そんな中での自分的なサッカー3題。
- 代表のチェコ戦:3-4-3をテストしたいザッケローニだったが、またもやスコアレスドロー。何しろゴールが遠い!初戦のアルゼンチン戦のように縦にいく力が弱く、見ていてフラストレーションが溜まるばかり。今の状況では、実質1バック(プラスサイド2枚=内田+長友)で守れば十分な時(その位相手が弱い時)以外使えないだろう。
- U-22:宇佐美、宮市、指宿が落選。宇佐美は態度で選ばなかったとか・・・永井のスピードだけに賭けるように思われてならない。
- マリノス対レイソル:結局見に行けなかった。シュート数は16対4、でもスコアは0対2。アントラーズやレッズの時にマリノスがやったのを逆にやられた。レイソルの強さは本当だろう。去年のセレッソやその前のサンフレッチェそうだったが、J2からじっくり外国人監督の下でチーム作りをしているチームが昇格後すぐに上位にくるというのは、J1のチーム作りの根本的な問題を浮かび上がらせていると思う。
読了:
「日本中枢の崩壊」(古賀茂明)
- 本当に腹を括らなければ現役の官僚がここまで書くことはできなかっただろう。でも本書を読むと、霞が関の論理が如何に時代遅れか、一刻も早く、「政治主導」(まともな意味の)を実現しなければならないかが理解できる。役所だけが「成長産業」という実態を変えられない不満を解消できる政治家が求められる。古賀氏自身が「過去官僚」として政治家になったら面白いのになどと考えながら読んだ。(評価A)
「エンパワード」(ジョシュ・バーノフ、テッド・シャドラー)
- SNSの台頭に象徴される「グランズウェル」(前著のタイトルでもある)に企業が対応するには、従来の組織体系では困難で、エンパワーされた社員が必要だというのが本書の主旨。出る杭を打つのが企業文化のトラディショナルな日本企業には高いハードルだ。うちはまだ可能性はあるな・・・(評価A-)
「アイデアを形にして伝える技術」(原尻淳一)
- 著者が意図したように、現代版の「知的生産の技術」といった趣のある1冊。フィールドワークの方法から、情報の整理、プレゼンのノウハウなど、企画を担当する若手にしっかり読ませたいと思う。(評価A)
「自由市場の終焉」(イアン・ブレマー)
- リーマンショック以降、市場の欠陥ばかりが喧伝され、(特に日本では)市場規制の強化ばかりが語られる。そうした国家の介入や新興国の国営企業台頭がどこまで続くのか?本書は一定の考え方を示してくれている。市場に必要なのは有効な規制であって、強い規制ではないはずだ。(評価A)
「コンサルタントの『ひと言』力」(野口吉昭)
- コンサルタントでなくても、経営者・リーダーなら部下に対して使えなければならない「ひと言」、また、言われてはならない「ひと言」が詰まっていた。発想を広げたり、変革を実現したりするには、更に応用していかなければならない。(評価A)
「伸び続ける会社の『ノリ』の法則」(遠藤功)
- 毎度ながら遠藤さんらしい1冊。ザッケローニが出てくるのもサッカーから学ぼうとしている著者らしい。日本企業の勢いが良かったころはリーダーは神輿に乗って、部下のノリに任せていれば良かった。いつしかバウルが崩壊し、コンプライアンスとかいう面倒が出てきて、ノリの良い社員が生きる場は少なくなってきた。今回の震災からの復興おいて、こうした行き過ぎた面が取り除かれて、企業が活性化されればいいなと思う。(評価A)
購入:
「守りつつ攻める企業(井上潤吾)、「『持っている人』が持っている共通点」(小笹芳央)、「真夏の方程式」(東野圭吾)
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