2013年4月21日日曜日

連勝ストップ。映画「リンカーン」

 F.マリノスの連勝がストップした。点差以上の完敗に見えた。中盤での距離感がイマイチで、かつ俊輔が持ったところへのプレスが効いていたのでパスが回らなかった。アルビレックスの田中やレオシルバのハードワークは敵ながらあっぱれでした。それでも、前半終了間際の兵藤のシュートが決まっていれば、とは思うが・・・まあ気分転換して次頑張りましょう。

「リンカーン」を見た。有名な奴隷解放宣言をいかに憲法修正で担保するか、南北戦争が終結すれば下院の承認が得られない、という中でリーダーはどう考え、行動したか、が描かれている。ダニエル・デイ・ルイスやサリー・フィールド(三谷幸喜が「アメリカの大竹しのぶ」と言っていたが、それにふさわしい演技!)、さらに「宇宙人」トミー・リー・ジョーンズが素晴らしかった。見て良かった!と思う映画だった。

読了:
「殻―脱じり貧の経営―」(高橋伸夫)

  • プロローグで描かれた5つの企業の例(すべてが創作)は、まさにじり貧企業の典型で、そうならないためにどうすべきがが、T型フォードとENIACという二つの事例を通じ解き明かされている。マックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」まで登場しており、哲学的な説明もあるが、結局は「殻」も自分自身の選択という結論。競争優位の源泉を永続するものと考えるのではなく、変化を恐れないことが重要なのだ。(評価A)
「ドラッカー 教養としてのマネジメント」(ジョゼフ・A・マチャレロ、カレン・E・リンクレター)
  • ドラッカーが会社などの組織を通じ「社会生態学」を実践するにあたり、どのような先人に影響を受け思想を形成してきたかが整理されている。その作業を通じ、改めて「リベラルアーツ」としてのマネジメントはどうあるべきかが説かれている。内容が重く・分厚い本なので、久々に3日分の通勤時間を使って読了した。ここでもリンカーンのリーダーシップにページが費やされており、映画を見る上での予習にもなった。(評価A)
「勝利と成功の法則」(日本経済新聞社編)
  • 日経朝刊の「経営書を読む」などのコラムを編集し、「エクセレント・カンパニー」、「ビジョナリー・カンパニー」、「競争の戦略」など長年読まれてきている経営書のエッセンスがまとめられている。それぞれに著名なコンサルタントや大学教授が手引きする形なので、ダイジェストとしてはクオリティが高い。日本人による経営書として唯一「経営戦略不全の論理」が入っていること、Dukeのダン・アリエリー「予想通りに不合理」が選ばれていることが面白かった。(評価A+)
購入:
「トータル・リーダーシップ」(スチュワート・D・フリードマン)、「本当に使える戦略・使えない戦略」(山田修)、「なぜ企業はマーケティング戦略を誤るのか」(野口智雄)

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