もうひとつ、今週のニューズウィーク日本版の特集記事には考えさせられた。東日本大震災直後に出ていた「戦略的な復興」とか「日本を変えていこう」とかいう雰囲気が消えつつある。このままでは復旧しても復興にはならないだろう。電力、原子力、法人税などの課題が解決せぬまま緩やかに第二次産業の空洞化が進展していく姿が容易に想像できるのに・・・経産相が就任9日で辞任する政府に何か期待することなどあきらめるしかない。
話は一変!なでしこジャパンはベストシナリオと言っていい状況でオリンピック出場権を獲得した。試合内容については選手の疲労を差し引いても物足りなさを感じたが、それでも勝ち抜けたのはやはりW杯の経験の差だろう。ロンドンまでには今の「異常」な状態も少しは収まるだろう。今回はメダルなしでは許されないプレッシャーとの戦いになる。(ここまで書いた時、6か月目の2時46分になった)
マリノスは2位に浮上。次節はガンバとの直接対決@日産スタジアムだ。正直昨夜の試合を見るとガンバの攻めの方が優位に思われるが、ホームで負けるわけにはいかない。3連休中日の開催なので、今度こそ見に行こう。
バルサはリーガ2戦目で早くも引き分け。ミッドウィークのACミラン戦に不安というところだ。
読了:
"Good Strategy, Bad Strategy" (Richard Rumelt)
- しっかりした戦略は単なる数字でも、施策のリストでもない。しっかりとしたデザインがあり、流れがある。というのが著者の主張。「ストーリーとしての競争戦略」にも重なるように思えた。ボリュームのある1冊だが、きっと早晩翻訳されるだろうなと思いながら読んだ。今年の戦略本ベスト3には入るだろう。(評価A+)
「プランB」(ジョン・マリンズ、ランディ・コミサー)
- アマゾンやグーグルといった企業も、成長の途は単純なものではなく、設立当初の姿からは大きく変貌してきているという事から、「プランB」の必要性を説いている。ただ、当初からビジネスプランの失敗を前提として、バックアッププランを用意するのとは全く異なっている。ただ、留意すべきとされるポイントはある意味で当たり前の事でもある。(評価A)
購入:
「自分の小さな『箱』から脱出する方法」(アービンジャー・インスティテュート)、「ドラゴンフライ・エフェクト」(ジェニファー・アーカー、アンディ・スミス)、「リーダーシップの真実」(ジェームズ・M・クーゼス、ハリー・Z・ポズナー)
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