2012年2月19日日曜日

今週はU22マレーシア戦&フル代表アイスランド戦

U22のマレーシア戦に大津が参戦できるようだ。清武、山崎、山田と攻撃陣に故障者が出ているので、原口とともに大きな役割が期待される。セントラルMFでは扇原を使うことでセットプレーを生かせるかがカギだろう。2位の日本には大量得点での勝利あるのみ。

FIFAのランクが30位に下がったことで、2月の2試合(アイスランド戦とウズベキスタン戦)の持つ意味が変わった。特に今年初戦のアイスランド戦は勝利がMUSTになった。サンガの久保やアントラーズの柴崎といった若手を招集したことが話題になっているが、24日は手堅く結果を残してほしい。ウズベキスタン戦は相手の主力5人が出場停止ということなので、こちらも海外組をきちんと使ってグループ1位を掴まなければならない。たとえ本田、香川がいなくても勝利は最低限の目標だ。そのウズベク戦には宮市が呼ばれたようだ。FAカップで結果を出したので、その勢いでスーパーサブとしての役割を期待したい。

読了:
「君臨する企業の『6つの法則』」(マイケル・A・クスマノ)
  • 主として自動車産業とソフトウェア産業の研究をしてきた著者がStaying Power(原題)のために必要な「法則」を上げている。プラットフォームの重視、戦略とケイパビリティの重視、「柔軟性」の重視などは自動車やソフトウェアだけにとどまらず、汎用的な法則だと思う。日本企業についての考察がしっかりしているのも好印象。(評価A)
「プロフェッショナルの働き方」(高橋俊介)
  • ピラミッド組織を年功序列に従い上っていくというキャリアモデルが崩壊していく中、プロフェッショナルとしてどう自らを成長させるべきかが、内外の企業の働き方をモデルに説かれている。ここにあげられている10の条件は、かなりハードルが高いものである。こうしたことを組織のリーダーが意識しなければ、部下をプロフェッショナル化することは不可能だろう。その意味ではむしろリーダーがしっかり読むべき本のように思う。(評価A)
「ブーメラン」(マイケル・ルイス)
  • 「世紀の空売り」の続編といった感じだが、描かれている危機が未だ進行中であるため、読了後のインパクトはこちらの方がはるかに大きい。最終章のカリフォルニアの悲惨な状況を見ると、「明日は我が身」だと思う。”増税”と聞くとすぐに拒否反応を起こすこの国の民はあまりギリシャと変わらないのではないか?グローバルな世の中だからこそ、欧州危機から賢く学びたいと思う。(評価A)
「今この世界を生きているあなたのためのサイエンス」(Ⅰ、Ⅱ)(リチャード・ムラー)
  • ワールド・トレード・センターが崩壊した理由、炭疽菌テロの状況、チェルノブイリ(そして福島第一原発)における炉心溶融の様子。これらのことが極めて分かり易く説かれている。また、地球温暖化に関する様々な誤解と対策の実現可能性なども良く分かった。一般人向けの科学入門書としては最高の本と言っても過言ではないと思う。非常にためになった。(評価A+)
「アメリカ最優秀教師が教える 相対論&量子論」(スティーヴン・L・マンリー)
  • 多くのイラストを使い、分かり易く説明しようと試みているとは思うが、相対論についても量子論についても中途半端な内容になっているように思う。意外に分かりづらかったというのが正直な感想。もう少し期待していたので残念。(評価B)
購入:
「新聞・テレビはなぜ平気で『ウソ』をつくのか」(上杉隆)、「眠れなくなる宇宙の話」(佐藤勝彦)、「ますます眠れなくなる宇宙の話}(佐藤勝彦)


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