2012年6月17日日曜日

オーストラリア戦、J1再開&オリンピック

オーストラリア戦は最低限のノルマ(勝ち点1)を達成したが、同時に日本の課題も浮き彫りにした。相手が一人退場になった後、畳み掛けられなかった事や放り込みに対する高さの不足にどう対応するか。8月のベネズエラ戦からの対応が見ものだ。3試合を終えてB組で日本が勝ち抜くのはほぼ確定と言って良いが、本大会での結果を期待するためには一層「個」のレベルアップを図って欲しい。
J1が再開。F.マリノスはFC東京に勝ったが、相手が悪すぎた結果で安心はできない。前半は良かったが、後半は俊輔のFKぐらいしか得点の可能性を感じなかった。あれだけのCKを得て1点も奪えなかったという点に目を向けないと成長はない!次節3連勝中のフロンターレ相手で真価が問われる。
オリンピック代表候補35名が発表された。OA枠は議論があるだろうが、個人的には妥当な選択と見る。権田のバックアップとしての林、DF強化のための吉田と徳永はトゥーロン大会で露呈した守備の課題を埋めるのには良いチョイスだ。香川は選ばれなかったが、プラチナ世代の宇佐美・指宿・宮市あたりが予選のレギュラーにとって代わる事を期待する。

読了:
「HPIの基本 業績向上に貢献する人材開発のためのヒューマン・パフォーマンス・インプルーブメント」(ジョー・ウィルモア)

  • 人材開発のコンサルタント向けという点が前面に出ているので、マネジメントがHPIをどう活用するかという観点では物足りなさを感じた。49もある「基本原則」って何?と突っ込みを入れたくなるようなレイアウトも却って理解を妨げている。(評価B-)
「考えるとはどういうことか」(外山滋比古)
  • 「知ること」と「考えること」は全くの別物で、知識が思考を妨げることさえあるという著者の指摘は戦後教育の問題そのものであり、まさに今日本企業がグローバル経済で苦戦している原因の一つと言えるのではないか。若干日本人VS欧米人、日本語礼賛的な内容が気にはなったが、「考えて」読んだ。(評価B)
"Repeatability" (Chris Zook, James Allen)
  • 世界の成功している企業20社(残念ながら日本企業はトヨタだけ)のケーススタディやサーベイの結果を踏まえ、"Profit From The Core"をはじめとする「3部作」の著者(べイン・アンド・カンパニーの戦略Guru)が戦略を実現するための組織能力について記している。Well-differentiated Core、Clear Non-negotiable、Closed-loop Learning いずれも「当たり前」ではあるが、改めて重要性を確認した。(評価A)
購入:
「我関わる、ゆえに我あり」(松井孝典)、「最強の業務改善」(A.T.カーニー監修)、"What Matters Now"(Gary Hamel)

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