2012年3月10日土曜日

最終予選組み合わせ決定

昨日W杯最終予選の組み合わせが決まった。オーストラリア、イラク、ヨルダン、オマーンが相手だ。日本戦になるとプラスαの力がでる韓国よりは、オーストラリアの方がややましだし、前回当たりたくないと書いたウズベキスタンとカタールがA組になったことで、私も対戦相手は恵まれたと思う。それに、日程上も有利だという。6月の3試合で勝ち点7を取れれば、今回も最終戦を待たずに出場決定となるはずだ。宇都宮徹壱氏がコラムで書いているように、これもアジアカップで優勝した「ご褒美」(=ザッケローニの隠れたファインプレー)ということだろう。問題は初戦がぶっつけ本番となることだが、個々の選手がこれから約3か月所属チームで技量を高めることで解決できるはずだ。欧州組は時差ボケの心配がないので、この前のような事は心配しなくても良い。

今日からJ1が開幕するし、来週水曜日はオリンピック予選最終戦だ。全ての勢いを最終予選に向けて繫げていって欲しいものだ。

読了:
「官報複合体」(牧野洋)

  • 本書を読んで改めて「日本の報道は信じまい」と思う。「第4の権力」として三権をチェックすべきジャーナリズムが政府のスポークスパーソンになっている実態は深刻だ。ただ、本書は対比するアメリカの現状説明の分量が多いので、ちょっと「くどい」という印象を受けた。その点だけが残念。(評価A)
「国家の『罪と罰』」(佐藤優)
  • 「サピオ」の連載記事の時と違い、テーマ別に並べてみるといかに日本政府には戦略がないか、そのことで周辺の諸国(中国、南北朝鮮、ロシア)との交渉でどれだけ損をしているかが窺える。ちょうどロシアの大統領選直後に読んだので、これからのプーチンの出方に注目したいと思う。(評価A)
「国家の恥」(上杉隆)
  • 「一億総洗脳化の真実」というサブタイトルが示すように、3.11後の「記者クラブ」がいかにウソ・ごまかしをばら撒いてきたか、また、全く反省していないかが細かく記されている。また、世論操作とも思えるニュースの偏向報道(グルジア紛争を覆い隠すオリンピック報道)など、「官報複合体」が如何に害毒を及ぼしているかが良く分かる。(評価A)
「サイエンス入門Ⅰ」(リチャード・ムラー)
  • "Physics and technology for Future Presidents"という原題が示すように、物理・技術の最先端理論が分かり易く解説されている。前著「今この世界を生きているあなたのためのサイエンス」よりも理論の解説に重点が置かれているが、これも面白い。放射能、地震、津波など新聞報道に騙されないようにするためにも有効。「Ⅱ」が待ち遠しい。(評価A+)
購入:
「2日で人生が変わる『箱』の法則」(アービンジャー・インスティテュート)

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