2012年2月4日土曜日

麒麟の翼/移籍市場閉まる・・・


先週の土曜日に映画「麒麟の翼」を見たり、TV(「ゴチになります)で「たいめいけん」が紹介されたりしたので、久々に日本橋に行った。思えば30年前、最初に配属されたのも、奥さんと初めて会ったのも日本橋だった。そのビルが近く取り壊されるので、その前に見ることができて良かった。
小説を読むまでは日本橋に麒麟像があり、しかも翼があるなんて知らなかった。行ってみると、流石に「旬」のスポットらしく、多くの人が立ち止まって写真を撮っていた。また、「たいめいけん」ではお客さんがあちこちで「ゴチ」の話をしているのが面白かった。

欧州の移籍市場が閉まり、結局本田の移籍は実現しなかった。宮市はボルトンで出場機会が増えそうなので「○」、宇佐美は完全移籍ならず「☓」、家長は「微妙」というところか。阿部、伊野波は帰国が正解のようだ。いくつかのケースで結局国内残留という結論が出たように、今後もしばらくは経済危機の影響でヨーロッパのリーグへの移籍は厳しい状況になると思う。昨年のような「海外組誕生ラッシュ」は収束するだろう。

読了:
"Great by Choice" (Jim Collins, Morton T. Hansen)
  • "How the Mighty Fall" が日本では「ビジョナリー・カンパニー3 衰退の5段階」となっているが、研究の手法からはこちらの方が「3」に相応しい。長期にわたる繁栄を成し遂げた企業は「ウサギとカメ」で言えば「カメ」のように身の丈にあった着実な成長をしていること、ディシプリンの重要性など当たり前と思えることをやれる企業しかGreatになれないということが、今更ながら確認できる。 10XerとかSMaCとか本書でも流行りそうなBuzz wordsがあった。(評価A)
「動的平衡2」(福岡伸一)
  • TVのコメンテータとしての著者は、はっきり言って「嫌い」だが、この本は前著同様非常に面白かった。科学(生物学)の最前線がどのようなものかが分かり易く語られている。「利己的な遺伝子」を読んだ直後だったので、「エピジェネティックス」の話などがすんなり入ってきた。(評価A)
「PLUS 世界がわかる」(日本経済新聞社 編)
  • 冒頭の山内昌之氏によるリーダー論が良い。3部作の最後ということで、連載ものが中途半端な形で終わる印象はあるが、このシリーズは「プレミアシリーズ」のPR本として大成功だったのではないか?山崎将司氏の小説といった「意表を突いた」点も買える。(評価A)
「十字軍物語3」(塩野七生)
  • 11世紀末から2世紀に及ぶ十字軍のストーリーが完結した。この間で宗教(法王)と政治(皇帝)との力関係が逆転するという結果は法王庁にとっては極めて皮肉なものだったに違いない。また、本書を読むと、現状の中東問題も更に良く理解できるように思える。もうひとつ言うと、やはり国が如何に繁栄するかは今も昔もリーダー次第ということなのだろう。今は間接的にせよリーダーを選べるだけましなのかもしれない!?(3冊総合で評価A+)
購入:
「ブーメラン」(マイケル・ルイス)、「アメリカ最優秀教師が教える 相対論&量子論」(スティーヴン・L・マンニー)、「今この世界を生きているあなたのためのサイエンス」(Ⅰ、Ⅱ))(リチャード・ムラー)

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