2013年5月12日日曜日

5試合ぶり勝利&Jリーグ20年

 F.マリノスはグランパスにアウェーで逆転勝利。栗原・中町2人が出場停止という中で攻守ともに懸念されたがファビオと小椋が頑張って穴を埋めた。アルディージャの連勝がストップしたので、勝ち点差3に縮まった。ちなみにこれでJリーグでのグランパス戦通算成績で2勝リードになったようだ・・・
 昨日はJリーグ20周年記念イベントがさいたまで行われたのもトピックだ。オリジナル10のうちフリューゲルスは消滅、ジェフ・ヴェルディ・ガンバがJ2に降格、レッズとサンフレッチェも降格・昇格を経験しており、20年間J1にとどまっているのはアントラーズ、F.マリノス、エスパルス、グランパスのみという状況を考えると、それなりに歴史を感じる。この先10年、20年にはどんな「事件」が起き、どんなスーパースターが世界に羽ばたくのだろうか。。。

読了:
「トータル・リーダーシップ」(スチュワート・D・フリードマン)

  • ウォートン校の人気講義の「再現版」。仕事だけでなく、家族・コミュニティ・自分自身を加えた4つの領域で「リーダーシップ」を発揮して人生を充実させよう!というのが趣旨。コミュニティを加えている点などは如何にもアメリカでの講義という感じだが、真にワーク・ライフ・バランスを達成するのには有効なエクササイズだ。(評価A)
「本当に使える経営戦略・使えない経営戦略」(山田修)
  • 6社で社長を経験した著者の体験から欧米の経営戦略論を批判的に論じた1冊。ポーターの戦略論、SWOTなどのフレームワークの問題点、特に日本の中小企業においてそのまま適用することの問題などはその通りと納得する。惜しむらくは誤植の多さ。G.ハメルが数か所ハミルになっていたり、Managementのミススペルが見逃されていたりしている。(評価A-)
「経営センスの論理」(楠木建)
  • 「ストーリーとしての競争戦略」で知られた著書の新刊。世の中で流行っているスキルアップでは優れた戦略は生まれない。センスの問題であるという著者の指摘は、競合の動きを追いかける事が「戦略」となっている多くの企業経営者には耳が痛いところだろう。本書の前半は今年の戦略書でベスト3には間違いなく入る内容だ。ただ、本書の後半、「日本の論理」の章におけるオリンピックと戦略の記述は、著者本人も認めているようにこじつけ感が強く必要だったのか疑問だ。その分マイナス。(評価A)
「経営戦略論入門」(波頭亮)
  • テイラーからはじまる戦略論の歴史は三谷宏治氏の「経営戦略全史」とオーバーラップする内容。新書ということでコンパクトにならざるを得なかったのだろうが、4分類はMECEか疑問で残念。後半、現在の戦略課題に関する記述にシフトしているが、いわゆる日本的経営について年功序列を廃した上で終身雇用を残すべきという著者の主張は現実的でないだろう。(評価B)
購入:
「集合知とは何か」(西垣通)、「リスクとの遭遇」(植村修一)

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