2012年8月11日土曜日

なでしこ銀メダル、U23は4位

今朝の3位決定戦で日本サッカーのオリンピックは幕を閉じた。

なでしこは史上初のメダルを獲得。アメリカには負けたが、堂々たる戦いができた。改めて日本が戦った国のランクを見ると、南アフリカ以外の5試合はすべてトップ10であり、その中で決勝に勝ち残りアメリカと互角に戦ったことで、日本の実力が改めて証明された。今大会が終わるとメンバーの交代が予想されるが、すでに岩淵が証明しているように、日本の若手は現メンバーより技術は高いものを持っている。来週からは地元開催のU20ワールドカップが始まる。是非ここで優勝し、多くがリオ五輪のメンバー入りしてアメリカを破り金メダルを獲得して欲しい。

男子の方は結局メダルなしに終わったが、戦前の予想を大きく覆す健闘だった。私自身も決勝トーナメントには残れるだろうとまでは予想していたが、ベスト4までは考えられなかった。3位決定戦が日韓戦になり、メダルを逃した今振り返ると、香川を呼ばず、OAの招集でこたごたしなければどうだっただろうか?と考えずにはいられない。今回の結果を受けて、協会にはオリンピックとA代表をどう位置づけるのか、改めて方針の明確化を求めたい。そうした「混乱」にも拘らずベスト4に残ったメンバーの健闘は称えられるべきだし、ロンドン組がA代表を底上げし、ブラジルW杯の中心メンバーになることは間違いない。今年10月以降、ザッケローニが誰を呼ぶか注目だ。

読了:
「ゴールド・スタンダード」(マイク・シャシェフスキー、ジェイミー・K・スパトラ)

  • 今朝日韓戦のあとコーチK率いる男子バスケットボールアメリカ代表が決勝進出を果たすのを見た。本書は前回北京大会でアメリカが金メダルを「奪還」する過程を通して、チーム運営に関するコーチKの哲学が表わされている。戦う集団を作るためのノウハウにも学ぶところが多いが、個人的にはコービー・ブライアントやレブロン・ジェームズのような真にスーパーなスターが、エゴを捨て、国のために戦う姿勢に感銘を受けた。デュークで学んだことを改めて誇りに思う。(評価A+)
「失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇」(野中郁次郎 編著)
  • ロングセラー「失敗の本質」から4半世紀。本書では、現場リーダーの役割を重点に日本軍の問題点が明らかにされている。残念ながら、本書に書かれた多くの問題は、平成の今になっても解決されず残っていると言わざるを得ない。その意味で、本書は日本企業が歴史/失敗から学べないかを間接的に証明しているとも言えるだろう。(評価A+)
「トライブ」(セス・ゴーディン)
  • これからの組織・リーダーシップの在り様について説かれている。変化を起こす、ビジョンを示す、フォロワー同志をつなげるといったリーダーシップのあり方は参考になるが、そうは言っても大多数の人はフォロワーであり、牧場の羊である事実は変わらないのではないか?特に日本では・・・(評価B)
購入:
「ワーク・シフト」(リンダ・グラットン)、「虚像の道化師」(東野圭吾)

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