2014年4月20日日曜日

ACL予選リーグ突破の可能性は残ったが・・・。Fuqua Thursday!

ミッドウィークのACL全北現代戦は齋藤の2ゴール(特に1点目は素晴らしかった!ゴラッソ!)で逆転勝ち。これで4チームが同勝ち点(2勝1分2敗)で並ぶという珍しい展開になったが、得失点差で相変わらずF.マリノスは最下位。試合前同様予選リーグ突破は最終節アウェーで昨年のACL王者広州恒大に勝つ以外に道がない。残念だが実際に突破できる確率は低いと言わざるを得ない。頑張って欲しいが、現実的な選択を行い(J1重視)、以降のリーグ戦への反動・悪影響を最小限にするという方策をすべきではないか。果たして監督の戦略は?

今節のレイソル戦はスコアレスドロー。昨年未勝利だったここ5戦の相手に対し今回も0勝2分3敗で、順位をじわじわと下げている。次節は今季2度目の生観戦。ホーム2連敗中かつ生観戦2連敗中という悪い流れを断ち切ってもらいたい。俊輔が復調してきていることと、淳吾が戻ってきたのが好材料だ。

先週木曜日は久々にFuqua(ビジネススクール)の同窓会があった。世界各地で一斉にFuqua Thursday(本来はFuqua FridayなのだがEasterで金曜日が休講なので木曜日になったとか)という「飲み会」を行うというユニークな催しだった。在学生や今年入学予定者まで集まってキャンパスやDurhamの話をするうち、改めて「再来年のReunionに絶対行こう」と決意を新たにした。

読了:
「まだ誰も解けていない 科学の未解決問題」(竹内薫)

  • 「ソファ問題」から「リーマン予想」、「不確定性原理」、「超ひも理論」など12の未解決問題について解説されている。量子物理学や数学の世界だけにそうした問題があるのではなく、うなぎはどこで生まれるのか、麻酔はなぜ効くのかも未解決というのは改めて知った。科学発展の余地がまだまだ大きい事を再認識した。記述も分かり易い。(評価A)
「原発敗戦」(船橋洋一)
  • 福島第一原発の事故対応、特に政府・東電本社のそれが第二次大戦で日本を敗戦に導いたのと同様の問題であることが理解できる。吉田氏、増田氏という2人の現場責任者がいなかったら本当にワーストケースシナリオまで至ったのではないか、と背筋が寒くなった。ワーストケースシナリオを作れず、歴史から学べない日本で、今後原発を再稼働して大丈夫なのか不安になる。(評価A)
「記者たちは海に向かった」(門田隆将)
  • 自らの命を犠牲に他人を助けた記者、救えなかったことが大きなトラウマとして残る記者、新聞発行の危機に直面した本社。「死の淵を見た男」の著者による福島民友新聞を巡る3.11のアナザーストーリー。前作「狼の牙を抜け」同様、多くの関係者へのインタビューを通じて構成されているので、現実が目の前で再現されるくらいの臨場感があった。(評価A+)
「ウェブとはすなわち現実世界の未来図である」(小林弘人)
  • 雑誌ワイアード日本版発刊に携わり、その後も「フリー」、「シェア」、「パブリック」というベストセラーの日本語訳・解説を手掛けた著者による社会論。ネットが現実世界に先行するという著者の主張の背景・意義をきちんと理解する指導者がいない日本では益々ガラパゴス化が進行するのではないか、と危機感を強めた。(評価A)
「ビジネスモデルの教科書」(今枝昌宏)
  • 「ビジネスモデル・ジェネレーション」のフレームワークをベースに、どの要素の差別化を出発点に他の要素をいかに構成しモデル化するか、という考え方で31のビジネスモデルが整理され、それぞれの特徴・落とし穴などが解説されている。ただ、「グローバル化」や「ソリューション」、「デファクト・スタンダード」、「ブルー・オーシャン」が果たしてビジネスモデルと言えるかは疑問。類書である「ビジネスモデル・イノベーション」(ラリー・キーリーほか)の方が実戦的だろう。(評価B+)
購入:
「真実を見抜く分析力」(トーマス・H・ダベンポート)、「独裁力」(木谷哲夫)、「世界で一番大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー」(ジョン・マッキー、ラジェンドラ・シソーディア)

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