2011年11月12日土曜日

第三次予選突破

予定通り日本とウズベキスタンがいち早く最終予選進出を決めた。日本のいるC組は「2強2弱」という構図が強かったが、他の組ではヨルダンだけが全勝で勝ち抜きを決めただけだ。オーストラリアがオマーンに取りこぼしたのが意外だった。このままで行くと、既に決まった3ヵ国以外で最終予選に残るのは、A組がイラク、B組が韓国とレバノン、D組がオーストラリアとサウジアラビア、E組がイランとカタールという感じだろうか。クウェートも可能性が残っているが、過去の対戦成績を考えると個人的にはここで消えてほしい。

北朝鮮が敗退し、中国も厳しいので、最終予選では韓国と同じ組にならないと相手が中東4か国という可能性が出てきた。ウズベキスタンとまた同じ組になるのであれば、欧州組が多い日本としては中東4ヵ国の方が「アウェイで移動時間が短い」とポジティブに考える必要があるかも・・・日本にとって理想の組み合わせは韓国、サウジアラビア、レバノン、イラクというところだろうか。自国開催を控えるカタールとはやりたくないかも。ただ、日本代表には組み合わせがどうであれ、「不動の本命」と言われるよう、残る2試合も、控え組の充実と勝利という両方の課題を克服してもらいたいと願う。

読了:
「日本の大転換」(中沢新一)
  • 著者は日本で「緑の党」的な活動を開始するという。復旧ではなく転換という考え方はその通りだが、自分の考えている方向とはあまりにかけ離れているので、正直なところ途中から読むのが苦痛だった。「贈与」が原理となる経済???(評価B-)
「歴史は『べき乗則』で動く」(マーク・ブキャナン)
  • 地震予知はなぜ困難か、株価変動のメカニズムなどが実は「べき乗則」で説明できる。そうした事例は原題のとおりUbiquity、つまりどこにでも存在し得る、ということが非常に分かり易く説明されている。人間もまた自然界の法則の中でしか生きられないのだ。(評価A)
「『上から目線』の構造」(榎本博明)
  • 「上から目線」というのはひとつの象徴的な現象であって、日本人の対人能力が「退化」しているのだと思うと恐ろしい。そう考えてみると、本書で書かれているような「病巣」は、ビジネスの関係で遭遇する「クレーマー」などにも通じるところがあるように思う。若手社員との付き合い方が難しい訳だ。(評価A-)
「日本経済の底力」(戸堂康之)
  • グローバル化と産業集積によって日本経済を復興・成長させようという著者の考え方は、日本以外の各国では恐らく「まっとう」な意見として受け入れられるだろう。残念ながら我が国では「TPP参加への事前協議入り」という出発点に立つだけで一苦労だ。ますます先が思いやられるばかり。来年の今頃には現在のギリシャやイタリアのようになってしまうのではないか?(評価A)
購入:
「インフォーマル組織力」(ジョン・R・カッツェンバック、ジア・カン)、「スリーピング・ドール」(上・下)(ジェフリー・ディーヴァ―)

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