2011年9月3日土曜日

初戦はこんなもの!?

昨夜の北朝鮮戦はロスタイムの1点で「劇的」勝利。ただ、時間はかかったが負ける気がしない一戦だった。フィニッシュの精度があればプラス2~3点できたし、実力差はそのくらいあったと思う。チャンスでミドルシュートが枠に飛ばない(昔は「宇宙開発」って呼んでいた)、わざわざ利き足と逆で打ってみたり・・・あれだけ攻め込んでいてシュート20本?ピッチの状態を考えたシュートやクロスを蹴ればもっと楽だったのではないか?W杯予選は厳しいのだということを選手が実感したので、次はもう少しやってくれるでしょう。ウズベキスタン戦では柏木でなく清武が先発では?またハーフナーは今後も昨夜のように「残り少ない時間で1点必要」という場面の切り札になるだろう。

今週「報道災害【原発編】」を読んだ直後に福島原発事故による土壌汚染の状況が公表された。34地点でチェルノブイリの時の「移住基準」を超えた高濃度の汚染が確認されたという。そもそも6月14日の観測結果が今頃出てくるのもおかしいし、それほど土壌が汚染されているのなら、3月の時点での住民(特に半径20キロ圏外の住民)の被曝量は相当のものだったと推定できるのでは?しかしそうした点に言及したマスコミはあったのだろうか???

読了:
「報道災害【原発編】」(上杉隆、烏賀陽弘道)
  • 日本には、少なくとも大新聞やTVなどのマスコミには社員はいてもジャーナリストは存在しないということが確認できた。官僚の構造と全く同じで国民の利益より自分の属する組織の利益が優先するのだろう。3.11の直後は海外メディアの伝え方がヒステリックに見えた時期もあったが、今振り返ると間違いなく彼らの方が真実に近かった。改めてこれからは一層海外のメディアを参考にバランスを取らなくてはと思う。(評価A+)
"Exit, Voice, and Loyalty" (Albert O. Hirschman)
  • 顧客が不満を持った時の行動は市場・競争環境などで異なること。今読むと当たり前に思えるが、そうしたことを論理的に、しかも40年以上も前に示していたという点で価値が高い1冊。ただ、最近あまり使わないボキャブラリーが頻出するので正直読みづらかったのも事実。(評価A)
購入:
"Strength Finder 2.0" (Tom Rath)、「新自由主義の復権」(八代尚宏)、「プランB」(ジョン・マリンズ、ランディ・コミサー)

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