2014年7月12日土曜日

3度目の決勝 ドイツ対アルゼンチン

ブラジルW杯もいよいよ決勝。開催国を完膚なきまでに叩きのめしたドイツとオランダとの「神経戦」に勝ったアルゼンチンという86年、90年に次ぐ3度目の顔合わせになった。これまでのジンクスからするとアルゼンチンということになるのだが、今回のドイツは南米開催のハンディキャップを乗り越える可能性を持つチームだ。日程的にも有利だし、アルゼンチンは準決勝のような耐える形からメッシの一発という形でしか勝てそうにない。10戦したらドイツが7~8勝というくらいだろうが、そこは一発勝負。果たして結果はどうなるだろう。

F.マリノスは2か月ぶりの実戦。天皇杯でホンダロックFCと戦った。結果は3対0。ベガルタ、アントラーズ、ヴィッセルがGiant Killingされた中、中澤・俊輔らを温存しての勝利は意義がある。15日にはアウェーのサンフレッチェ戦。ここで勢いをつけて逆襲開始だ!

読了:
「法務の技法」(芦原一郎)
  • 普段仕事を一緒にしている著者から「べた褒め」を要求されているが、それを抜きにしても内容のある1冊と評価する。法務という切り口から「小技」のあれこれが紹介されているが、仕事の進め方はどうすべきか、実践的なリスクマネジメントのあり方とは、「困ったちゃん」顧客の対応方法とは、といった観点から整理できるノウハウ集にもなっている。最後に芦原さんの小説家としての才能にも座布団1枚!(評価A+)
「ビジネスゲームセオリー」(御立尚資、柳川範之)
  • 経営戦略とゲーム理論。コンサルタントと東大教授の経済学者とのやり取りを通じ、実際の戦略をゲーム理論ではどのように説明できるか明らかになっている。囚人のジレンマとかナッシュ均衡とかお馴染みの言葉はあるが、1対1の戦いが主として扱われるゲーム理論がどこまで実践に役立つだろうと疑問があったが、1社の行動をどう規定するかという観点でみれば有効だと再認識した。(評価A)
「職場の人間科学」(ベン・ウェイバー)
  • ビッグデータは職場の活性化、生産性向上にも活用できる。人間の行動を測定し、分析することを通じ、非公式な職場内コミュニケーションの重要性が証明できるという著者らのアプローチはアメリカにおいては勿論、日本企業であっても有効だろう。日本企業での勤務経験があるためか、日本企業の事例が多い。(評価A)
「経営参謀」(稲田将人)
  • 前作「戦略参謀」同様に小説の形を通じ、企業改革を阻む「憑き物」とは何か、どう戦うべきかが語られている。本書では加えて購買活動を捉えるRVAPSや、「価格」・「利便性」・「何か楽しいもの」という差別化の3要素といったフレームワークも紹介されているので、B-to-Cマーケティングの観点でも使える内容になっている。(評価A)

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