2012年6月10日日曜日

予想以上のスタート

W杯ブラジル大会のアジア最終予選が始まった。B組の日本はオマーン、ヨルダンとのホーム2連戦で勝ち点6を確保。12日のオーストラリア戦に臨む。
2勝は「想定通り」だが、内容は予想を上回るものだった。初戦・第二戦とも前半の早い時間で得点できたことで、相手がゴール前に張り付くような展開が避けられたし、何より守備が安定していた。これまで苦戦していたのがウソのような快勝で、少なくともこの2チームとはサッカーのレベルが違うことを証明した。
オーストラリアはオマーンの暑さにまいっていたような印象を受ける。日程的には日本が有利なので、アウェーであっても最低の仕事(勝ち点1確保)を達成する確率は高い。ヨルダン戦のような攻撃ができれば勝利も十分可能だ。心配は吉田のケガだが、ヨルダン戦で栗原が得点まで挙げて気分を良くしていだろうから、何とか穴埋めはできるだろう。

ユーロ2012もスタート。死のグループB組ではドイツは勝ったが、オランダはデンマークに負けた。次戦の直接対決が見ものだ。

全仏テニスでシャラポアが生涯グランドスラムを達成。今晩ジョコビッチが勝つとこちらも生涯グランドスラム、しかも4大会連続優勝の偉業達成となる。相手はナダルなので、簡単ではないと思うが、注目だ。

読了:
「世界史(下)」(ウィリアム・H・マクニール)

  • 世界各地で発生した古代文明が交流しながら発展する有様。次第にヨーロッパが世界を支配していく過程。2度の世界大戦を経てアジア・ラテンアメリカ・アフリカ諸国が独立していく「戦後史」。改めてストーリーとして通読すると、歴史は偶然ではなく必然の連続であると感じる。ローマ帝国や十字軍の記述が少なかったのが意外だった。(評価A)
「信念の魔術」(C・M・ブリストル)
  • 元々は戦後間もなく書かれた本だし、主としてアメリカ人が対象の本なので、割り引いてみる必要はあるが、信じることができない事が実現することはありえない、というのは真理だろう。「鏡の効果」については早速実践を始めた。上に立つものがどんな顔色・表情をしているか、部下は見ているものだという事を意識するようにしたい。(評価A-)
「宇宙に外側はあるか」(松原隆彦)
  • 宇宙がどのように始まり、今どのようになっていて、将来どうなっていくのかという壮大な謎について人類がどこまで解明できているか?その最先端理論が比較的分かり易く解説されている。ただ、「面白かった」以上の感想が言えない・・・(評価A)
「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」(村山斉)
  • こちらの方が更に分かり易い一冊。「地球で起こっていることは宇宙で起こっている」という出発点や、宇宙の理論を突き詰めて考えていくと「神」の存在にまで影響していくという話など興味深いエピソードが紹介されていて飽きない。(評価A)
「個人と組織を充実させるリーダーシップ」(デイブ・ウルリッチ、ウェンディ・ウルリッチ)
  • 経営学者と心理学者の共著で、働く意味を見つけることと、そのために組織運営がどのようにあるべきかが解説されている。ただ、喩がアメリカのものに偏っていることと訳が正直良くないために、日本においてどのように応用すべきか、ピンとこなかった。(評価B+)
購入:
"Repeatability" (Chris Zook, James Allen)、「課題設定の思考力」(東大EMP、横山禎徳 編)


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