2012年10月14日日曜日

「日本代表」結果は・・・

前回注目した「日本代表」の結果は、錦織=楽天オープン優勝、小林可夢偉=日本GPで3位、自身初の表彰台、オルフェ―ヴル=凱旋門賞で首差の2着、ということだった。今回の結果は明暗分かれたが、今後もそれぞれ活躍してくれるだろう。

サッカーの日本代表はフランスに勝利。結果は素晴らしいが、川島がMVP級の活躍をしていたという点を冷静に見れば、世界の一流国入りはまだできていないということだ。今回感じ取った「差」を2014年までにどこまで詰められるか。ザックの手腕が問われる。それにしても、決勝点をもぎ取ったカウンターは見事だった。今野だけでなく、長友や内田が最前線まで攻め上がっていた。インテルの長友がアシストし、マンU香川がゴール。日本代表もすごいチームになったものだ。明後日(16日)はブラジル戦。どんな戦いをするだろう?

読了:
「リバース・イノベーション」(ビジェイ・ゴビンダラジャン、クリス・トリンブル)

  • エマージング・マーケットにおけるイノベーションを先進市場にも活用する。グローバル戦略の新たな展開だ。毎度の事ながら日本企業は失敗例しか出てこない。先進市場の製品のスペックを落として新興市場に売るという発想では最早戦えない。一方、これからリバース・イノベーション戦略を取るには、組織・人事などゼロベースで構築する覚悟が必要だ。益々グローバル競争での地位低下が懸念される。(評価A+)
「ビジョナリー・カンパニー④」(ジム・コリンズ、モートン・ハンセン)
  • 10X型企業と競合とが、同じ業界環境でなぜ差がついたのか。長期にわたる資料を分析する中で浮かび上がる「偉大になる」ための法則。普段取り上げられない損害保険の事例(プログレッシブとセーフコ)もあり、参考になった。10X型リーダー、20マイル行進、SMaCレシピなど、原書を読んだときも記憶に残ったコンセプトを翻訳で再確認した。(評価A+)
「なぜ大企業が突然つぶれるのか」(夏野剛)
  • 複雑系コンセプトをベースにIT革命が社会・経済に及ぼしている影響を分析し、日本企業・政府がいかにそのトレンドに乗り遅れているか警鐘をならしている。私自身には共感できるところが多いが、まだまだ少数派で、一番動きの鈍い政府・役所があわてて動き出すころには、日本は3流国におちぶれるという運命なのだろうか?ただ、夏野氏や「現実を視よ」の柳井氏などが発信を強めていることがわずかな希望だ。(評価A)
購入:
「知的生産の技術」(梅棹忠夫)、「がけっぷち上等」(早草紀子)、「最高の人生と仕事をつかむ18分の法則」(ピーター・ブレグマン)

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