだろう。(評価A)
「『事務ミス』をなめるな」(中田亨)
  • 日々事務ミスの報告を受けている身としてはタイトルを見たときから読まずにいられなかった1冊。内容についても、フローチャートの問題、デザインの重要性など参考になる点も多かった。業務プロセスの見直しを行うプロジェクトに読ませようと思う。(評価A)
「国家債務危機」(ジャック・アタリ)
  • PIIGSの債務危機は他人事ではないと再確認。前半の「国家債務の歴史」を読んで、ソブリン・クライシスは実はこれまでも数多くあったのだと驚いた。日本の現状に対する評価も非常にフェアだと思う。著者の言うところに従うなら、いち早く成長戦略を明確にして軌道に乗せなければならないはずだが・・・今の政権の体たらくでは「?」である。(評価A)
「松下幸之助に学ぶ経営学」(加護野忠男)
  • 単に松下幸之助礼賛ではなく、事業部制の問題点なども含め、組織論、戦略論としてよく整理されている。「血の小便」は勘弁願いたい気もするが、とにかく徹底的に考えることの必要性、チャレンジングな目標への挑戦など自分もやらなくてはと思う。(評価A)
「シンメトリー」(誉田哲也)
  • 姫川玲子シリーズの短編集。グロテスクな現場描写もあるが、時にコミカルで、著者が楽しんで執筆している様子が窺われる。『左だけ見た場合』の謎解きも面白かった。近々新作(スピンオフ)が出るらしく、そちらも楽しみになってきた。(評価A+)
購入:
「ベストリーダーの極意」(ブライアン・トレーシー)、「ストーリーで学ぶ経営の神髄」(マーシャル・ゴールドスミス、ビバリー・ケイ、ケン・シェルトン)、「判断と決断」(中竹竜二)、「一歩先のクラウド戦略」(遠藤功 監修、大野隆司 著)、「ハンニバルに学ぶ戦略思考」(奥出阜義)

0 件のコメント: