2012年10月7日日曜日

96ジャパン、リトルなでしこ・・・様々な「日本代表」

育成世代の国際大会(U-16AFC、U-17女子W杯)での日本代表はいずれも期待された優勝に届かなかった。
96ジャパンは決勝でウズベキスタンにPK戦負け。ウズベキスタンは準々決勝で韓国にもPK勝ちしていたし、かなり良いチームだったようだ。優勝できなかったことは残念だったが、イランで6試合戦い来年のU-17W杯@UAEの切符を取れたこと、23人全員で戦ったことなど将来につながる結果が残せた。昨年94ジャパンが巻き起こした旋風を超えて、ベスト4以上を期待したい。
一方グループリーグで圧倒的な力を見せたリトルなでしこは、準々決勝敗退となった。グループリーグが良すぎたことで油断したのではないか?こんなことが言えるまでに日本女子サッカーは世界トップクラスの実力を備えたという事だ。この世代はU-20のヤング以上とも言われているようなので、益々今後が楽しみだ。
今週末からは男子フル代表の欧州遠征2試合が始まる。まずは「屈辱の地」サンドニでフランス相手に一泡吹かせることを期待しよう。

今日はテニスの錦織、日本F1の小林可夢偉、凱旋門賞のオルフェーブルとサッカー以外の「日本代表」の戦いに注目!

ところでF.マリノスは・・・サンフレッチェとスコアレスドロー。首位相手に負けなかったことを評価したいところだが、PK失敗で勝てなかったと見るべきだろう。あと6試合!

読了:
「現場力の教科書」(遠藤功)

  • 早稲田ビジネススクールでの講義録というだけあって、一連の「現場力」著作を集大成した内容になっている。確かに現場力・オペレーションの卓越は競争優位構築の一手段ではあるが、グローバル競争の中では、経営戦略を強化する必要の方が大きいし、オペレーションについては、日本国内の「暗黙知」をいかに海外拠点に移転できるかがカギだろう。その意味で、本書に取り上げられている例がドメスティック企業中心なのが気になった。(評価A-)
「マル上司、バツ上司」(ロバート・サットン)
  • リーダーシップ論、ボス論として秀逸な1冊。上に行けば行くほど自分の欠点に気づかなくなるというのは真理だし、「ピーターの法則」がいうとおりだ。私も結構イケてる上司だと思っているので、自分の中にある「クソ上司」の要素を自覚して、マル上司になれるようにしよう。(評価A+)
「現実を視よ」(柳井正)
  • 「政治嫌い」を自認する柳井氏がよくぞここまで書いた!成長を否定する論調を一刀両断。社会主義政策を進める政府に「喝!」気持ちの良いほど正論だ。問題はこうした「現実」が見えない、見ても見ぬふり、たとえ見えても短期的な利害を取る日本人の多さにある。これ以上の先送りは自殺行為なのに・・・(評価A+)
「マイケル・ポーターの競争戦略」(ジョアン・マグレッタ)
  • ポーターの「本人公認版」競争戦略解説本。リソースベース戦略論、ブルーオーシャン戦略論などからの批判への反論なども含め、ポーターの著作の意味するところが網羅されている。ポーターの競争戦略論が「競争の戦略」出版から30年以上を経過しても古典として生き残っている理由が分かる。(評価A+)
「アイデア・ハンター」(アンディ・ボイントン、ビル・フィッシャー、ウィリアム・ボール)
  • エジソン、ディズニー、ウォルトン、ジョブズなどがなぜ成功したのか?とことん考え抜き、かつ目を大きく開いて世の中を観察するなかでアイデアハントしていたのだというのが、著者たちの結論だ。思い当たる経験は確かにある。(評価A)
購入:
「チーム思考」(グロービス)、「ワールドカップ戦記 飛翔編1984-2002」、「ワールドカップ戦記 波濤編2002-2010」(ともにスポーツ・グラフィック ナンバー編)

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